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2018年06月12日

「親は無自覚「子どもハラスメント」の深刻実態」

東洋経済の、「親は無自覚「子どもハラスメント」の深刻実態」という記事を読みました。

そうね。世の中色々なハラスメントがあるけど、親から子供へのハラスメントほど影響が大きいのにも関わらず問題視されてないものはないわね、なんて思いながら読みました。

大体同意することが多い記事だったのですが、ハラスメントが行われる場合の共通点として挙げられた以下の5項目の1つが「ん?」と思いました。

-----
1.加害者は、自分の優位な関係性や権力的な立場を利用している

2.加害者は相手がどれだけ苦しんでいるかが理解できていない。相手が心の傷を負って長く苦しむ可能性があることも理解できていない

3.加害者は「この程度のことは昔からあったことだ。人間関係の中で普通にあることだ。この程度のことで何をそんなに騒いでいるのか。みんなやってることじゃないか」などと思っている

4.加害者は「自分に悪気はない」と思っていることが多い。それどころか「相手のため」とか「全体のため・世の中のため」などと思い込んでいることが多い

5.被害者は「自分が悪いのではないか」と思っていることが多い。また、被害を訴えることで、被害者がますます不利な立場に追い込まれることが多い。これらの理由で、被害を訴えられず1人で苦しみ続けることが多い
-----

このブログを読んでいる方ならわかると思いますが、そう、

2.加害者は相手がどれだけ苦しんでいるかが理解できていない。相手が心の傷を負って長く苦しむ可能性があることも理解できていない

の部分ですね。

全てのハラスメントではありませんが、特にモラハラなんかは被害者の苦しみを理解した上で攻撃してくるので被害者の方はそれを認識しておいた方が良いです。

また、上記の5つの共通点を踏まえたうえで、記事では親から子へのハラスメントが行われる際に以下の5つが多くの親に当てはまる、としています。

-----
1.親という権力的な立場を利用している

2.子どもが今どれだけ苦しんでいるか、そして将来にもわたって苦しむ可能性があることを理解できていない

3.この程度のことは親子なんだから当たり前と思っている

4.親は子どものためだと思い込んでいる

5.多くの場合、子どもは自分が悪いから叱られるのだと思っている。また、下手なことを言えばますます叱られると思っている。子どもが自分から被害を訴えるのは難しい
-----


これも、私は2番に違和感を感じますね。

大体、親が子供を激しく叱る時って、親自体がイライラしている時が多いんですね。

そのストレスを子供で発散しているわけですよ。

で、その時、まさに子供に対して「苦しめ!」と思っているわけですよ。

※嘘だと思ったら、イライラして子供を叱っている時確認してみてください。


なので、私は親がイライラしている時はまさしく、「子どもハラスメント」状態であり、まともな子育てなんて出来ないと思っています。

ということで、親の精神的安定も、子供のためです。






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この記事へのコメント
ピースケシロさん、コメントありがとうございます。

>こんにちわ、子育て終わっていますが反省ばかり
>今なら、あんなに怒らず、虐待気味に叱ったりしないだろうなぁ。
>少なからず姑と無理解なダンナのせいだったし、
>イライラを子供にぶつけていたことは、まちがいないなと思います。

これ、仕方ないと思います。

昔は今ほど児童心理学なんかの分野が進んでいませんでしたし、幼少期の親の接し方が子供の人生に影響があるなんてこと、あまり知られてなかったと思うんですよ。

それに、お姑さんとの確執は本当に大変だと思います。

以前、「一生分からないのかもしれないな。」(https://fanblogs.jp/banmaturi/archive/829/0)という記事を書いたのですが、そこで登場したおばさんもお姑さんとうまくいかず、そのストレスを子供(A君)で発散させていたという側面もあるようです。

>「そうだね、わかるよ」と言ってもらいたかった。
>姑のことが本当にいやだったし、嫌いだった。
>自己愛夫には、無理だとわかっていますが、
>それをわかってほしかったなあ。

そうですよね。

共感してもらえたら違いますもんね。

でも、自己愛の人は共感性が少ないですし、ターゲットの苦悩は彼らにとっての栄養なので共感を得るのは難しいでしょうね。

>離婚はしないけど、(教えていただいたブログ読んでます!)
>自己愛夫にイライラさせられます。

あのブログのコメント欄も面白いですよ!

同じように自己愛夫で苦労されている人や、対処が上手くいっている人が書き込んでらっしゃいます。

(参考になる部分もあるかもしれません。)

Posted by ばんまつり at 2018年06月15日 07:35
こんにちわ、子育て終わっていますが反省ばかり
今なら、あんなに怒らず、虐待気味に叱ったりしないだろうなぁ。
少なからず姑と無理解なダンナのせいだったし、
イライラを子供にぶつけていたことは、まちがいないなと思います。

「そうだね、わかるよ」と言ってもらいたかった。
姑のことが本当にいやだったし、嫌いだった。
自己愛夫には、無理だとわかっていますが、
それをわかってほしかったなあ。

離婚はしないけど、(教えていただいたブログ読んでます!)
自己愛夫にイライラさせられます。






















Posted by ピースケシロ at 2018年06月14日 11:43
ひつじさん、コメントありがとうございます。

>このごろ、いろいろなハラスメントの存在が「〜〜ハラスメント」と名前を付けられて注目されるようになって、それはいいことかなと思っています。
>「〜〜罪」ではなくても、してはいけないよねという認識が広がるといいなと思います。

そうですね。

IT技術の発達なんかに伴って、傷ついている人の声が届くようになってきたのは良い事だと思います。

>「いじめ」も中身は暴行・恐喝・虐待です。
>兄弟姉妹間だとさらに「兄弟喧嘩」「仲が悪い」と言われてしまいます。
>「子どもハラスメント」も虐待と言った方がいい場合もあるでしょうね。

「子ども同士の事だから」とか、「しつけだから」なんていう大義名分のもとで、これが大人だったら犯罪じゃないか、と言うような事がまかり通ってしまいますよね。

"叱らない育児"はちょっとどうかな、と思う部分もありますが、子育てするときは「自分のストレスを発散させるために子供を使っていないか?」という事を念頭に置きたいと思います。
Posted by ばんまつり at 2018年06月13日 07:52
ぱんまつりさんこんにちは。

そうですね。2.の「相手がどれだけ苦しんでいるかが理解できない」というのは、理解してやっている人もいますよね。

相手が心の傷を負って長く苦しむ可能性があることも理解できていないというのは、そこまでは考えてやっている人は少ないだろうと思います。
弱い者を相手に憂さを晴らしてスカッとして終わり、だと思います。

このごろ、いろいろなハラスメントの存在が「〜〜ハラスメント」と名前を付けられて注目されるようになって、それはいいことかなと思っています。「〜〜罪」ではなくても、してはいけないよねという認識が広がるといいなと思います。

ただしその言葉が多く使われるようになった時に、よくあること=あってもしかたがないものとどこか容認してしまうような流れには注意が必要です。

「いじめ」も中身は暴行・恐喝・虐待です。
兄弟姉妹間だとさらに「兄弟喧嘩」「仲が悪い」と言われてしまいます。

「子どもハラスメント」も虐待と言った方がいい場合もあるでしょうね。
Posted by ひつじ at 2018年06月12日 10:33
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