例えば、エレベーターの中で過呼吸になってしまったとき、その時の恐怖がエレベーターと結びついてしまい、エレベーターに乗っただけで恐怖を感じるようになってしまった、などという場合です。
そういうのを「恐怖学習」と呼ぶそうです。
そして、恐怖学習の後に、恐怖を感じた時と同じ状況を経験しても、嫌悪刺激がなかった場合、この状況は恐怖を感じる必要はないと、「消去学習」を行うのだそうです。
例えば、エレベーターに乗っても過呼吸を起こさないという状況が続けば、エレベーターに乗ることが怖くなくなってくる、という感じです。
恐怖学習を行うとき、脳内では感情を司る偏桃体にノルアドレナリンを分泌しているそうです。
そして、消去学習を行うときは、理性を司り、偏桃体を制御する前頭前皮質にノルアドレナリンを分泌しているそうです。
つまり、不安障害や強迫性障害、パニック障害やPTSDなんかに認知行動療法が効くのは、脳科学的にも理にかなっているという事ですね。
私もモラハラをされていた時は、「私は社会人として大丈夫なんだろうか」と不安に思ったりしました。
でも、モラハラ加害者と離れ、まともな人達と仕事をすることにより、モラハラの時に行った「恐怖学習」を「消去学習」でき、社会人としての自信を取り戻すことが出来たのだと思います。
(まぁ、私の場合社会人の自信というよりも、モラハラに遭う前と同じように仕事をしていても特に問題はないという事を再確認した、という方が正しい表現かもしれませんが。)
本当ね、モラハラされていることに気づいたら逃げるが勝ちです。
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