今回は白ゆき姫殺人事件という映画に出てくる登場人物についてです。
この中の誰が、自己愛っぽいか…ということを書いてしまうと、映画がつまらなくなってしまうので、見ていない人は是非先にご覧になってみてください。
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白ゆき姫殺人事件に登場する、とある人物の自己愛っぽい言動を取り上げていきたいと思います。
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・人の服の真似をする。
自分が何かしら嫉妬を覚えた時、自己愛性人格障害者は負けたと感じます。
嫉妬を覚えた人の物理的な物(服や靴やバックなど)や知識、口癖、仕草、声などをまねし、もともと自分が持っていた、自分は嫉妬されている方(勝者)という事にしようとします。
この時、その嫉妬の対象である物ものは、必ずしもセンスがいいものとは限りません。
自己愛性人格障害者が周囲の反応を見て、あの人は一目置かれている、信用されている、など自分の脅威だ!と感じ取った時、その人の良い部分は自分のものなのだ、自分は勝者なのだ、という事にしたいため、こういう行動をとります。
普通の人の人生が2時間ドラマのようなものなら、自己愛性人格障害者の人生は一瞬で勝負が決まる相撲のようなスポーツです。
なので、筋書きもなければ登場人物の個性も必要ないんです。
彼らは、自分がいる土俵に入ってきた敵に勝つことしか考えていないのです。
だから、勝つために相手の武器(服、靴、バックなど)や技(知識、口癖、仕草、声など)を盗みます。
普通の人が2時間ドラマのような人生を歩んでいることを知らないので、個性を尊重するなど考えも及びませんし、自分の姿が普通の人から不自然に見えることも分かりません。
だから恥ずかしげもなく真似が出来るのです。
・人の彼氏・彼女をとる。
彼氏や彼女を取られた人が浮かべる、敗北感や嫉妬の表情が大好きなので、このような事をします。
自分は相手より優れた存在だから選ばれたのだ、と優越感に浸ります。
しかし、取った相手の事は特に好きでもないので、取られた人物があまり悔しがらなかったり、他の人に夢中になったりしたらあっさり別れます。
・人が好きなものを壊す。
その人の大事にし、それにより幸せを感じている物を壊し、相手が悲しんでいる姿を見て喜びます。
他人が幸せだと、自分が損しているような気がするので、他人の幸せを物理的・心理的に壊そうとします。
そして、相手が不幸になった分、自分が幸せになった気がします。
特に、自分より劣位(だと勝手に認定している)人が、自分より幸せなのは許せません。
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白ゆき姫殺人事件は、女子にとってはこういうのあるある!という感じの恐ろしいお話でした。
なお、この映画の原作者は湊かなえさんです。
彼女は小説を書くとき、どんな脇役でも履歴書を用意してしまうほど人物の作り込みがしっかりとしているので、この映画の登場人物には、あぁ〜こういう人いるよね〜、と思う感じの人が多いです。
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