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高梨、文句なし3度目総合女王に輝く(ワールドカップ第15戦)

ワールドカップ第15戦、高梨沙羅選手は文句なしのジャンプを2本飛び、4戦残して今季の総合優勝決めた。

ここ2戦優勝という結果を出せていなかった高梨選手。
しかしこのジャンプ台はK点90mヒルサイズ100mと普通サイズ・普通の形状なのでリュブノよりはいいジャンプを期待していた。
その通り1本目で96.5mとヒルレコードを出し、さらに2回目はその記録をさらに上回る99.5mで記録を塗り替えた。

結局今シーズンはリーダービブを一度も譲ることなく頂点に返り咲いた。

他の日本選手も3位に伊藤有希選手、6位に岩渕選手と日本チームにとって素晴らしい大会になった。
とくに岩渕選手は過去最高の順位。
高梨選手一人では国別得点ランキングでトップに立つことはできない。
日本チームとしては今回のような結果を続けることが今後国別得点ランキングでトップに立つには不可欠な要素。

今シーズン12回目の君が代が競技場に流れた。



そして第15戦、上位5人および岩渕選手の成績は以下の通り。
高梨沙羅            96.5m 124.7pt(−2.3) 99.5m 251.3pt(−5.4)
マヤ・ブティッツ         94.0m 118.8pt(−2.2) 96.0m 238.7pt(−4.6)
伊藤有希           93.5m 117.1pt(−4.4) 92.0m 232.2pt(−2.9)
ダニエラ・イラシコシュトルツ    93.0m 117.5pt(−2.0) 91.5m 231.6pt(−2.9)
ジャクリーン・ザイフリーツベルガー94.5m 116.0pt(−4.0) 91.0m 226.4pt(−4.6)

岩渕香里                90.0m 107.3pt(−1.7) 96.5m 225.6pt(−3.7)
( )内はウィンドファクター


今シーズンは高梨選手の際立った強さがクローズアップされたが、各国の若手も力をつけてきておりこのまま独走できるとは思えない。
来年の世界選手権、2年後のオリンピックにはどんなライバルたちとデッドヒートを繰り広げるのだろう。

ライバルの一番手はダニエラ・イラシコシュトルツ選手であることには間違いない。
今シーズンは準備不足で結果の出ていないカリーナ・フォークト選手も大きな大会には強いのでこのまま低迷するとは思えない。
さらに今季初優勝を果たしたマヤ・ブティッツ選手は飛型点に定評があるだけに何かをつかみかけて怖い存在だ。
さらに度重なる膝の手術等で戦列を離れているサラ・ヘンドリクソンがどの程度復調してくるのかも興味深い。
エマ・クリネツ選手をはじめユースオリンピック出場のため今大会欠場している18歳以下の若手選手も着実に力をつけておりもっとも怖い存在になってくる気がする。

世界選手権ではまだ思うような結果を出していない高梨選手。
ワールドカップと違い一発勝負、天候次第で本当に1本で決まる可能性もある。
より強くなるためにはスロベニアの選手のような安定したスムーズなランディングとテレマークが身につけることが接戦のときの重要なファクターとなる。
もちろん周りから言われなくても自身がよくわかっていることだろう。

ただ来シーズンのここで行われる世界選手権に向けていいイメージをもてたのは心強い。
ぜひとも世界選手権での優勝を見たい。

ジャンプ女子前回投稿の訂正と情報追加

2月14日の投稿での、スロベニアの新鋭Nika KRIZNAR選手は「ニカ・クリジュナル」との表記に訂正します。

また、リュブノ大会に欠場したスロベニアの注目選手の一人エマ・クリネツ選手は、現地2月16日にリレハンメルで行われた冬季ユースオリンピックに出場したためとのことでした。

なおクリネツ選手はユース五輪で見事金メダルに輝いたそうです。銀メダルのチホノワ(ロシア)も同様にW杯を欠場したとのことでした。(いずれもNHKさんに問い合わせ回答があったものです)

ますます高梨選手のライバルが増えてきたように思います。

高梨、今季初めて表彰台逃す(ワールドカップ第14戦)

第14戦リュブノ大会、高梨沙羅選手は1回目トップに立ったものの距離を伸ばせず今シーズン初めて表彰台を逃した。

ここはK点85mヒルサイズ95mとコンパクトでポイント差がつきづらいジャンプ台。
上位選手の争いは僅差となり非常に見ごたえのあるスリリングな試合となった。
そんな中優勝できなかったとはいえ高梨選手の2位と4位は立派な成績。

単純に数字だけで比較できないが、参考までに昨年の第12戦と第13戦の同リュブノ大会でのポイントを振り返ると
第12戦
高梨沙羅         88.0m 90.0m 248.5pt
ダニエラ・イラシコシュトルツ89.0m 88.0m 245.4pt
サラ・ヘンドリクソン    86.0m 87.0m 237.1pt
マーレン・ルンビュ    85.0m 85.0m 234.8pt
エバ・ピンケルニッヒ   85.5m 89.0m 233.7pt
第13戦
高梨沙羅         88.5m 89.5m 244.9pt
ダニエラ・イラシコシュトルツ88.0m 87.5m 244.9pt
サラ・ヘンドリクソン    89.0m 88.0m 243.8pt
シュペラ・ロゲイユ     85.0m 88.5m 242.7pt
ジャクリーン・ザイファルト 85.0m 89.0m 237.3pt
が上位5人の成績

それに対し今季第13戦は
マヤ・ブティッツ        91.0m 91.0m 267.7pt
高梨沙羅          91.5m 91.5m 263.2pt
シュペラ・ロゲイユ       87.5m 90.0m 258.7pt
キアラ・ヘルツル        91.0m 92.5m 256.3pt
ジャクリーン・ザイフリーツベルガー87.0m 88.5m 250.0pt

そして第14戦、上位5人の成績は以下の通り。
ダニエラ・イラシコシュトルツ91.0m 128.6pt(+1.6)95.0m 264.0pt(−1.1)
マヤ・ブティッツ      92.5m 129.1pt(+1.6)95.5m 260.3pt(−2.3)
キアラ・ヘルツル      94.5m 130.5pt(+2.0)94.0m 259.0pt(+0.5)
高梨沙羅        93.0m 131.1pt(+2.6)92.5m 255.9pt(−2.7)
シュペラ・ロゲイユ     88.5m 125.6pt(+1.6)89.5m 250.6pt(−0.5)
( )内はウィンドファクター、ヘルツルのみコーチリクエストによるゲートファクターポイントがプラス



いずれも上位5人250点以上と昨年と比べると20ポイント前後伸びていて全体のレベルが上がっているのがわかる。
改修されたばかりでタイミングが取りづらいので昨年より得点が伸びないのかと思いきやこの結果である。
決して高梨選手の力が落ちた訳でも運が悪かったわけでもない。

だからこそそんな中での高梨選手の10連勝がいかにすごいことかあらためて実感した。
いよいよ今シーズンの総合優勝は目の前に迫ってきた。

高梨2位、連勝止まる(ワールドカップ第13戦)

高梨沙羅選手は第13戦リュブノ大会で2位にとどまり続けていた連勝は10で止まった。

まず第12戦、2回目のジャンプスタートゲートを下げたのはコーチリクエストではなくジュリー判断であったと訂正させていただきます。

この第13戦リュブノ大会は改修されたばかりでタイミングの取りづらいくせのあるジャンプ台だと解説があった。
そういう言葉を聞くとどうしても不安にかられる。


またこれまでノルウェー、ロシア、日本、ドイツ、ノルウェー、オーストリアと転戦してきたが今戦のリュブノはスロベニア。
その地元スロベニア選手への応援がすごい。

その予感どおり1回目高梨選手は91.5mをとびながら飛型点で地元のマヤ・ブティック選手を下回り今季初めて2位となった。
その差2.3ポイントで迎えた2本目も飛型点をもらえず2位に沈んだ。

無論地元で外国選手に比べ台に慣れていることもあるだろう。
高梨選手への飛型点の採点が厳しすぎる気がした。
2回目のジャンプでヘルツル選手のしゃがみこんだランディングと高梨選手のランディングが同じ16.5というジャッジなのはどうなのだろう。
他にもしゃがみこんだスロベニアの選手に16.0を出していたジャッジも首をかしげる。
もちろん優勝したブティッツ選手や3位のロゲイユ選手の飛型点は素晴らしいものだった。
地元であることがプレッシャーになって力を出せない場合もある。
スロベニアの選手は声援を力に変え素晴らしい結果を出した。

地元が活躍するのは他の大会でもいえること。
しかし世界で戦う上でこういったタイミングが取りにくい台や地元のハンディキャップを乗り越えなければ世界選手権やオリンピックの舞台で成績を残すことはできないだろう。



ここまで連勝を続けてきたときは飛型点が出なくても飛距離で圧倒していたが今回わずかな差に終わってしまいカバーできなかった。
有力選手が次々と距離をのばせず苦しむなか、2位に入ったのは素晴らしい。
複合や男子が表彰台に上るだけで騒がれる中で、2位になったことが残念なニュースになるのは高梨選手ぐらいのものだろう。
他に注目したのはこの大会がデビュー戦というスロベニアのニカ・クリジナル(Nika KRIZNAR)選手(選手表記は変わることあり)。
15歳という年齢、デビュー戦で233.7ポイントをあげて14位という順位は今後楽しみ。
高梨選手にとっては怖い存在に成長するかもしれない。

上位5人の成績は以下の通り。
マヤ・ブティッツ         91.0m 132.4pt(+5.4)91.0m 267.7pt(+7.8)
高梨沙羅            91.5m 130.1pt(+3.6)91.5m 263.2pt(+7.1)
シュペラ・ロゲイユ        87.5m 124.5pt(+4.0)90.0m 258.7pt(+7.2)
キアラ・ヘルツル         91.0m 127.1pt(+5.6)92.5m 256.3pt(+5.7)
ジャクリーン・ザイフリーツベルガー87.0m 122.6pt(+4.1)88.5m 250.0pt(+6.4)
( )内はウィンドファクター

ブティッツ選手とは飛型点で1回目2.0、2回目2.5の計4.5ポイントの差、飛距離を伸ばせなければ連続して優勝を逃すということもあり得るかもしれない。

ただイラシコシュトルツ選手が13位と大きく沈んでしまったため総合優勝は大きく近づいた。
仮に第14戦で高梨選手が優勝、イラシコ選手が9位以下の場合、ここで総合優勝が決まる。

松山、逆転でPGAツアー2勝目

多い時は年間48ラウンドしたこともあるゴルフだけど腰を痛めてから縁遠くなくなった。
あまりテレビでゴルフ番組を見ることも少なくなっていたが、嬉しいニュースが飛び込んできた。

米・アリゾナ州で行われたフェニックスオープンで、松山英樹選手がプレーオフ4ホール目を制し、見事PGAツアー2勝目をあげた。

最近の日本人選手はどのスポーツもメンタルが強くなった印象を受ける。
昔はリードを終盤追いつかれ逆転を許し負けるという印象が強かったが、最近は逆転勝利が目立って多くなっているような気がする。

この試合、16番ホールまではリッキー・ファウラー選手が内容で圧倒、勢いに乗るファウラー選手の勝利が濃厚だった。
しかい何が起こるか分からないのがゴルフ、明暗を分けたのは17番ホール。

ワンオン可能なこのホール、ファウラー選手は果敢にドライバーで攻める。
グリーン手前でバウンドしたボールはそのままグリーンを転がり奥の池まで達した。
決して左右にぶれたり距離が足りなくて池につかまったわけではない。
このホールで松山選手はバーディーをとり一気に2打差を追いついた。

しかし最終18番でもファウラー選手は見事な2打目で松山選手の内側につけ有利は変わらない。
対する松山選手は難しいくだりのパットを見事沈めくらいつく。

プレーオフ3ホール目に入り、流れが大きく変わる。
ファウラー選手のショットが乱れ始める。
ティーショット、2打目と大きなミスで大ピンチに陥るもなんとかパーでこのホールは分ける。

しかしプレーオフ4ホール目となる因縁の17番ホール。
またまたこのホールでファウラー選手はティーショットは池に。
今度はスプーンで安全策に出るも前のホール同様左に引っ掛けた。
3打目も寄せきれずパーパットも外した。
松山選手はパーをセーブし、勝負に決着をつけた。
本人はバーディーフィニッシュしたかったことだろう。



結局ファウラー選手は17番ホールにやられた感がある。
とはいえ松山選手の粘り強いしぶといゴルフがこの勝利をもたらしたのだと思う。
特に本戦18番のバーディーパットは素晴らしかった。
またノーボギーだったことが我慢のゴルフを象徴している。

2勝目おめでとうございます。

世界選手権、メジャーにむけて期待を抱かせる優勝となった。

高梨、連勝記録は2ケタに(ワールドカップ第12戦)

スキージャンプ女子ワールドカップ第12戦も高梨選手の圧勝劇に終わった。
風にも恵まれた1回目、ヒルサイズをはるかに超える98mヒルレコードの大ジャンプで早くも2位に11.9ポイントの大差をつける。
このヒンツェンバッハはコンパクトなジャンプ台で飛距離の差があまり生まれづらくテレマークが大事という台だそうだ。
それでもこれだけ差ができてしまう。

2回目もコーチリクエストでただ一人17番ゲートからのスタート。
参加選手唯一2本とも90m超えのジャンプで2位と18.1ポイントの差をつけ今シーズン11勝目、連勝記録も2ケタの10に伸ばした。

高梨選手の連勝を止めるのは誰なのか?
16、17歳の若い選手も結果を残しつつあり楽しみだ。
また結構大きな怪我から復帰した選手も多く、今後高梨選手とどこまで差を詰めるか期待したい。



上位5人の成績は以下の通り。
高梨沙羅           98.0m 133.3pt(−3.2)90.0m 260.1pt(+2.3)
ダニエラ・イラシコシュトルツ    88.5m 118.8pt(−1.7)90.0m 242.0pt(−0.3)
ジャクリーン・ザイフリーツベルガー90.0m 121.4pt(−3.6)88.0m 240.3pt(−1.1)
マーレン・ルンビュ         90.5m 120.8pt(−4.2)88.0m 239.3pt(−1.5)
エマ・クリネツ           86.5m 116.0pt(−1.0)90.0m 236.9pt(−2.6)

( )内はウィンドファクター、2回目は高梨選手のみコーチリクエストによるゲートファクターの加算

総合優勝に向けてまた一歩前進した。
もちろん高梨選手がこのままの状態を維持することが大前提だが、2位のイラシコシュトルツ選手の成績いかんでは第14〜16戦あたりで決まりそうな勢いだ。

またこの試合ではトップテンにオーストリア勢とスロベニア勢がとも3人ずつと、この2カ国の層の厚さが光った。

高梨、連勝記録を9にのばし通算40勝目(ワールドカップ第11戦)

スキージャンプ女子ワールドカップ第11戦ヒンツェンバッハ大会。
ラージヒルをとんだすぐ後のノーマルヒルの試合。
その切り替えと疲労が心配された。

そんな心配をよそにまたまた圧倒的な強さをみせ9連勝で通算40勝今季10勝目をあげた。
今回も2位に18.3ポイントの差をつける圧勝劇。

ヒンツェンバッハはK点85m、ヒルサイズ94mのジャンプ台。
一昨日のラージヒルの大会と比べるとヒルサイズが40mも違う。
天候にも恵まれ穏やかなコンディションで条件もよく比較的大きな差がない中での試合。

屋外競技でこれだけ連勝することはあまり考えられないなかのこの強さ。
いずれも大きな声援を受けて距離を伸ばす地元の選手を破っての勝利は評価される。

上位5人の成績は以下の通り。
ここ2戦トップ5はそれぞれ5カ国の選手となった。
高梨沙羅(日本)           93.5m 129.9pt(−2.6)93.0m 257.2pt(−1.2)
ダニエラ・イラシコシュトルツ(オーストリア)88.0m 117.4pt(−2.6)88.5m 238.9pt(+0.0)
マーレン・ルンビュ(ノルウェー)      87.5m 116.6pt(−1.9)89.0m 238.5pt(−0.1)
マヤ・ブティッツ(スロベニア)      88.0m 118.5pt(−1.0)86.5m 232.2pt(−0.8)
イリーナ・アブバクモア(ロシア)       85.5m 111.5pt(−2.0)87.5m 230.5pt(+0.8)
カリーナ・フォークト(ドイツ)       88.5m 116.0pt(−4.0)86.5m 230.5pt(−1.0)
( )内はウィンドファクター

ここのところ調子がいいのはルンビュ選手とアブバクモア選手、そしてフォークト選手が久々に上位に食い込んだ。



高梨選手は2本ともヒルサイズに迫るジャンプを見せた。
90mを超えたのは彼女だけ。
それでも本人は踏切りのタイミングに納得いっていないということだった。

また自国の選手だけでなく声援を送ってくれるのは嬉しい。
表彰式ではあらためて高梨選手が他選手に比べて相当小柄なことがわかる。
表彰台に上ってはじめて同じ位の背の高さになる。
まさに小さな大選手だ。

※選手名の表記について
外国人の選手の表記は非常に難しい。
疑問がある選手の表記についてNHKに問い合わせてみた。
オーストリアのザイフリーベルガー選手について、NHKでも民放でもザイフリーベルガーとしていたのでどっちが一般的なのか尋ねてみた。

以下その答え
「前文略……

外国人選手の日本語表記は非常に難しく悩ましい問題です。
NHKではその国の言語の専門家が作成した資料を元に
在日大使館や現地の放送局などに確認した上で選手名を制作しています。
場合によっては現地で選手ご本人に確認する場合もあります。
しかし所詮は日本語に存在しない外国語の音を日本語の文字に無理に当てはめたものなので
人によっては聞こえ方が異なる場合が多々あります。

お尋ねのオーストラリアのSEIFRIEDSBERGER選手についても
ドイツ語通訳の資料を元に「ザイフリーズベルガー」とNHKで定めたものです。
ご指摘のように「ザイフリーツベルガー」と表記しているメディアもありますが、
在日オーストリア大使館の見解では「ザイフリーズベルガー」でも「ザイフリーツベルガー」でも
どちらでも間違いではないということです。


……後文略」

ということでこのブログでは「ザイフリーツベルガー」で通したいと思う。

NHKはいつも丁寧に答えてくれる。
残念ながら民放は返事が返ってこないことが多い。
以前同じ質問をNHKと民放にぶつけてみたがNHKは丁寧に答えてくれたのに対し民放は答えすら返ってこなかった。

スポーツコーナーやニュース等でも勉強不足なコメントや報道が目につく。
放送局に対する見方がちょっと変わった。

高梨、自己最高の8連勝をマーク(ワールドカップ第10戦)

スキージャンプ女子ワールドカップ第10戦オスロ大会は今季唯一行われるラージルヒルの試合。
ジャンパーにとってはあこがれの場所であるホルメンコーレンジャンプ台で行われ、高梨選手が他を圧倒する強さを見せつけ、自身の連勝記録を8にのばし今季9勝目を挙げた。

この大会はK点120m、ヒルサイズ134m、1mにつき1.8ポイントずつの増減となる。
普段なら予選ラウンド40人出場するが、今大会はワールドカップランキング30位以内の選手しか出場できない。

過去ラージヒルを勝っているのは
12−13 サラ・ヘンドリクソン
13−14 高梨沙羅
13−14 高梨沙羅
14−15 高梨沙羅
と二人のサラ、高梨沙羅とサラ・ヘンドリクソン選手のみ。

特に高梨選手が突出した強さは今大会のポイント差をみれば一目瞭然。
2位と20.7、3位とは51.1ポイント差と高梨選手の独壇場。

1本目29番でスタートしたゲートは残り上位7人で27番と2段下げ、残り2人イラシコシュトルツ・高梨沙羅選手のところでさらに2段下げ25番ゲートからのスタートとなった。
2本目27番ゲートでスタート、残り3人で1段下げさらに高梨選手1人だけ2段下げスタート。

上位5人の成績は以下の通り。
高梨沙羅        137.5m 154.4pt(+ 7.9)136.0m 305.8pt(+8.6)
マーレン・ルンビュ    136.5m 143.7pt(− 0.5)134.0m 285.1pt(+2.2)
イリーナ・アブバクモア   130.0m 133.0pt(+ 2.5)125.0m 254.7pt(+0.2)
ダニエラ・イラシコシュトルツ128.0m 140.7pt(+13.8)126.0m 253.1pt(+2.1)
エマ・クリネツ       123.5m 125.0pt(+ 6.2)126.0m 253.1pt(+3.8)
( )内はウィンド/ゲートファクター



空中での姿勢もスローでみると他選手が揺れる中本当に安定した美しい姿勢であることがわかる。

残り9戦、独走態勢を加速する高梨選手の総合優勝は最終戦を迎えることなく決まりそうだ。
連勝の記録は、中一日で開催される次のヒンツェンバッハでの大会がポイントとなるだろう。
ラージヒルからノーマルへの切り替えと疲労が心配されるここを乗り切ればよほどのことがない限り表彰台を外すことはないだろう。

高梨、自己最高に並ぶ7連勝で今季8勝目

スキージャンプ女子ワールドカップ第9戦は強い雨、風も一瞬で変わる厳しいコンディション。
カメラレンズを叩きつける大粒の雨がその激しさを物語っている。

そんな悪条件をものともせず、高梨選手が自身の記録に並ぶ7連勝で今シーズン8勝目をあげた。

ここまでの高梨選手の戦いを振り返ってみると、1本目を終わった時点はすべて1位。
逆転を許したのは2戦目のみ。

2位との差は
1戦目 1.3
2戦目 9.3
3戦目11.4
4戦目14.0
5戦目 5.0
6戦目16.2
7戦目 1.2
8戦目12.7
9戦目11.8
と10ポイント以上の大差をつけている試合が非常に多く今季の安定した強さを示している。
この結果が気持ちに余裕がもたらし好成績につながっている一因でもあるだろう。

上位5人の成績は以下の通り。
高梨        102.5m 138.1pt(+ 7.1) 97.0m 271.2pt(+14.1)
イラシコシュトルツ  98.0m 125.0pt(+ 5.0) 98.0m 257.6pt(+12.6)
ルンビュ      94.0m 121.4pt(+11.4)104.0m 254.1pt(+ 0.2)
クリネツ       97.0m 124.8pt(+ 6.3) 98.0m 253.2pt(+ 7.9)
ザイフリーツベルガー 97.5m 125.2pt(+ 6.2) 93.0m 251.5pt(+17.3)
( )内は1本目ウィンドファクター、2本目ルンビュ選手以外ウィンド/ゲートファクター
プラスの値が大きければ大きいほど不利な条件であることを示す。



今シーズン高梨選手は不利な条件でも勝ち切ってしまう強さがある。
昨年から取り組んできた課題と地道なトレーニングで体幹を鍛えたことでジャンプの安定性が増しテレマークも入れられるようになったことがその強さの要因。

そのほか他の日本選手も着実に力をつけてきているのは心強い。

今週末にはオスロで行われるラージルヒルの大会で自身最高のWカップ8連勝に臨む。
   
プロフィール

アレアッチャ
高校生になる息子を抱えるシングルファーザーです。生活してゆく上で一人親ならではの悩みや工夫等を含め日々感じたことを発信したいと思います。
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