
広島松山が元気に早出特守「とことんやる覚悟」
11/4(月) 13:19配信
一塁で早出特守を受ける広島松山竜平外野手(写真左)(撮影・前原淳)
広島秋季キャンプ3日目の4日、松山竜平外野手(34)が早出特守を受けた。初日から3日連続での一塁特守。3日は高ヘッドコーチとマンツーマンで内野全ポジションで1時間超のノックを浴びるなど、参加選手最年長の34歳が元気だ。
今秋キャンプでは一塁守備力の向上をテーマに掲げる。「もっとうまくならないと。足が速い選手が外野を守れる(布陣の)方がいいことは分かっている。せっかく来ているのだから、とことんやる覚悟でいる」。連日早出に参加。5日も当然のように早出組に名前が入っている。
ランチ特打を行い、午後からのローテーション打撃は免除されている。ただ自主的に室内練習場で打ち込む姿も見られる。「若い選手が何かを感じてくれれば」と、中堅からベテランへと立場を変えようとする自覚も芽生える。若手がアピール合戦を繰り広げる中、松山も静かに一塁レギュラーを奪うための準備を進めている。
今季は打撃不振で満足な成績ではなかった松山選手だけに、来季にかける思いは半端ではありませんね。モチベーションもかなり上がっているようです。松山選手の魅力はなんと言っても柔らかいバッティングです。ホームランバッターでは決してありませんが、ライナー勢の鋭い当たりを飛ばす中距離ヒッターだと思っています。
このキャンプは若手選手のお手本としての役割も担っています。松山選手がランチ特打に入った時は、2年目の林選手が松山選手のバッティングフォームを見て勉強していたという情報があります。松山選手自身もチームの牽引役としての自覚もあるようです。
来季は今年の借りを返すべく、大車輪の活躍を期待しています。そして、リーグ優勝、日本一の歓喜の中で、松山選手の素敵な笑顔が見たいですね。