「女性が社会で働き続けるために必要なことはなんだと思いますか?」
考えましたでしょうか?
この問題に関して、あなたは「女性」のつもりで考えましたか?
それとも「男性」のつもりで考えましたか?
おそらく、多くの人が現在の自分の性別の立場から考えたのではないでしょうか。
このように、物事を考える上では、まず無意識に自分の属性や置かれている状況を前提に考えると思います。
女性が問題を考える場合は、「女性」の立場から考え、男性が問題を考える場合は「男性」の立場から考える。
ある意味当然のことでしょう。
(女性なのにもかかわらず、「女性が社会で働き続けるために必要なことはなんだと思いますか?」という問題をとっさに男性の立場から考えた方は、名誉男性か何かなのかもしれません。)
で。
自己愛性人格障害者は、普通の人とは違って特殊な前提のもとで生きています。
それは、「絶対に自分は悪くない」という前提です。
何か問題が起きた場合、それはそれは見事に自分は悪くない、悪いのは○○だという言葉を思いつけるのは、「絶対に自分は悪くない」という前提で生きているからです。
自然に、無意識に、何の疑いもなくそう思えるのは、そういう前提の思考回路が完成されてしまっているからです。
例えば、私が自己愛性人格障害者の前でお茶なんかをこぼしたとします。
そうすると、「何やってるんだ。ボーとしているからだ。俺にかかったじゃないか!どうしてくれる!大体お前はいつも・・・」と罵詈雑言が飛んでくる可能性が高いです。
しかし、自己愛性人格障害者が私の前でお茶をこぼした場合、「ちょっと手が滑った。何?お茶がかかっただと?たいしたことないのに騒ぐな。お前は小さいことにいちいち大げさなんだよ!大体お前はいつも・・・」と、結局罵詈雑言が飛んでくる可能性が高いです。
同じことをしているのに、これだけ反応が違うのは、「絶対に自分は悪くない」という前提があるからです。
「女性が社会で働き続けるために必要なことはなんだと思いますか?」という問いかけに対して、自分の性別を前提に考えるのと同じなのです。そこには0.01秒もかかりませんし、何らの逡巡もありません。
だから彼らの罪を逃れるための言葉は早く出てくるし、その言い訳も真偽含めて豊富なのです。
なお、自己愛性人格障害者が「ひょっとしたら自分も悪いかもしれない・・・」という思考回路を会得するのは至難の業になります。
なにしろ、「絶対に自分は悪くない」という思考回路は、自分の中のマイナス感情をうまく処理できないために会得した堤防のようなものなので、簡単に手放せるはずがありません。
ちなみに、求人情報会社の調査によると、「女性が社会で働き続けるために必要なことはなんだと思いますか?」という問いに関する回答は、女性と企業で以下のように異なるそうです。
女性:
@「夫や家庭の理解や協力」 47%
A「職場の理解や協力」 38%
企業:
@「女性自身の意識の改革」 40%
A「職場の理解や協力」 26%
B「企業の意識改革」 18%
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160909/k10010676831000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_006
企業が、男性の意識改革はあまり必要ないと考えているところが面白いですね。
「男は今まで通りで変わらなくてよし!女は意識改革して仕事も頑張れよ!家事も当然しっかりやって男に迷惑かけるなよ!」ということでしょうか・・・。
おかしくてへそで茶が湧いちゃいますね。
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