鬼の首を取ったように、「見抜けなかったあなたが悪い。私は見る目が有ったから結婚後も優しい夫をゲットできた」みたいなことがレスで書き込まれているのを見たりします。
そういうのを見ると、本当に腹が立ちます。
お前らだって、絶対見抜けるわけねぇから。見抜けるとしたらよほど経験ねぇと無理だから。ひょっとしてお前相当”経験”を積んだビッチか?
と、本気で怒りが湧きます。
私も、"経験"は少ない方なので、主人が結婚後豹変しない人だったのは、たまたま運が良かっただけだったと思っています。
新婚当時、初めてマンションで一緒に暮らすことになった日、
「あ、私今日からこの人と二人きりなんだ。何されても他の人には分からないんだ。」と背中がゾクゾクっとしたのを今でも覚えています。
最近読んだ本の中に、言葉というのは、どうしても省略・歪曲・一般化が発生する。その言葉で伝えられない空白の部分を補うのは、私たちの過去の体験(記憶)につなげて理解するしかない、と言うことが書いてありました。
つまり、自己愛性人格障害者による虐待は、やはり経験した人にしか分からないのです。
特にモラハラのような虐待は、加害者の言っていることは普通の人も使うような言葉で、相手を貶めるような言葉でないことが多いので、モラハラを知らない人がそれを聞いた場合、自分の過去の経験から判断するに、被害者の勘違いとか思い込みで片付けられてしまう事が多いのだと思います。
だから前述の掲示板などに悩みを書いたり、友人に相談したとしても、「勘違い」だとか「あなたにも原因があるんじゃない?」などと言われ、二次被害に遭いもっと傷ついてしまうのだと思います。
ちなみに最近読んだ本というのは、NLP(Neuro(神経)、Linguistic(言語)、Programming(プログラミング))に関する本です。
NLPというのは言語学と心理学を効果的に組み合わせた実践手法なのだそうです。
「N=五感=体験」と「L=言葉」が「P=プログラム」を作ると考え、ネガティブなプログラムを書き換えたり、幸せになるために必要なプログラムをインストールしたりする手法を提供してくれます。
しかし、NLPの創始者たちがお互いを訴えあう泥沼裁判をしているという話を聞いていたので、「結局NLP役に立ってないじゃん」と今までは敬遠していました。
でも、結構色々な本で名前が出てきたりして気になったので「マンガだったら概要だけちゃちゃっと知ることが出来るだろう」と思い、以下の本を買いました。
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そして読んでみたら、ビックリしました。
まず、これマンガが少ない。
解説の間にちょっとあるくらいで、全編マンガでやさしくわかり、まぁ1時間くらいで読めるだろうと想定していたのを見事に裏切られました。
あと、書いてあることが割と良いのにビックリしました。
NLPはアメリカで有名なセラピストのセラピー方法を研究して作られていったこともあり、相手と上手くコミュニケーションを取るには、相手といい関係を築くには、という事が書かれているので学んでおいて損はないと思いました。
(これを無意識に悪用しているのが自己愛なんだろうなぁ、と納得もしました。)
時間に余裕が出きたら、本格的にNLPのことを勉強しようかな、と思います。
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NLPは、怪しいのかな?と思っていたのですが、少なくとも私が読んだ本の著者が言っていることは納得できるものでした。
特に、
「私たちが誰かの言葉を深く受け入れるのは、自分が尊重されていると感じている時」
「人間は正しいと頭(意識)で分かっていても、危険だと身体(無意識)で感じていたら受け入れられない」
「決定権を相手に渡して安全・安心を提供することが重要」
などの部分はコミュニケーションを考える上で非常に参考になりました。
また、この「安心・安全」が大事という概念は、「Googleが発見した、最も成功しているチームに共通する5つの特性」という記事の内容にもあっていると思いました。
https://www.lifehacker.jp/2017/08/170817_successteam_5traits.html
なんでも、この記事によると生産性の高いチームには、「心理的安全性」があるそうなのです。
確かに、職場における自分の言動や行動が、逐一監視され、批判の対象となるように感じていたら、クリエイティブな仕事なんてできないですよね。
心理的安全性があるチームと言うのは、チーム内のコミュニケーションが取りやすく、結果それが生産性の向上に繋がっているんだろうな、と納得しました。
>不幸になるためのようなプログラムは削除して良かった。親たちや姉は不幸だなと思います。
そうですね。
自分に入っているプログラムが自分を不幸にしている、と気付けたことが良かったですよね。
だいたい、家庭環境によってプリインストールされているようなプログラムは、それに対して疑問を抱くことなどまずないと思うのです。
気付けない人は、一生悪いプログラムに左右された人生を送ることになるんでしょうね…。
私は30歳ごろまで生きづらさに悩んで、アダルトチルドレンに関する本を読んだり自助グループに参加したりして、考え方とか物事の受け止め方を入れ替えた経験があります。NLPというのは初めて聞きましたが、私の経験と似ています。
「自分だけ幸せになるのはいけない」という考え方を削除して「私は自分の幸せを一番に考えていい、考えるべき」という新しいプログラムをインストールする感じです。
今は生きやすいし、自分自身に強さを感じます。何のために生きているかと問われれば、幸せになるためだと自然に答えるだろうと思います。
不幸になるためのようなプログラムは削除して良かった。親たちや姉は不幸だなと思います。