どうして被害にあってしまったのでしょうか。
実は、モラハラ被害者は全く悪いところなどないのです。
強いて悪いところを挙げるとすれば、運でしょうか。
モラハラ加害者と出会ってしまったのですから。
でも、モラハラと言うのはターゲットの自己価値観を貶めるハラスメントなので、サイコパスみたいな人じゃないと簡単にマインドコントロールされてしまうと思います。
いや、そりゃ3分では無理ですよ。
出会って3分でモラハラを始めたら、私だったらそいつを殴ってもう2度と会うことはないでしょう。
そうではないのです。
モラハラは、時間をかけて行われるものなのです。
何しろマインドコントロールですから。
まず相手を信用させ、味方のふりをして何度も同じ情報を相手に吹き込み、次第にそれが正しいと思わせていくんです。
嘘でもずーっと言い続けていたら真実に思えてくるのと同じです。
(某国がやっていることを思い出してみてください。)
そして、それは密室で行われます。
物理的な密室ではなく、精神的な密室でも良いのです。
たとえば職場で、人がいっぱいいるにも関わらず、モラハラ加害者としか仕事をさせてもらえない状況などです。
そうして、ターゲットになってしまった人は毎日ジワリジワリと脳を食われていくような感じで、自分自身に対してどんどん不信感を抱いていきます。
なにか少しでもミスをすると、あぁやっぱり自分は飛んでもないダメな奴なんだと、その思いを強固にしてしまうのです。
そこで、大事なのは、自分はマインドコントロールされている、モラハラされているという自覚を持つことです。
自分は他者に人権を侵害されていると気付くことなのです。
そうして怒ることです。
考えても見てください。
人は結構ミスを侵します。
あなたはそれを責めますか?
そんなに責めないでしょ?
でもね。あなたが結構簡単に責められる人がいるんです。
それは自分という人です。
ターゲットの人は、モラハラ加害者にそそのかされて、自分という人を責めてるんです。
そう。モラハラ加害者がやっていることは虐待なんです。
自分を責めさせる虐待。
それは目で見ることができないため、ダメージを自覚しにくいのですが、相当精神を蝕むものです。
たとえば、自分の心の中に小さい子がいるとイメージしてみてください。
その子、あなたに責められてとても悲しそうに泣いています。
いつも、「どうしてこんなにミスばかりするの?」とか「どうしてこんなに何もできないの?」とか責められて。
そう言われるたびに、その子は耳をふさいで「ごめんなさい、ごめんなさい」と叫んでいます。
しかも、その子はあなたと離れることができないので、24時間ずっと責められて苦しいんです。逃げ場がないのです。
思い出してみてください。モラハラ加害者に出会う前は、その子の事をそんなに責めてなかったんじゃないですか?
たまにへまをするかもしれないけど、その子良く笑う良い子だったんじゃないですか?
それを思い出したら、是非その子をギュッと抱きしめて安心させてあげてください。
そして、もう大丈夫だよ、と言ってあげてください。
安心したら、その子はまた笑顔を取り戻し、楽しく遊べるようになります。
そんな風に、抵抗できない人が虐待されていると聞いたらどうしますか?
まず加害者と被害者を離すでしょう。
そして加害者に対して制裁を与えるでしょう。
それでいいんです。
だって被害者は何も悪くないから。
激怒して、そいつとの関わりを絶って良いのです。
そうして、安心していられる環境に変わったら、また以前のように生き生きと生活できるようになるんです。
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密室でした。親の見ていない時にやるんです。
最近老親が攻撃されるようになって、私がされたことを母に話したんですが「知らなかった、気がつかなかった」というばかりです。
まったく気が付かないというのもおかしな話です。
私は心身症の症状も出ていたのに。
わが子が人格障害でも発達障害でも、認めたくないのかなと思います。
問題を軽視・放置した責任は重いです。