東京都世田谷区の小田急線車内で乗客10人が刃物で切り付けられるなどして重軽傷を負った事件で、殺人未遂容疑で逮捕された職業不詳対馬悠介容疑者(36)が調べに対し、「乗客を殺せず悔しいが、逃げ惑う姿を見ることができ満足だった」と話していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。
なんでもこの事件の容疑者は大学中退後派遣やアルバイトなどを転々とし、若い時はそれなりにナンパも成功していたようですが30過ぎてから女性ともまともに付き合えないことに相当ストレスが溜まっていたようです。
そういう境遇なので、普段社会から無視されているような自分が電車内で刃物を振り回したことにより、人々から恐れられ逃げられる様子を見るのはさぞかし気持ち良かったんだと思います。
多くの人に影響を与える、これ特に男性にとっては大事なことですからね。
だから男性は支配欲や出世欲が強かったりするんです。
電車内で刃物を振り回すのも、出世競争に精を出すのも、元は同じ欲求から来ているんですね。
また、
捜査関係者によると、対馬容疑者は女子大学生を襲撃した理由について、「若い女の子でピンク色の服を着ていた。勝ち組だと思った」と話しているという。「女性や幸せそうなカップルが憎い」という趣旨の供述もしており、捜査本部は特に女性への恨みがあったとみている。
なのだそうで、この容疑者が典型的なミソジニストであることもうかがえます。
ミソジニー(女性嫌悪)というのはこの本によると、「家父長制的規範と期待に対する違反」であると位置づけ
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女性は女性にコード化されたサービス
注意、愛情、称賛、同情、セックス、子ども(つまりは、人付き合い、家事、生殖、そして感情にかんする労働)。加えて、安息所、養育、安全、安心、快適などの混合的財を男性に提供する義務があり、
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権力、威信、公的認知、位階、名声、名誉、「顔」、尊敬、金銭、およびその他の形式の富、階層的地位、上方への可動性、等級の高い女性の忠誠、愛、献身などを有することで付与されることになる地位を得るを得る権利があるとみなしている人々のことを指します。
そういう観点からみるとこの事件を起こした容疑者も、本来は「俺様を崇め奉る必要がある女どもが、俺様を無視し蔑ろに扱っている」ことが許せなかったのだと思います。
女性全体に嫌悪が向くなんて歪んでますよね。
でもそういう、ミソジニーが原因の犯罪は世界中で起きています。
例えば、アメリカで起きた2014年アイラビスタ銃乱射事件、韓国で起きた2016年江南通り魔事件、カナダで起きた2020年童貞テロ事件などなど、ニュースで報道される事件だけでも結構あります。
また、イスラム圏で自爆テロを起こす人々も、実は結婚できない貧困層の若者が多いらしく、イスラム教の“天国には72人の処女がいて彼女たちを自由にでき、酒や果物を好きなだけ楽しめる”という教えで口説かれた人も多いようです。
世界中に根強く蔓延るミソジニー。
本当の意味での男女平等社会はまだまだ先が長いんだろうなぁと感じます。
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