2021年08月24日
竹之内街道【源氏三代の墓,壷井八幡宮,聖徳太子廟】
源氏三代の墓
古市から石川を渡った山麓に通法寺という小さな集落がある。ここが河内源氏の発祥地である。源満仲の三男、頼信はこの地に移って館を設け、館の内に通法寺の草庵を結んだ。寺跡には昔をしのぶものは何も残っていない。ただその子の頼義の墓があるだけである。頼信と孫の義家の墓は、そこから東南の丘にある。その義家から義親・為義・義朝を経て、鎌倉幕府を開いた頼朝へとつづいていく。
壷井八幡宮
通法寺から北へ500mほど行くと、壷井の集落に八幡宮がある。二代の頼義が八幡神の加護で戦勝したことから、源氏の氏神としてこの地に八幡宮を建てた。八幡太郎義家の名は、ここで生まれた。
壷井八幡宮
聖徳太子廟
永福寺には、聖徳太子の御廟がある。推古朝29年に太子の母の穴穂部間人皇后をここに葬った翌月、太子も妃もともに亡くなったので合葬された。母后の棺を中央に、太子は東に、妃は西に安置されている。塚をめぐる結界石は弘法大師が築いたという。
聖徳太子廟(叡福寺)
By やまと まほろば通信
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