例えば、水虫になったら足が痒くなったり。
インフルエンザになったら、のどが痛くなったり、高熱が出たり。
ウィルス性胃腸炎になったら、嘔吐や下痢があったり。
そして、世の中には症状として周囲を無視したりバカにするような態度をとったり、自己中心的な行動をするようになってしまう病気も存在するのです。
その病気の名前は、ピック病。
ピック病は前頭葉と側頭葉が委縮する病気のため、前頭葉の機能が低下して色々と抑制が出来なくなる病気なのだそうです。
前頭葉が委縮するため、ピック病は症状として人格が変化したり、反社会的な行為が現れます。
今まで温厚だったのに、急に怒りっぽくなるとか。
痴漢をしたり、万引きをしたり、介護している家族に暴力をふるう等、家族は精神的に追い詰められるのだそうです。
さて。
ピック病は前頭葉と側頭葉が委縮するために、このように人格の変化や反社会的な行為が症状として出てきます。
翻って、自己愛性人格障害者ですが、彼らも誰かをいじめて快感を覚えるという反社会的で自分勝手な行為が止められません。
つまり、彼らは前頭葉が弱く自分の言動を抑制できないのです。
側頭葉に問題があるため、快感を得たいという衝動を抑えられないのです。
同じような症状を示すという意味では、ピック病と自己愛性人格障害者は重なる部分があると思います。
ただ、ピック病は脳の病気ですが、自己愛性人格障害者は脳の障害です。
ピック病の場合、病気で機能が失われていきますが、自己愛性人格障害の場合はもともとの機能に問題があるのです。
まともな人間だと思って自己愛性人格障害者と付き合うのはやめておいた方が良いです。彼らは脳の一部が壊れてるんです。
永遠に治らない病気みたいなもんですから、早めに離れることをお勧めします。
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>いつも 学術的な引用とこなれたユーモア表現のいいバランスで、わかりやすく自己愛人格障害を解説していただき、ありがとうございます。
お褒めいただきありがとうございます。
本を読んでも難しい言葉をあまり覚えられないので、私の書く文章はこんな感じになってしまうのかも知れません(笑)
あと、頭の中でいつも変なことを考えていて、それがブログには出てしまうのかも知れませんね。
(だから私は一人が好き。そして一人は自己愛にタゲられやすいという…。)
楽しんでいただけたら幸いです。
>ますます、かかわらない 距離を取るしか、解決できないことがわかりました。
そうですね。
私も自己愛から離れて大分経つので心は回復したのですが、その時調べたことなどで「あ、これ離れなきゃヤバい人たちだ」と実感しました。
今、自己愛から離れられずに苦しんでいる人たちが、距離を置くのが楽になる一助になればなぁと、今でも自己愛の異質性を世界の片隅から発信しています。
>ばんまつりさん、ばんまつりという花が名前の由来とやっとわかりました。
そうですよ!クリスマスローズさんとは植物繋がりですよ!
>ますます、有意義かつ楽しいコメント、期待します。
ありがとうございます。自己愛の記事、これからも出来るだけ更新しますね。
人との関わり合い方の中で 理解し得ない人の存在を知り、目から鱗です。
あんまり真面目で堅い表現にかたよると実生活の中の問題をさぐるには 不適切だし、かといって、ちゃんとした裏付けのないもの、根拠の乏しいものには、薄っぺらさを感じるし、納得できないでしょうね。
ばんまつりさんのコメントは、バランスがよく、本当に役立ちます。
今回も ピック病という病のメカニズムを知ることで、自己愛人格障害がわかりやすくなりました。
自己愛人格障害は普通 病気とは認識されてはいませんが、メカニズム的には、ほぼ病気なんですね。まともを装えたりするため、性格だとか、単にキレやすい感情をコントロールできない人という捉え方では、済まない、完治できない、脳の誤作動と思わなければ、ならないんですね。
自己愛人格障害本人もそういうやり方が、ターゲットをコントロールできる、という思想や考えから、行動しているのではなく、脳の指令、つまり本能で行動しているんですね。
ますます、かかわらない 距離を取るしか、解決できないことがわかりました。
ばんまつりさん、ばんまつりという花が名前の由来とやっとわかりました。
ますます、有意義かつ楽しいコメント、期待します。
クリスマスローズ