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2024年08月15日

脳は処理がそんなに共通化されてない

ナゾロジーという一般向けの科学情報サイトが好きでよく見るのですが、脳に関する記事で「〇〇用の脳回路が存在することを発見した」的な記事が多いということに気付きました。

こんな感じです。
・心臓が脳に「失神」の命令を出していた!信号を送る神経回路を特定
・オスの性欲を支配する脳回路を発見!強制活性化で無生物にも欲情
・何かに気づいた瞬間「全ての動き」を一時停止させる脳回路を発見!
・「自分だけ給料が上がらない」他人の報酬を気にする脳の神経回路を発見!
・高所恐怖症を発生させる脳回路を発見!「破壊すると命知らずに」
・「具合の悪さ」を起こす脳回路を発見!
・「おおっと」と感じる脳回路が明らかに! 脳の間違検出メカニズムの意外な一面
・楽器には反応せず、歌にだけに反応する「歌回路」が脳内に存在していた
・「自らの未来予測が正しいか」を判断する脳回路がお魚にもあった
・サルの脳に500本の電極を刺し込んで「仲間を見分ける脳回路」を発見
・ラットに仲間を助け他者を見捨てる「差別の脳回路」が見つかる
・やる気スイッチは2種類あると明らかに!「大変だけど頑張る」ときの脳回路を発見
・食事の「やめどき」を制御する脳の神経回路が見つかる、破壊すると太り続けると判明
・母親マウスが「子どものためにリスクを冒す」脳の神経回路が明らかに
・脳で「最初にアルコール依存症になる神経回路」を特定 現実逃避のお酒がもっとも危険
・恐怖記憶をつくる「恐怖回路」を発見!恐怖記憶の削除方法も判明し、記憶編集技術への道が開かれる
なので、脳というのはそんなに処理が共通化されておらず、個々の処理専用の回路がいっぱいあるようなものなんだろうなと思います。

まぁ、進化の過程でいる・いらない機能を簡単に取捨選択するには、個々の回路が単独であった方が便利だったんでしょうね。

でも、
・子供と母親の絆を作るママ好き好き脳回路
が存在するのは分かるのですが、
・子どもを虐待するときだけ活性化する「脳の虐待回路」が見つかる
があるのは悲しいですね。

※二つとも動物実験で存在するということが分かっているだけで、人間にも存在するかはまだ分からないらしいですが。

子どもを虐待する脳回路は、旧ボス猿の子供を新ボス猿が殺す、犬や猫が自分の子供を食べる、などの時活性化すると言われているようです。

人間でも、シングルマザーの子供を虐待する彼氏や再婚相手の事件など多いので、残念ながら虐待回路はありそうですね。






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