(ターゲットをトイレットペーパーレベルと考える件については「自己愛性人格障害の共感性がないとは」を参照してください。)
私にだって嫌いな人はいます。
しかしいくら嫌いで目障りだなと思っても、そして尚且つその人が何をしても反撃しないと分かっていても、その人の事をトイレットペーパーのように扱う事は出来ません。
しかし、自己愛性人格障害者の場合、一度ターゲットだと認識すると、もうその人に人権などはなく、何をしても良いものとみなす事ができるのです。
なぜ彼らは本気で他人(主にターゲット)をトイレットペーパーのように扱う事ができるのでしょうか。
それには主に2つの原因があります。
@トイレットペーパーとして扱われていた人間が身近に居た
これは、大抵の場合父親が母親の事をトイレットペーパーのように扱っていたため、子供の頃から世の中にはトイレットペーパーと見なして良い人間がいるという事を学習してしまったケースです。
親というこの世界のルールを教えてくれる人が、どちらか一方をトイレットペーパーのように扱っていたら、「あぁ、あれは人間として扱わなくて良いんだな。自分の好きなように虐めてボロボロにして良いんだな。」と学習してしまうのは当然でしょう。
だからトイレットペーパーレベルの人間は自分より格下で人権がないと本気で思う事が出来るのです。
そこにはなんの疑いもありません。
私たちがトイレットペーパーを見て、「トイレットペーパーだな。」と思うように、自己愛性人格障害者はターゲットを見て、「トイレットペーパーだな。」と思う事が出来るのです。
A自己価値観のバブルが起きている
これは、主に過保護に育てられたために自分というものが分かっていない事に起因します。
大事に大事に過保護に育てられた場合、自分はものすごく素晴らしい人間だという自己価値観のバブルが発生してしまいます。
しかし、あくまでもバブルであり現実に即した値ではないため心の奥底には「ひょっとしたら自分はものすごい人間ではなくとんでもない下等な人間なのかもしれない」という不安があるのです。
その不安を払拭するため、彼らは自分より格下の人間をでっち上げます。
こいつらよりはマシだと思い、やはり自分は素晴らしい人間だという妄想を補強するためです。
そして自分より格下だと認定した相手は何をしても構わないと思うのです。
(店員さんに横柄な態度を取る、などもこういう心理からです。)
そしてターゲットとして認定したトイレットペーパーレベルの人間には、自分のマイナス面をひたすらなすり付け、自分の不幸は全てターゲットのせいと思い込む事で優秀な自分という幻想を守っているのです。
という事で、お気付きの方もいらっしゃるでしょうが、自己愛性人格障害者になるか否かには親の育て方が大きく影響します。
もし、配偶者が自己愛性人格障害者で、自分が何らかのハラスメントを受けていた場合、子供を自己愛性人格障害にするという負の連鎖を断ち切るためにも何らかの手を打ちましょう。
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