2018年04月29日
病気や寿命と食生活に大きな関係あり
食生活と寿命や病気には大きな相関関係があると経験や周囲の人たちを見たり聞いたりしていて思う。
当然、発がん性のある物質を含む食品を食べ続けたり、食生活に偏りがあったりすれば、
いくら遺伝的に強い体質でもいろいろな病気にかかりやすくなるのは当然であるといえる。
私の身の回りの高齢者を見渡すと、または長命した人を見ると、多くの長寿者に共通点があるように思う。
それは食生活として食べ物の好き嫌いが少ないことと、粗食が習慣になっていること、
酒を飲む習慣がほとんどないことだ。
それと、いとこや近所で90歳を過ぎて亡くなった人を見ると、
現代の60歳代のように高血圧と糖尿や心臓病など複合したいろいろな病気を持って亡くなるのではなく、
何かの病気一つが悪化し、老衰のような形で亡くなることが多いように見受けられる。
特に日本の場合、女性高齢者が男性高齢者よりも平均で7歳長生きしているが
これは性差だけの違いだけでなく、80歳以上の女性高齢者のほとんどが
酒を飲む習慣も少なく、たばこを吸う人は少ないことも長寿の要因として考えられる。
それと長寿者に共通している体型として肥満者が極端に少なく、ほとんどの人がやせている体型である。
先日、あるニュース記事で体に悪い食べ物として、精製した砂糖や白く精米したお米や炭水化物、
バターなどの油脂類、赤身の肉類が挙げられていた。
人が生きる上で体内では合成できないたんぱく質の材料として必須アミノ酸があるが、
これは動物肉に含まれているが魚類や大豆などの穀物にも多く含まれているため、
牛や豚肉などの肉類を多く食べるより、DHAやEPAを含んだ魚や貝類、海藻類を食べることは健康によいと
考えられる。最近は魚類由来の健康食品でDHAやEPAが注目を浴びている。
先日のニュース記事で北海道大学の遺伝病研究所が、統計的に知られた肥満者が膵臓がんなどの癌になりやすいことの原因をあきらかにした。
それによると、「「がん予備軍の細胞」は、その細胞内のミトコンドリアの機能が低下し、体外に排除されやすくなる。しかし、脂肪が増えると、ミトコンドリアの機能が低下せず、体外に排除されにくくなることを確認した。」
とのことで、体に脂肪がありすぎると癌になりやすいことがわかった。
どうして肥満になるのかといえば、エネルギーの消費以上に炭水化物などを食べすぎるために、
余ったエネルギー源が体に脂肪として蓄えられることが、太る原因であることは多くの人が知っていよう。
体に脂肪が多ければ、血液にも血管内にも脂肪が多くなり、がん以外に高血圧や心臓病、
脳梗塞など、高脂血症による心筋梗塞や脳梗塞のリスク、糖尿病などのリスクを高めることは多くの人が知るところだが、
近年の研究で癌になりやすいことも判明し、いかに精製したコメなどの食品や甘い食べ物を多く食べる
炭水化物の多い食事、動物性脂肪の多く食べる習慣が体に悪いかはほぼ明らかになったといえる。
我が国でも近年、肥満防止の重要性の啓発を行っているが、肥満が引き金になる病気は多種多様におよび
我々を病苦で苦しめるだけでなく、社会保障費の一つである医療費の負担を増加させ、
国家財政に悪影響をも与えるよくない要因である。
したがって、私もそうだが肥満を解消する実践と努力を日々行う必要がある。
私は週2日のトレーニングルームでの1時間の運動と食事制限を続けている。
また、仕事でもなるべく立つ時間を増やすことを心掛けている。
最近の研究で、肥満はがんになるリスクが高まる科学的根拠が示されたことを受け、
とにかく痩せることに努力をし、食べ物でのダイエットを無理なく継続することと運動を多くする実践することが有効な方法と考えられる。
posted by kobu at 00:00| 食べ物と健康との関係