2020年02月24日
オープン戦@那覇 広島9−8読売 打線好調!13安打9得点も、投手陣に不安残る。
広島、無傷のオープン戦3連勝 安部3ランなどで初回5点 小園、途中出場で1号弾含む3安打2打点
2/24(月) 16:35配信
<巨・広>初回2死一、二塁、サンチェスから3ランを放つ安部(撮影・久冨木 修)
◇オープン戦 広島9―8巨人(2020年2月24日 那覇)
13安打を放った広島が9―8で巨人との打ち合いを制してオープン戦開幕から無傷の3連勝を飾った。
広島は初回、3番・坂倉の三塁打と4番・鈴木誠の犠飛で2点を入れた後、安部が右越え1号3ランを放って一挙5点を先取。3回には西川とピレラの適時打で2点を加え、一時は6点をリードした。その後、徐々に追い上げられたが、8―7で迎えた9回に石原貴、小園の連続二塁打で貴重な追加点を入れ、最後は5番手・岡田が連続四球から失点して1点差まで追い上げられたが逃げ切った。
2年目の小園は途中出場でオープン戦1号ソロを含む3打数3安打2打点の活躍。投手陣では先発の九里が3回3安打2失点(自責1)、3番手の矢崎が1回2安打2失点、4番手・アドゥワが3回6安打3失点だった。
巨人は1イニング限定で先発マウンドに上がった新助っ人のサンチェスが安部の3ランを含む5安打5失点。4番・岡本が3回の犠飛と5回の2点適時二塁打で3打点を挙げる活躍を見せた。9回には連続四球で築いたチャンスに中島の適時打で1点差まで追い上げたが及ばなかった。
今日の試合も打線は好調で、13安打を放ち9得点しました。しかし、投手陣は読売打線に打ち込まれ、課題の残るピッチングになったようです。
まず、打線ですが、1回、読売先発のサンチェス投手を攻め、坂倉選手が右中間を破るタイムリー3ベースを放ち1点を先制。そして鈴木誠也選手のレフトへの犠牲フライで2点目。さらに安部選手がライトスタンドへ3ランを放ち、5点を先制するビッグイニングになりました。坂倉選手のバッティングもいいですね。1軍の第3のキャッチャーになる可能性が高くなってきました。安部選手もバッティングは好調ですね。松山選手が離脱している中、ファーストのレギュラーポジション獲得が濃厚になってきたかなと思います。
3回は読売桜井投手を攻め、西川選手がライト前タイムリーを放ち6−1とすると、新外国人のピレラ選手もレフト前にタイムリーを放ち7−1としました。西川選手は確実性が増しました。打順は3番か5番に固まってきました。ピレラ選手もレギュラー獲得に向けて必死にアピールしています。バッティングも決して大きいのを狙うのではなく、ミートを心がけるアベレージヒッターなので、今後のオープン戦でのバッティングに注目ですね。
7回は読売高田投手から、途中出場の小園選手がライトスタンドへソロホームランを放ち、8−4としました。
さらに9回は読売鍵谷投手から、再び小園選手が右中間を破るタイムリー2ベースを放ち、9−7としました。小園選手は今日は試合途中から出場でしたが、3打数3安打1本塁打の大暴れでした。昨日までのバッティングを見ると、少し粗くなっているかなと思ってましたが、今日は安定したバッティングでした。ショートのポジション争いはさらにし烈になりましたね。ドリヨシ的にはショートは田中広輔選手が入ると思います。なので、小園選手がサードに回る可能性があります。しかし、ピレラ選手も好調ですので、ドリヨシ的には小園選手とピレラ選手の争いになるのかなと思います。ポジション争いはオープン戦終盤まで続きそうですね。
さて、問題は投手陣です。今日の先発は九里投手でしたが、3回を投げて3安打2失点でした。まだ調整段階だと思いますので、そんなに心配はしていません。今日は1回表のカープの攻撃が長かったのもあり、ピッチングの入りが難しかったのもあると思います。
2番手は塹江投手が登板し、4回1イニングを無失点に抑えました。そろそろ塹江投手には出て来て欲しいピッチャーです。左腕から投げる150キロのストレートは魅力です。中村恭平投手、高橋樹也投手と共に、中継ぎレフティートリオを作って欲しいですね。
3番手は矢崎投手が登板しました。5回1イニングを投げましたが、2安打2失点でした。登板の度に失点を重ねています。このままでは1軍帯同は難しいでしょう。
4番手はアドゥワ投手が登板しました。6回から3イニングを投げましたが、6安打3失点でした。アドゥワ投手もピリッとしません。一つの壁にぶち当たっているような感じです。先発ローテーション入りが期待されていますが、黄色信号が点滅しています。
5番手は岡田投手が登板しました。9回1イニングを投げて、1安打2四球で1失点でした。課題のコントロールがまだ不安定ですね。ここが解決すれば、佐々岡監督の青写真にあるセットアッパーもいけると思いますが…。とにかくコントロールです。次回の登板に期待しましょう。
公式戦開幕まで1ヶ月を切り、実戦が増えて来ます。とにかくカープは投手陣の編成をしっかりさせなくてはなりません。佐々岡監督、横山投手コーチ、澤崎投手コーチも悩むところかもしれません。