もともとウィル・スミスさんの奥さんは脱毛症で苦しんでいたそう。
クリス・ロックさんはそれをからかって、「奥さんのGIジェーン2も楽しみにしている」と言ったのだそうです。
(GIジェーンというのは丸坊主の女性キャラクター)
奥さん思いの男性であれば、クリス・ロックさんがしたような発言は許せないでしょうし、暴力に至ってしまったのは仕方ないという意見もあります。
しかし、暴力というのはどんな事情があろうともやっていはいけないことですし、基本的にやった方が悪。
しかもアカデミー賞という多くの人が見る番組内での暴力は、(表向き)絶対に肯定することなどできないでしょう。
だって、ウィル・スミスさんの行動を肯定することは「気に食わないことがあったら暴力をふるってもOK」になっちゃいますから。
そんなことになったら、幼児虐待もDVもいじめも許されてしまいます。
なので、アメリカでは多くの人がSNSなどでウィル・スミスさんの行動に対してNOを表明しています。
では、ウィル・スミスさんのように家族を傷つけたられて時はどうすればいいのか。
相手を罵倒する?言葉の暴力という言葉もあるのでこれもNGです。
一番いいのは「傷つけられた自分の気持ちを表明する」ことでしょうね。
ウィル・スミスさんも、受賞者のスピーチで「クリス・ロックさんの言葉は妻の心を傷つけた、そのような言葉は例え笑いをとるためだとしても言うべきではない」、と言葉で表明すればよかったのです。
そうであれば、「いじり笑いは相手を傷つけることがあるので気を付けよう」とアカデミー賞の授賞式を見ている多くの人に啓蒙できたと思いますし、コメディアンとしてのクリス・ロックさんに恥をかかせることもできたでしょう。
日本でも、子供に対する暴力はたとえしつけであっても禁止されています。
殴る蹴るをしたければ格闘家になるのがいいと思います。
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