最近となりのトトロを見ていて思ったんですが、サツキちゃんってもろモラハラ被害者になりそうなタイプだと思うんです。
なまじ、いい両親に恵まれてしまったため、人の悪意に鈍感で面倒見の良い頑張り屋さん。
何か言われてもひたすら耐えて頑張ってしまいそう…。
そう考えてみると、プリキュアの主人公やディズニーのプリンセスなんかもみんなモラハラ被害者になりそうな性格が多いです。
そう。
モラハラ被害者って言うのはみんないい人なんですよね。
自分が頑張ればいつか報われる日が来る、なんて夢見てしまうような。
そして、そういう女の子が主人公の物語というのは大概、頑張って努力した結果かっこいい王子様と結ばれる、なんていうストーリーなんですよね。
それを鵜呑みにしてしまい人生の金科玉条としてしまうと立派なモラハラ被害者候補の出来上がりです。
しかもモラハラ加害者というのは外面が良いですから、もしモラハラ被害者が窮状を訴えても周囲は被害者のワガママのように捉えることが少なくありません。
それはモラハラ被害者にとってとても耐えられないことです。
だって自分は頑張り屋さんで優しく面倒見の良い誰からも愛されるプリンセスでありたいわけですから。
でも、それでは自分が辛いだけなんです。
モラハラ被害者になったら自分で自分を救うしかないんです。
プリンセスだと周りに思わせていた自分は実はイヤなものはイヤと言いたいし、他人のために我慢なんてしたくないし、ワガママも言いたいというごく普通の一般人なのです。
王子様だと周りに思わせていた相手は、自分が気持ちよくなる事しか考える事が出来ないという人格障害者なんです。
だから、「女の子はかっこいい王子様と結婚して幸せに暮らしましたとさ。チャンチャン」、のあとに、その女の子がもっと幸せになるようにストーリーを付け足したって良い訳です。
例えば、「しかし、かっこいい王子様だと思っていた相手は魔法使いで、自分の事をよく見せる魔法をみんなにかけていたのでした。女の子はそれを見破り、その魔法使いを倒し、その後は戦士として王国を守るために戦いしました。」みたいな感じです。
モラハラの被害にあい、そこから逃げたければ、もうプリンセスはやめて戦士なんかにジョブチェンジしたほうが良いのです。
(モラハラから逃げ切れたら、戦士からまたプリンセスに転職も良いかもしれませんけどね。)
まぁ、モラハラにさえあわなければ、一生プリンセスとして生きる事も可能だと思います。
というか、世の中の多くの女性はプリンセスのまま生涯を終える事が可能でしょう。
でもその場合自分の中にある別の側面を一生表に出す事もなく終わってしまうと思います。
実は戦士のような部分を出して生きる方が楽だったなど、モラハラに合うという事は使いようによっては人生観を変え、今後の人生をより快適なものにできるという可能性がなきにしもあらずです。
そうは言ってもモラハラに合わない方が99%良いに決まってますが。
本当、ナウシカもラピュタのシータもハウルの動く城のソフィーも魔女の宅急便のキキも、出会った男がモラハラするようなやつだったらボロボロにされそうですね。
だからモラハラ被害者になりたくない場合の目指すべき方向性は、もののけ姫のエボシ御前とか、ナウシカのクシャナ殿下とか、ラピュタのドーラとか、魔女の宅急便のニシンのパイが嫌いな娘とか、ですね。
イヤなものはイヤと言い、自分のやりたい事をやりましょう。
一度きりの、“自分の"人生なんですから。
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