2016年02月14日
高梨2位、連勝止まる(ワールドカップ第13戦)
高梨沙羅選手は第13戦リュブノ大会で2位にとどまり続けていた連勝は10で止まった。
まず第12戦、2回目のジャンプスタートゲートを下げたのはコーチリクエストではなくジュリー判断であったと訂正させていただきます。
この第13戦リュブノ大会は改修されたばかりでタイミングの取りづらいくせのあるジャンプ台だと解説があった。
そういう言葉を聞くとどうしても不安にかられる。
またこれまでノルウェー、ロシア、日本、ドイツ、ノルウェー、オーストリアと転戦してきたが今戦のリュブノはスロベニア。
その地元スロベニア選手への応援がすごい。
その予感どおり1回目高梨選手は91.5mをとびながら飛型点で地元のマヤ・ブティック選手を下回り今季初めて2位となった。
その差2.3ポイントで迎えた2本目も飛型点をもらえず2位に沈んだ。
無論地元で外国選手に比べ台に慣れていることもあるだろう。
高梨選手への飛型点の採点が厳しすぎる気がした。
2回目のジャンプでヘルツル選手のしゃがみこんだランディングと高梨選手のランディングが同じ16.5というジャッジなのはどうなのだろう。
他にもしゃがみこんだスロベニアの選手に16.0を出していたジャッジも首をかしげる。
もちろん優勝したブティッツ選手や3位のロゲイユ選手の飛型点は素晴らしいものだった。
地元であることがプレッシャーになって力を出せない場合もある。
スロベニアの選手は声援を力に変え素晴らしい結果を出した。
地元が活躍するのは他の大会でもいえること。
しかし世界で戦う上でこういったタイミングが取りにくい台や地元のハンディキャップを乗り越えなければ世界選手権やオリンピックの舞台で成績を残すことはできないだろう。
ここまで連勝を続けてきたときは飛型点が出なくても飛距離で圧倒していたが今回わずかな差に終わってしまいカバーできなかった。
有力選手が次々と距離をのばせず苦しむなか、2位に入ったのは素晴らしい。
複合や男子が表彰台に上るだけで騒がれる中で、2位になったことが残念なニュースになるのは高梨選手ぐらいのものだろう。
他に注目したのはこの大会がデビュー戦というスロベニアのニカ・クリジナル(Nika KRIZNAR)選手(選手表記は変わることあり)。
15歳という年齢、デビュー戦で233.7ポイントをあげて14位という順位は今後楽しみ。
高梨選手にとっては怖い存在に成長するかもしれない。
上位5人の成績は以下の通り。
マヤ・ブティッツ 91.0m 132.4pt(+5.4)91.0m 267.7pt(+7.8)
高梨沙羅 91.5m 130.1pt(+3.6)91.5m 263.2pt(+7.1)
シュペラ・ロゲイユ 87.5m 124.5pt(+4.0)90.0m 258.7pt(+7.2)
キアラ・ヘルツル 91.0m 127.1pt(+5.6)92.5m 256.3pt(+5.7)
ジャクリーン・ザイフリーツベルガー87.0m 122.6pt(+4.1)88.5m 250.0pt(+6.4)
( )内はウィンドファクター
ブティッツ選手とは飛型点で1回目2.0、2回目2.5の計4.5ポイントの差、飛距離を伸ばせなければ連続して優勝を逃すということもあり得るかもしれない。
ただイラシコシュトルツ選手が13位と大きく沈んでしまったため総合優勝は大きく近づいた。
仮に第14戦で高梨選手が優勝、イラシコ選手が9位以下の場合、ここで総合優勝が決まる。
まず第12戦、2回目のジャンプスタートゲートを下げたのはコーチリクエストではなくジュリー判断であったと訂正させていただきます。
この第13戦リュブノ大会は改修されたばかりでタイミングの取りづらいくせのあるジャンプ台だと解説があった。
そういう言葉を聞くとどうしても不安にかられる。
またこれまでノルウェー、ロシア、日本、ドイツ、ノルウェー、オーストリアと転戦してきたが今戦のリュブノはスロベニア。
その地元スロベニア選手への応援がすごい。
その予感どおり1回目高梨選手は91.5mをとびながら飛型点で地元のマヤ・ブティック選手を下回り今季初めて2位となった。
その差2.3ポイントで迎えた2本目も飛型点をもらえず2位に沈んだ。
無論地元で外国選手に比べ台に慣れていることもあるだろう。
高梨選手への飛型点の採点が厳しすぎる気がした。
2回目のジャンプでヘルツル選手のしゃがみこんだランディングと高梨選手のランディングが同じ16.5というジャッジなのはどうなのだろう。
他にもしゃがみこんだスロベニアの選手に16.0を出していたジャッジも首をかしげる。
もちろん優勝したブティッツ選手や3位のロゲイユ選手の飛型点は素晴らしいものだった。
地元であることがプレッシャーになって力を出せない場合もある。
スロベニアの選手は声援を力に変え素晴らしい結果を出した。
地元が活躍するのは他の大会でもいえること。
しかし世界で戦う上でこういったタイミングが取りにくい台や地元のハンディキャップを乗り越えなければ世界選手権やオリンピックの舞台で成績を残すことはできないだろう。
ここまで連勝を続けてきたときは飛型点が出なくても飛距離で圧倒していたが今回わずかな差に終わってしまいカバーできなかった。
有力選手が次々と距離をのばせず苦しむなか、2位に入ったのは素晴らしい。
複合や男子が表彰台に上るだけで騒がれる中で、2位になったことが残念なニュースになるのは高梨選手ぐらいのものだろう。
他に注目したのはこの大会がデビュー戦というスロベニアのニカ・クリジナル(Nika KRIZNAR)選手(選手表記は変わることあり)。
15歳という年齢、デビュー戦で233.7ポイントをあげて14位という順位は今後楽しみ。
高梨選手にとっては怖い存在に成長するかもしれない。
上位5人の成績は以下の通り。
マヤ・ブティッツ 91.0m 132.4pt(+5.4)91.0m 267.7pt(+7.8)
高梨沙羅 91.5m 130.1pt(+3.6)91.5m 263.2pt(+7.1)
シュペラ・ロゲイユ 87.5m 124.5pt(+4.0)90.0m 258.7pt(+7.2)
キアラ・ヘルツル 91.0m 127.1pt(+5.6)92.5m 256.3pt(+5.7)
ジャクリーン・ザイフリーツベルガー87.0m 122.6pt(+4.1)88.5m 250.0pt(+6.4)
( )内はウィンドファクター
ブティッツ選手とは飛型点で1回目2.0、2回目2.5の計4.5ポイントの差、飛距離を伸ばせなければ連続して優勝を逃すということもあり得るかもしれない。
ただイラシコシュトルツ選手が13位と大きく沈んでしまったため総合優勝は大きく近づいた。
仮に第14戦で高梨選手が優勝、イラシコ選手が9位以下の場合、ここで総合優勝が決まる。
【スポーツの最新記事】
この記事へのコメント