「脳の酔い」というのは、脳が薬物の影響を受けた状態の事を言います。
この酔いを覚ますことは簡単で、単純に薬物を絶てばいい話です。
大変なのは「心の酔い」を覚ますこと。
なんでも、長い間「気分を変える」物質に酔った状態で生きるのが習慣化すると、自分でも気づかないうちに物の考え方や感じ方に独特の変化が生じてくるのだそうです。
その変化は単純化して表現すると、「自己中心的、ひとりよがり、あるいは周りが見えない考え方、感じ方」になるのだそうです。
例えていえば、「アルコールを摂取して気が大きくなっている状態」。
この世で一番偉いのは自分。一番苦労しているのは自分。周りの人間は馬鹿ばかり…。
こうしたものの考え方が、薬物やアルコールを摂取しているときだけではなく、しらふの時にも持続した状態が「心の酔い」なのだそうです。
依存症の中には、こうした「心の酔い」のために、いつも周囲と自分を比較しては怒りと嫉妬に悶え、周囲からの評価ばかりを気にして自信過剰(傲慢さ)と自信喪失(自己憐憫)の両極端を激しく行ったりきたりするのだそうです。
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