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2024年05月07日

優れていればいるほど失敗を想定するのは当然

5/6に東京ドームで「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」が行われ、王者・井上尚弥(31)選手とWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)選手が戦いました。

大方の予想通り井上選手が勝利したのですが、ビックリしたのは井上選手が1Rにダウンを奪われたこと。

プロ初のダウンだったので、観客にも動揺が走りました。

しかし、フラッシュダウンだったようで井上選手はその後見事試合を立て直し、3度のダウンを奪って6RにTKO勝利となりました。

試合後インタビューで、井上選手は「ダウンしたときのイメージトレーニングをしていた」というようなことを言っていて、SNSでそれに対して絶賛していた人たちがいたのですが、それには違和感を覚えました。

どんなに優れた人であっても万が一というのはあります。

それが起きてしまったときにどうリカバリーして被害を最小限に食い止められるか。

優秀な人であればあるほど、その「万が一」を数多く想定し、しっかり対策を練っているものでしょう。

井上選手はプロキャリアでダウンを取られたことはありませんでしたが、プロボクサーとしては頂点レベルの人であり、自分が窮地に立った場合の様々な想定はもちろんしていたと思うので、SNSの絶賛には違和感を覚えました。

そして、それに引き換えダメダメなのがグリコのシステムです。

4月初旬にシステムの切り替え作業中に障害が発生したらしいですが、データの修正が追いつかないため製品の出荷再開時期が「6月中」に延びたのだそうです。

あり得ないですよね。

まず、元のシステムに戻せないのがありないですし、取り返しが使いないほどデータを破壊してしまったのもあり得ないでしょう。

これはグリコのシステムを担当している会社が異常が発生した場合の対策やリカバリー方法をまったく考えていなかった証拠ですね。

どうして本番一発でうまくいくと思っちゃったのでしょうか。

プッチンプリンが6月まで食べられないとか本当にあり得ないです。






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