なので、依存症から回復するには、本当の自分をさらけ出しても承認してもらえる場所(自助グループ)が必要なのです。
薬物依存症であれば、世界で一か所だけでいいから、安心して「クスリを使いたい」「クスリを使ってしまった」「クスリをやめられない」と言える場所、その気持ちに共感し、受け入れてくれる環境が必要なのです。
しかし、一般社会ではそのような場所はなかなかありません。
「クスリを使ってしまった」なんて言ったら、聞いた人は悲しそうな顔をしたり、罵声をあびせてきたり、ひどいときには暴力をふるってくる人もいるかもしれません。
本人も、そういう反応が返ってくるのは分かっているのでクスリをやっていない人に対しては常に「欺いている」という罪悪感があると言います。
そしてその罪悪感がまたストレスとなり、クスリを使ってしまう誘因となるのです。
だからこそ、同じ薬物依存症同士て構成する自助グループが必要なのです。
「本当はクスリなんて使いたくない、でも使ってしまう」という事をまず受け入れ共感してもらい、その上で「クスリを使いそうになったらどうすればよいのか」等を話し合うには、やっぱり当事者同士で話し合うのが一番なのです。
だから、仲間がいる、自分は一人ではない、本当の自分のままでいてもよい場所なのだ、という感覚は、回復のプロセスにおいてとても大切なのです。
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