2018年04月02日
今のところ観光立国戦略は成功中
日本政府観光局の2018年1月と2月の訪日客数のデータを見ると、
1月も2月も昨年同月と比べ、20%程度訪日客が増加した。
訪日客が増えた国籍を見ると、韓国、中国、ロシア、インドネシア、ベトナム、
オーストラリア、アメリカ、フランスなどであり、ほとんどの国で増加した。
特に伸び率が高かったのは、韓国、中国、ロシア、ベトナムであった。
ロシアが増えた理由はビザ緩和措置を行ったためのようだ。
その中でも、韓国は月80万人程度と前年同月比25%も増加した。
不思議に思うのは、韓国の世論調査で8割近い韓国人が
あれだけ日本が嫌いといいながら、好き好んで日本旅行にいそしむことだ。
日本の国土面積は37万平方キロと韓国の10万平方キロの4倍近い。
地方でも自然や歴史建造物で魅力的な見どころが多く、食べ物も多種多彩である。
私は日本人としても、日本にはおいしい食べ物が満載であり、すべてを征服することは
経済的、時間的余裕があっても難しいと感じる。
なぜなら、おいしい店や名勝が多すぎるからだ。
これも、日本のソフトパワーの一部になっている。
今年の1月2月の訪日外国人数は昨年同月と比べ20%程度増加だから、
単純に予想すると、昨年が2800万人だから、今年は3400万人になるかもしれない。
中国人観光客の多くが、爆買は少なくなったものの、ドラックストアでの日本の薬の売れ行きは今なお好調で、
化粧品類、紙おむつ類も同様の傾向は未だに変わらないという。
韓国人や中国人がいくら反日教育を受けようとも、日本のソフトパワーは確実に彼らの感情をそぐ方向に動いている。
ごり押しのハードパワーには拒絶反応が生じやすいが、ソフトパワーでじわりじわりとやってゆこう。
今年は日本での観光収入が5兆円を上回るかな。