もともと、平本蓮選手というのはK-1のキックボクサーからMMAに転向した選手です。
朝倉未来選手にSNSで突っかかって有名となり、RIZIN26で萩原京平選手にTKOで敗れました。
その後、MMAの練習をするためにアメリカに武者修行に行ったりして1年以上試合がありませんでしたがその間もSNS上では注目を集め続け、ツイッターのフォロワーもどんどん増えていきました。
そしてRIZIN2戦目にしてメインです。
0勝1敗のMMA2戦目の選手がRIZINのメイン張るとかすごいことです。
もともとK-1の選手だったこともあり、パンチやキックはピカ一だった平本蓮選手。
1年間のMMA修行でかなり強くなっているといううわさもあり、試合前の世間の評価は平本蓮優勢でした。
しかし、試合の結果、鈴木千裕選手の判定勝ち。
この結果に、SNS上では一斉に「平本蓮たいして強くなってない」というような評価が広がっています。
「なぜ平本蓮は負けたのか」について、私も色々と考えてみたので書いてみようかと思います。
@試合の少なさ
一番の敗因はこれに尽きると思います。
キックボクシングがキックとボクシングだけなのに対して、MMAというのは打撃、キック、柔術、レスリング、踏みつけなど、なんでもアリの競技です。
試合では、何が出てくるのかわからないので臨機応変な対応が必要になってきます。
それを養うにはやはり試合に出るしかないのです。
平本蓮選手は前回の試合から1年以上空いてしまいましたので、圧倒的な試合経験不足です。
ご本人も「試合中に作戦が飛んでしまった」と話されていますので、やはり平本蓮選手は試合に慣れることが必要だと思います。
なお、それはご本人も自覚されていて、「今年はRIZIN3〜4試合くらい出たいです」と仰っています。
ガンガン試合に出て試合慣れしてどんどん強くなってほしいと思います。
A周りが平本蓮選手を実力以上に持ち上げすぎた
平本蓮選手は今やツイッターのフォロワーが16万人もいるRIZINのスーパースターです。
彼の一挙手一投足が注目の的なのです。
ファンたちの期待を盛り上げるためなのか、RIZIN LANDMARK2のPPV(ペイパービューチケット)をたくさん売るためなのか分かりませんが、平本蓮選手の周囲の人たちは彼のことを「すごい選手だ」「1年間ですごく強くなっている」「日々強くなっている」「練習はUFCレベルだ」などと誉めました。
もし、彼の「今の」実力をちゃんと評価できていたら、今回の対戦相手は別の人が選ばれ、平本蓮選手はMMAで初勝利だったのかもしれません。
B対戦相手が強すぎた
平本蓮選手の大戦相手の鈴木千裕選手。
彼はKNOCK OUTというキックボクシングの団体のスーパーライト級王者です。
キックボクシングからMMAに転向する選手は多いのですが、先ほど述べた通りMMAは寝技やレスリングなどが求められるため、勝ち上がっていける選手はあまりいません。
なので、同じキックボクシング出身でMMA歴の浅い平本蓮選手でも勝てると思われたのかもしれませんが、実は鈴木千裕選手はキックボクシングの前はMMAの選手でした。
MMA→キックボクシング→MMAとキックボクシングの二刀流という異色の選手なのです。
なので、MMAに必要な寝技やレスリングの経験値が平本蓮選手よりも格段に多いのです。
また、今回平本蓮選手は打撃戦においてもかなり鈴木選手のパンチを被弾しています。
平本蓮選手が打撃をまともに受けることは稀なので、一緒に試合を見ていた主人も「平本蓮選手、けっこうもらってるな」と驚いていました。
ということで、鈴木千裕選手は打撃の実力においても想定以上だったということかもしれません。
なお、先にも述べましたが平本蓮選手は元K-1の選手、対して鈴木千裕選手はKNOCK OUTという割と新しい団体の選手です。
今回、鈴木千裕選手が平本蓮選手と打撃戦でいい勝負をしたことで、KNOCK OUTという団体のレベルの高さも証明されたのではないかと思います。
(まぁ、それでも平本蓮選手は「俺は朝倉未来より強い」と言っているので鈴木千裕選手には余裕で勝てなければおかしい話なのですが。)
以上、「なぜ平本蓮は負けたのか」ということに関する私なりの分析でした。
まぁ、格闘技の話題なんて誰も興味ないと思うのでここまで読んでくれる人はいないでしょうが( ˊᵕˋ ;)
にほんブログ村
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image