2018年08月10日
18回戦@マツダ 広島3−2中日(延長11回サヨナラ) 菊池選手サヨナラタイムリー!岡田投手8回2失点好投!
広島 延長11回サヨナラ勝ちで今季最多の貯金21 菊池が決めた!
8/9(木) 22:19配信
11回1死一、二塁、右前にサヨナラ打を放った菊池はバンザイ(撮影・岡田 丈靖)
◇セ・リーグ 広島3―2中日(2018年8月9日 マツダ)
広島が延長戦の末、中日に3―2で今季5度目のサヨナラ勝ちを収めて5連勝。貯金を今季最多の21とした。中日は5連敗。
広島は2点を先制された直後の2回、2死二塁から田中の左前適時打で1点を返し、4回には野間、会沢、西川の3連打で同点。2―2で延長戦に突入した。そして迎えた延長11回。1死から代打・新井がしぶとく右前へ運ぶと、代走・上本が二塁盗塁を決め、田中は四球で歩いて1死一、二塁。ここで打席に入った菊池が右前にサヨナラ打を放った。
中日は2回に福田の右翼への二塁打と松井雅の中犠飛で2点を先取したが、最後は6番手・ロドリゲスが力尽きた。
4時間を超える熱戦に終止符を打ったのは菊池選手でした。今夜も全員野球で勝ち取った試合でした。
先発岡田投手は序盤、やや不安定なピッチングで、球が上ずっていました。2回表、中日福田選手のライトへのタイムリー2ベースで先制を許すと、続く松井選手が犠牲フライで2点目を献上しました。
打線は2回裏、田中選手がレフト前へタイムリーで1−2とし、4回裏は西川選手のライト前タイムリーで2−2の同点に追い付きました。
先発岡田投手は3回以降は安定したピッチングを展開し、8回まで5安打2失点と好投しました。7回表に1アウト1、2塁のピンチを招きましたが、中日福田選手をセンターフライ、松井選手を空振り三振に打ち取り、ピンチを脱しました。
両チーム継投に入り、1点を争うゲームになりました。2−2のまま延長戦に突入しました。10回表は3番手にジャクソン投手が登板しました。一軍復帰後初マウンドでしたが、2アウト3塁のピンチを招きましたが、中日大島選手を空振り三振に打ち取り、無失点に抑えました。
11回表は4番手に一岡投手が登板しましたが、1アウト満塁の大ピンチを招きましたが、中日高橋選手を空振り三振。続く荒木選手をライトフライに打ち取り、無失点に抑えました。
延長戦は中日に押される展開でしたが、11回裏、広島はワンチャンスをモノにしました。中日6番手のロドリゲス投手から、1アウト後、代打新井選手がライト前ヒットで出塁。代走に上本選手が入ります。田中選手の打席の時に上本選手が盗塁を成功させて、1アウト2塁と一打サヨナラのチャンスです。田中選手は四球で歩き、1アウト1、2塁とし、打席は菊池選手です。カウント0−1からの2球目を上手く右に打って、打球は1、2塁間を抜けました。上本選手はスタートが良く、3塁を回ってホームに帰ってきます。中日ライトの平田選手も懸命にバックホームしましたが、間一髪上本選手が生還してサヨナラ勝利しました。
菊池選手が決めたのは非常に大きいですね。シーズン前半はバッティングが絶不調で、一体どうなるのかと思いましたが、後半、1試合だけ8番に打順を下げたあたりから、バッティングが好調になってきました。右に打球を飛ばすようになってから良くなってますね。そして、影の立役者は新井選手と上本選手でしょうね。新井選手のサヨナラの突破口となるヒットと、上本選手の走塁は見事だったと思います。
これで広島は5連勝で、貯金は今季最多の21となりました。残念ながら、今日は阪神が勝ちましたので、マジック点灯は明日以降になりました。
さて、明日からはマツダスタジアムで読売との3連戦です。広島の先発は野村投手です。前回はDeNA戦で6回8安打3失点と、勝敗には関係なしでしたが、ゲームを作っています。明日も粘りのピッチングで試合を作って欲しいですね。読売はメルセデス投手です。前回DeNA戦では9回3安打2失点で完投勝利しています。かなり安定したピッチャーなので、打線も攻略に手こずる可能性があります。球数を出来るだけ多く投げさせて、スタミナを消耗させるなど、粘り強い攻撃を仕掛けるのが一番でしょう。