2018年04月05日
禁煙にメリット有り禁煙外来へ行こう
20年前までは、多くの公共の場所、鉄道駅内でもタバコが吸えたが、
タバコの値段は徐々に高くなり、喫煙に対するその包囲網は着実に進み、
今後、後退することはないだろう。
近年の健康志向が広まり、国内のレンタカー業界も全面禁煙に移行すると大手レンタカー会社が発表した。
もし、禁煙車で喫煙が発覚した場合、休業補償として2万円を徴収すると発表した。
記事へのコメントの多くも、タバコを吸う人までも、タバコ臭いレンタカーには反対で、
レンタカーを全面禁煙することに賛成の意見が過半数であった。
私もタバコ臭いレンタカーには乗りたくないし、エアコンつけると更にタバコ臭さに不快感を感じる。
レンタカー業界では健康志向の高まりをうけとあったが、喫煙は様々な癌のリスクを高めることは医学的に明白である。
日本人の死因を調べると、
1位 ガン
2位 心臓疾患
3位 肺炎
4位 脳血管疾患
5位 老衰
7位 COPD(肺気腫や気管支炎)
であることが疫学調査で知られている。
では1位のガンの部位別内訳をみると、
1位 肺がんで25%
2位 胃がんで15%
3位 胆のう、胆管がんで10%
それ以下は大腸がんをはじめあらゆるがんが数%づつで占められている。
上記のデータを見ると、肺や消化器に関係した癌や疾患での死亡率が多くを占める。
最近、世間では喫煙者に対する風当たりが強くなり、ある職場では喫煙後にエレベーターにのるには
45分経ないとだめだとする社内ルールをつくった。
ハンバーガーなどファーストフード店も軒並み全席禁煙。
役所などでは職務中の喫煙禁止などのところもでている。
近年は臨床のデータから喫煙が肺がんや肺気腫など、肺に起因する疾患に大きく関係していることが明らかだといえそうだ。
喫煙などの生活習慣以外に遺伝も関係していることも明らかだ。
いとこに肺気腫になり数年経過した人がいるが、肺気腫になるとどうなるか、
それは一口で言うと働けなくなる。
服を着替えるだけで、息切れするし、ましてや100mを歩くことさえ息が切れて難しい。
そのような人はもはや働くことは無理である。
したがって、いとこは5年前に仕事をやめて、今は生活保護で生活している。
生活保護になると、自家用車を所有することは許されない。
したがって、毎日、部屋に閉じこもり、テレビかラジオを聞いて生きているだけである。
人生に希望も何も感じない中で孤独死を待つだけだ。
そんないとこを先日、ドライブに誘い、海を見にいった。
いとこが言うには、肺気腫後に自宅から300mほどの病院に月に1度通う以外にどこにも行ったことがない
ここ5年ということで、海に行くまでの2時間のドライブの中で、景色を見て、
帰った後は、本当に楽しかったと感謝された。
肺気腫でもこんなに大変なのだ。
がん患者にも酷な言い方をすれば、がんの治療には膨大なお金がかかることは、
昨年、いとこの姉が乳がんで2年治療後に亡くなって知ることとなった。
このように、日本国民がガンや慢性疾患、脳梗塞などで障がい者になることは、
日本の財政に大きな悪影響を与えているのだ。
ガンや慢性疾患になって本人が苦しい思いをするだけでなく、間接的に他人にも迷惑をかけることになる。
私が言いたいことは、そのように医療費がかさむような病気になるのは、
本人の生活習慣が大きく関係していることを自覚し、生活習慣を改める必要があるということだ。
例えば、肺がんや肺気腫にリスクを高める喫煙をやめるとか、
心疾患の原因である肥満防止のために過食や飲酒はなるべく控える生活にするとか、
確かに禁煙経験者の私からしても、たばこをやめることはつらい、
しかしその悪習慣を続けると健康のリスクが格段に高まることを知って、
健康でいる努力が必要ではと私は思う。
努力しない自己中な人の言い訳としてよく聞くのが、
なるならないは本人の体質と体の強弱だし、努力は関係ないという。
なら、医者などのほとんどがたばこを吸わないし、暴飲暴食はしないのはなぜか、
規則正しい生活の中で、体に悪い食べ物を食べないのはなぜかを考えてみる必要がある。
私も健康サイトを立ち上げている以上、健康でいるために生活習慣は気を付け、
あれだけ長く吸って好きだったたばこをやめ、酒はほとんど飲まず。
健康な食品を選定して飲食している。
禁煙して3年半になるが、ほんと禁煙してよかったとつくづく思うこの頃だ。
喫煙は肺がん、肺気腫、心筋梗塞、脳こうそく、消化器がんのリスクを高めることは最近の研究で明らかなことだ。
私は何度も自分で禁煙にチャレンジしたがだめで、最後は禁煙外来で禁煙に成功した。
タバコをやめたいなら禁煙外来は今では保険がきくのでお勧めだ。
posted by kobu at 00:00| 禁煙成功体験と離脱症状