価格:810円 |
2020年04月25日
ちょうど5年前の阪神戦から、カープは「戦うチーム」に変わった!
広島 岐路となった2015年4月25日 黒田の気迫でチームが変わった
4/25(土) 12:00配信
2球連続のブラッシュボールに激高し阪神・藤浪に詰め寄る広島・黒田(2015年4月25日)
記者席から思わず身を乗り出した。打席からのけ反って尻もちを付いた黒田博樹投手が、マウンドに立つ藤浪晋太郎投手をにらみ付ける。両軍選手、首脳陣がホーム付近に集まり、不穏な空気が流れた。乱闘寸前。投手が打席で魅せた闘志は、長く低迷したカープナインの意識を変えた。
2015年4月25日の広島−阪神戦(マツダスタジアム)。この年、「広島に僕を待ってくれる人がいる。1球の重みを感じられる」と、電撃復帰を決めた黒田が先発した。チームは最下位と低迷。1−1で迎えた二回、1死一塁で打席に立った。バントを試みたが、藤浪の投球が2球続けて頭部付近を襲った。
「自分の体は自分で守らないといけない。それにチームの士気にも関わる。(藤浪の)闘う姿勢も分かるが、負けない気持ちを出した」。試合後、黒田は当該シーンについて、こう説明した。この回に1点を取って勝ち越すと、続く三回にも2点を追加。まさに気迫で奪った勝利だった。
ただ、黒田は対戦の翌日、投げ合った藤浪にもエールを送っている。
「一生懸命、闘う中で起こったこと。次の対戦があれば、思い切って腕を振って投げてくれたらいい。僕は(死球を)頭に当ててしまったことがある。いろんな経験をしてきた。それを乗り越えらないと強くなれない」
そんな言葉通りに、順風満帆な野球人生だったわけではない。エースとして活躍した2000年代前半。市民球場のマウンドに立つと、空席の目立つ客席が見えた。「ファウルボールがスタンドに入っても、誰にも当たらずイスに当たっていた」。当時の主砲だった新井貴浩内野手と2人、口を開けば勝つための方法を探した。広島復帰後は、衰えが見え始めた体で闘った。全盛期は150キロ超の直球とフォークが主体。スタイルの変化に「当然葛藤はあった」という。だが投手である前に、プロとして生きざまを探した。
この一戦を契機に、チームは闘う集団に変貌を遂げた。復帰2年目の2016年には、初めてリーグ優勝を経験した。スタンドを見渡せば客席は、真っ赤に染まっている。新井との抱擁シーンは広島だけではなく、プロ野球ファンの感動を呼んだ。カープは地方球団ではなく「地域球団」と呼ぶ。ファンと共に戦ってきた。この年限りで現役を引退。「常に野球の神様がいると思って投げてきた」という男に、最高のフィナーレが待っていた。
今月の17日にはオンラインで臨時の12球団代表者会議が開かれ、5月中の開幕断念と交流戦の中止を発表された。2005年に始まった交流戦の中止は16年目にして初めてで、試合数削減を含めた大幅な日程の再編も必至。最短で6月中旬以降の開幕になるが、これすら先が見えない。開幕後も当面は無観客での開催になりそうだ。
だからこそ、例年以上に「1球の重み」が感じられるシーズンになるだろう。プロ野球界から元気、勇気を届ける1年にしたい。連覇を狙う巨人に、覇権奪回を誓う広島。戦力を整えた阪神やDeNAも頂点をうかがう。闘志あふれる気迫の対決を楽しみに待ちたい。
あのシーンはドリヨシも鮮明に覚えています。黒田投手のあのアクションは、ただ感情的になった訳ではなかったんですね。チームの士気を第一に考えてした行動でした。まさにプロの舞台は真剣勝負。黒田投手はそれを背中で示してくれたものでした。
この試合、このシーンをきっかけにカープはまさに「戦うチーム」に変わっていきました。2015年は最終戦で敗れて4位に終わりましたが、この屈辱をバネに、翌2016年は25年ぶりのリーグ優勝に輝きました。もし、黒田さんと新井さんがカープに帰ってきていなければ、2016年からリーグ3連覇はなかったのではないかと思います。
今季は試合数も縮小された上で、無観客での開催が検討されています。本文にもありますが、それだけに、1球の重みがより重くなるシーズンになりそうです。カープの選手の皆さんには、改めて「黒田イズム」を胸に戦って欲しいと思います。
ふとんクリーナーのパイオニア[レイコップ公式オンラインストア]
医師として働いていた時“アレルギー症状を根本的に予防できるようにしたい”そんな思いからレイコップが生まれました。
◆日本の生活習慣、ふとん環境におススメ!
・ダニ、ハウスダストが気になる方
・妊婦や小さいお子様がいて寝具に不安な方
・布団干しが重労働と感じる方
・質の高い睡眠にこだわりを持つ方