2017年09月14日
150年前に考え製造されたからくり人形に感動
1か月くらい前に、テレビ番組で150年前に製造されたからくり人形について放送されていた。
そのひとつが大英博物館にも所蔵されているとのことだった。
国内にも何体か現存しているものがあり、伝承をしている方がいる中で、実際動いているものを見て、
科学技術が現在のように発展していない150年も前に、あのような繊細で高度な動きをする
からくり人形を考えだした当時の技術レベルの高さに驚嘆し感動した。
からくり人形でも有名なものに、
「茶運び人形」「弓曳童子」「文字書人形」などが現存し、実際の動きをみてすごいと思った。
それらを考え製造したのは田中久重という人で現在の東芝の創始者であることに二度びっくりした。
田中久重はからくり人形だけでなく、彼の最高傑作に万年時計というのもあり、
現在の技術者100人が数か月かけて現在の工業技術を駆使して復元したというが、
歯車やしかけを考えた高度な技術に現代の技術者でも驚嘆した内容だった。
日本は鉱物資源に乏しい国だが高い技術力を背景とした経済力によって世界諸国の中でも国の地位を維持している。
その証が5円玉の穴の周りに歯車の模様を施していいる理由だという。
万年時計の動画はYoutubeで以下のアドレスで見れる。
https://www.youtube.com/watch?v=N35jJKJKRl8
しかし、現在の東芝を見ると悲しくなる。
東芝の創始者の田中久重の人間性と高度な技術と現在の東芝の姿勢のあまりの落差に残念さを感じてしまう。
posted by kobu at 00:00| 日本に生まれてよかった