AVの制作・公表は出演者の心身の健康や生活に重大な被害を生じさせるおそれがあるとし、公表から1年間(施行後2年は2年間)は無条件で契約を解除し、販売・配信の停止をできるようにする。制作・公表者に撮影内容の詳細な説明、契約書の交付をさせることも義務づける。というものです。
https://www.asahi.com/articles/DA3S15309010.html
こういうAVへの出演やパパ活、(古くは)ブルセラなど、なぜ若い女性は性的に危険な行動をするのでしょうか。
もちろん、需要があるというのが一番の理由なのかもしれませんが、私自身を振り返ってみても、若い時は友人がテレクラをして遊んでいたり、キャバクラみたいなところで働いていたり、危険な場所に行ってみたりと、今よりも奔放だった子が多かった気がします。(もちろん今は落ち着いています。)
しかもその当時は私も友人たちもそれがそんなに悪いことだとは思っていませんでした。
私ももっとかわいくて社交的な人間だったらしていたかもしれないそういう危険な行動。なぜ若い時というのはそのような危険な行動をとってしまうのでしょう。
ひょっとしたら、その原因は思春期ならではのバランスの欠けた脳にあるのかもしれません。
感情をつかさどる大脳辺縁系は思春期に急激に発達します。
そして、健全な判断と衝動の制御を促す前頭前皮質は大脳辺縁系よりも遅れて成熟します。
そのため、若者と言うのは感情的に反応し、周囲の情報に敏感になる一方で、それを制御することができない、という状態にあるらしいのです。
脳が完成される25歳以降から、羽目を外した若いころを後悔するのはこのせいなんでしょうね。
でも、なぜ脳がこのようにアンバランスに発達するようになったのか。
ひょっとしたら長い進化の過程で、アンバランスだった方が都合がよかったのかもしれませんね。
そのように性的に奔放な時期があり、様々な異性と出会う機会が多い方が子孫の多様性が高くなるのは確実でしょうし。
でも、やはりAVに出るのは「若い時にちょっと羽目を外す」レベルではなく、人生においてリスクが高すぎるので、「AV出演被害防止・救済法案」が成立する見通しとなってよかったと思います。
これも人類の脳がテクノロジーに追いついていないために起きる悲劇の一つなんでしょうね。
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