依存症というのはアルコールや薬物や買い物などでもあるように、基本的に自分が気持ち良くなる行為に対して依存してしまう症状の事です。
確かに、怒りの感情を持った時に大きな声を出したり相手を殴ったりけったすれば気持ちが良いですよね。(※私は殴ったりけったりはしませんが。あくまでも一般論ですよ。あくまでも。)
周りもそういう行為で自分の言う事に従うのであれば、「怒り」≒「自分にとってメリットのある感情」という事で怒りという感情を持つことに対するブレーキがどんどん減っていくんだと思います。
些細なことで店にクレームをつけるクレーマーという人たちがいるじゃないですか。
例えば、300円引きのクーポンを持ってお店に行ったのに、300円引きになっていなかった、などのケースです。
そういう時、「300円でここまで言うか?」というくらいクレーマーたちは嬉々としてクレームを入れます。
「社員教育がなっていない」とか「菓子折りもって謝りに来い」とか「全額タダにしろ」とか。
絶対に言い返せない相手に対して、思いっきり批判したり馬騰したり出来る機会を得たわけですから、ここぞとばかりに怒りを発散させ、気持ちよくなっているわけです。
本当に依存症ですよね。
セクハラとかパワハラとかと同じようなものだと思います。
(まぁ、もともと現役時代セクハラとかパワハラとかしていた人が定年退職してクレーマーにジョブチェンジしているのかもしれませんが。)
で、今、有名人のSNSへの誹謗中傷が問題になっているじゃないですか。
これも同じだと思うんですよね。
有名人の、大して問題でもないような発言にかみついて批判することで、自分の怒りを発散し気持ち良くなっていると思うんですよね。
特にSNSでは自分の発言に「いいね!」などがもらえるので、怒りを発散すると同時に承認欲求も満たせますしね。
しかも、最近それがどんどんエスカレートしていると思うんですよ。
被害者を自殺に追い込むまでに。
多分、ゲーム感覚で誹謗中傷する人が増えているのに加え、誹謗中傷の内容も酷くなっているからかもしれませんね。(依存症の人はより強い刺激を求めますから。)
でも、これって結局誹謗中傷している人も自分自身を痛めつけてると思いますよ。
「怒り」という感情は麻薬と同じで一時的に気持ちよくなれますが、「悪口は自分自身を痛めつける」という記事にも書きましたが、「人の悪口をよく言う」人も冠動脈疾患のリスクが高まるって言いますし。
まぁ、冠動脈疾患にはならずとも、SNSでの誹謗中傷癖はそのうちリアルな自分の感情や言動にも現れてくると思うんですよ。
以前に比べて、他人に対して怒りやすくなったな、とか、些細な事でイラっとするようになったな、と思ったら要注意なんじゃないかと思います。
「怒り」や「悪口」というのはネガティブなものです。
そういうネガティブな事しか言わない、興味ない人からはどんどん人が離れていくと思いますし、何しろ悪口を言っているときの自分の顔ってそれはそれは醜いですよ。
「怒り」は依存します。
どうかお気を付けください。
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