2020年04月19日
あをによし 奈良に都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり
にほふがごとく 今盛りなり」
(作者 太宰少弐小野老朝臣)
(あおによし)奈良の都は、咲く花が爛漫と咲き誇るように、今真っ盛りでした。
詠まれたのは、九州太宰府(福岡県太宰府市)。
「奈良の都」と続く歌は奈良以外の地で詠まれたものが多く、都への望郷の思いや、恭仁京遷都後の都の荒廃への嘆きを詠ったものである。
都と鄙(地方)の差が大きかった古代にあって、豊かな文化にあふれた、壮麗な奈良の都は人々の憧れの地であった。
「にほう」は香りにいうのではなく、花の色が映発する意。
By やまと まほろば通信
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9784876
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。