何かあった場合、相手のこと、相手の気持ちを自動的に考えてしまうのです。
「あ、この人今辛いんじゃないかな」
「これを言ったらこの人傷つくだろうな」
「忙しいけどないがしろにしたらこの人可哀そうだからちゃんと接しないと」
なんで相手にここまで気を遣うかと言うと、相手が傷つくと自分も傷つくからです。
相手の心の痛みで自分も痛くなってしまうからです。
相手が傷つくくらいなら自分が傷ついた方がましだとさえ思ってしまいます。
でも、そんな共感性の強い人を利用する人がこの世の中にはいるんです。
「あ、こいつ何か頼んでも断らないな」
「こいつ結構ひどいこと言っても怒らないな」
「いじめられても誰にも言わずに我慢する奴だな。」
と言う感じで、共感性の強い人はそれを利用する人の良いカモになることがしばしばあります。
良いカモにならないためにはどうしたらいいか。
それは、自分の中の共感性スイッチをオフにする練習をすればいいのです。
オフにするのは簡単です。
「あ、今私共感性が発動されているな。」とまず意識し、相手の心に寄り添わないようにすればいいのです。
相手に何か言われても、「は?」とか「だから何?」とか「それ私にとって何かメリットあるの?」と、心の中で思ってみるのがコツです。
そして、自分の心の痛みに集中するのです。
今まで共感性を発動していた時が、自分の心と他人の心の間に何もなかったのに対して、共感性をオフにする時は、自分の心の周囲に鉄壁を作り、外部からの侵入を許さないようにする、というイメージです。
自分の心の痛みに敏感になれば、嫌なことも断ることが出来るようになります。
断ることが出来るようになれば、利用しようとしてくる人たちを避けることが出来るようになります。
なお、共感性をオフにしている状態というのは、いじめ加害者がいじめ被害者に接するときの状態だったりします。
また、自己愛性人格障害者や発達障害など、共感性が少ない人たちの気持ちになってみるにも、自分の共感性をオフにしてみるというのは有効です。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
多分、おはぎさんは優しくて心のきれいな方なんだと思います。
でも、その優しくてきれいな心は、万人に公開しない方が良いんだと思います。
それは、インターネットで私の家はここです。遊びにきてください、と言っているのと同じようなものかもしれません。
大多数の人は、「へー楽しそうだね」とか「そんな無防備で大丈夫かな」と思うくらいですが、
人によっては張り切って襲撃してきます。
自分にとって安全で安心できる環境で、自分らしさを思う存分発揮し、
そうでない環境では鎧を付ける、というのが良いのかもしれない、と最近思います。
おっしゃる通り、感情が引きずられて自分でコントロールできなくなってしまうため、フィクションでも悲しい話には触れないように生活しています。
具体的な方法を教えていただき大変勉強になりました。
内容が軽めな話から実践していきたいと思います。
共感性のオフがちゃんと意識できるようになれば、さらに人生は深く鮮やかなものになれると信じています。
ありがとうございました。
>私自身、共感性が高く昔から悩んでいました。最近になってHSPやエンパスという言葉を知りました。
HSPって、ハイパー・センシティブ・パーソンの略ですよね。
ドラマとか見ていても登場人物に感情移入しすぎて辛くなってしまったりするんですよね。
>もうこれ以上いいカモになりたくはありません。
>共感性をオフにできるよう、この方法を習得したいと思います。
逆にドラマなんかを使うのも良いかもしれません。
共感性は無意識に働いているので、可哀そうなシーンなんかの時、「あ、今私共感性スイッチがオンになってる」と分析するんです。
共感性じゃなくて理性の方を働かせるようにすれば、可哀そうなドラマも「そもそも自業自得じゃない?」とか、「あそこで別れる決断をしておけば良かったのに」など冷静に分析することが出来るようになります。
そうすれば、共感性のオン・オフも楽にできるようになるかもしれません。
できれば、自分に優しい気持ちやうれしい気持ちを抱かせてくれるような人に対して共感性はオンにしたいですしね。
なにより大事なのは、「自分は今共感性スイッチがオンになっている」という事を"意識"することですね。
自分の心が痛み、「何とかしてあげたい、助けてあげたい」と思う前に、それ以上相手に共感するのを"意識的に"ストップすることが出来ます。
私自身、共感性が高く昔から悩んでいました。最近になってHSPやエンパスという言葉を知りました。
もうこれ以上いいカモになりたくはありません。
共感性をオフにできるよう、この方法を習得したいと思います。