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【解答・解説】98回薬剤師国家試験(薬理-必須問題)

【解答・解説】98回薬剤師国家試験(薬理-必須問題)

【問1】
正解 4
インスリン受容体は、チロシンキナーゼ(酵素)内蔵型受容体であり、細胞外にリガンド結合部位をもつ細胞膜1回貫通型受容体である。インスリンのほかに、上皮増殖因子(EGF)などもチロシンキナーゼ内蔵型受容体である。


【問2】
正解 3
プロプラノロールは、非選択的β受容体遮断薬である。β2受容体を遮断することにより、気管支平滑筋収縮作用を示すため、気管支ぜん息、気管支痙れんのおそれがある患者には禁忌である。


【問3】
正解 3
1 誤。アトロピンは、抗コリン薬であり、ムスカリン受容体を遮断する。
2 誤。カルバコールは、直接型コリン作動薬であり、ムスカリン受容体を刺激する。現在使用されていない。
3 正。エドロホニウムは、間接型コリン作動薬であり、コリンエステラーゼの陰性部位にのみ結合し、酵素活性を可逆的かつ一過性に阻害する。
4 誤。ブチルスコポラミンは、抗コリン薬であり、腸管平滑筋弛緩作用を示す。
5 誤。プラリドキシム(PAM)は、コリンエステラーゼに結合したリン酸基を切断し、不活化されたコリンエステラーゼを再賦活化させる。


【問4】
正解 3
リドカインは、アミド型の局所麻酔薬であり、非イオン型(分子型)で知覚神経の細胞膜を通過し、陽イオン型に変換された後に知覚神経の軸索の内側から電位依存性Na+チャネルを遮断することにより、局所麻酔作用を示す。


【問5】
正解 2
1 誤。アマンタジンは、ドパミン作動性神経終末からドパミンの遊離を促進し、抗パーキンソン病作用を示す。
2 正。トリヘキシフェニジルは、中枢性抗コリン薬であり、向精神薬により誘発される薬剤性パーキンソン症候群に有効である。
3 誤。セレギリンは、B型モノアミン酸化酵素(MAOB)阻害作用により、中枢内ドパミン濃度を増大させて抗パーキンソン病作用を示す。
4 誤。エンタカポンは、末梢性カテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)を阻害し、レボドパの代謝阻害を介して血中濃度と脳内移行量を増大させる。レボドパ長期投与により生じるwearing-off現象のoff時間を短縮させる作用を示すので、レボドパ・カルビドパ又はレボドパ・ベンセラジド合剤と併用される。
5 誤。ブロモクリプチンは、中枢内D2受容体を直接刺激し、抗パーキンソン病作用を示す。


【問6】
正解 5
1 誤。パロキセチンは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であり、シナプス間隙のセロトニン濃度を上昇させる。また、反復投与によりセロトニン作動性神経終末の自己受容体のdown-regulationを誘発することにより、持続的なセロトニン遊離の促進をおこし、抗うつ作用を示す。
2 誤。ミアンセリンは、四環系抗うつ薬であり、アドレナリン作動性神経終末部シナプス前膜のα2受容体を遮断し、ノルアドレナリン遊離を促進して抗うつ作用を示す。
3 誤。アモキサピンは、第二世代の三環系抗うつ薬であり、セロトニンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、抗うつ作用を示す。第一世代抗うつ薬と比較して作用は速効性である。
4 誤。トラゾドンは、弱いセロトニン再取り込み阻害作用を示すとともに、その代謝物が5-HT1B受容体部分刺激作用、5-HT2A受容体遮断作用を有し、抗うつ作用を示す。
5 正。ミルナシプランは、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)であり、シナプス間隙のセロトニン及びノルアドレナリン濃度を上昇させ、抗うつ作用を示す。


【問7】
正解 3
ジゴキシンは、Na+, K+-ATPaseを阻害し、細胞内Na+濃度を上昇させる。その結果、Na+-Ca2+交換系を介して細胞内Ca2+濃度を上昇させ、心筋収縮力を増強する。なお、選択肢1のβ1受容体刺激はドブタミンやデノパミンなど、選択肢2のNa+-K+-2Cl−共輸送系阻害はループ利尿薬、選択肢4のホスホジエステラーゼV阻害はミルリノン、オルプリノンなど、選択肢5のアデニル酸シクラーゼ(直接)活性化はコルホルシンダロパートの作用機序である。


【問8】
正解 4
1 誤。ベタキソロールは、選択的なβ1受容体遮断作用を示し、心機能を抑制する。
2 誤。ロサルタンは、AT1受容体を遮断し、血管を拡張する。
3 誤。フェントラミンは、非選択的α受容体遮断薬であり、α1受容体遮断による血管拡張作用、α2受容体遮断によるノルアドレナリン遊離促進を介する心拍数上昇作用を示す。
4 正。プラゾシンは、選択的なα1受容体遮断作用を示し、血管を拡張する。
5 誤。クロニジンは、α2受容体を刺激し、ノルアドレナリン遊離を抑制する。また、延髄血管運動中枢のα2受容体を刺激し、交感神経緊張を抑制する。


【問9】
正解 5
1 誤。プロパンテリンは、ムスカリン受容体を遮断し、鎮痙作用を示す。
2 誤。ウルソデオキシコール酸は、肝臓での胆汁分泌を促進することで胆汁うっ滞を改善する。
3 誤。フロプロピオンは、カテコール-O-メチル基転移酵素(COMT)阻害によるアドレナリン作動性作用を増強し、Oddi括約筋を弛緩させて胆汁の十二指腸内への排出を促進する。
4 誤。ニザチジンは、胃壁細胞のH2受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制する。
5 正。ナファモスタットは、トリプシンなどのタンパク質分解酵素を阻害し、急性膵炎、慢性膵炎の急性増悪時の治療に用いられる。


【問10】
正解 4
1 誤。フルバスタチンは、ヒドロキシメチルグルタリルCoA(HMG-CoA)還元酵素を阻害し、肝細胞内コレステロールの合成を抑制する。その結果、肝細胞膜上のLDL受容体数を増加させ、LDLの取り込みを促進して血中LDLを減少させる。
2 誤。エゼチミブは、小腸コレステロールトランスポーターを阻害し、コレステロールの吸収を抑制する。
3 誤。コレスチラミンは、陰イオン交換樹脂であり、腸管内で胆汁酸と結合し、小腸からの胆汁酸の再吸収抑制を介してコレステロールの吸収を抑制する。
4 正。フェノフィブラートは、PPARαを刺激し、リポタンパク質リパーゼ(LPL)を活性化してトリグリセリド(TG)の分解を促進する。また、肝細胞内での脂肪酸のβ酸化を促進し、脂肪酸を減少させてTGの合成を阻害する。
5 誤。コルヒチンは、チュブリンと結合して微小管重合を阻害し、局所組織への好中球の遊走を抑制する。痛風発作の緩解及び予防薬である。


【問11】
正解 5
トラネキサム酸は、プラスミノーゲンやプラスミンのリジン結合部位に結合し、プラスミンによるフィブリン分解を抑制して線溶系を抑制する。なお、選択肢1のトロンビン阻害はアルガトロバンやダビガトランエテキシラートなど、選択肢4の第Xa因子阻害はリバーロキサバンなどの作用機序である。


【問12】
正解 1
シクロスポリンは、ヘルパーT細胞内のシクロフィリンと結合し、脱リン酸化酵素のカルシニューリン活性を抑制する。その結果、インターロイキン-2(IL-2)の合成・分泌を抑制して免疫抑制作用を示す。なお、選択肢2のジヒドロ葉酸還元酵素の阻害はメトトレキサート、選択肢3のピリミジン合成経路の阻害はレフルノミド、選択肢4のプリン合成経路の阻害はアザチオプリンの作用機序である。


【問13】
正解 2
セラトロダストは、TXA2受容体遮断により抗アレルギー作用を示すため、気管支ぜん息の治療に用いられる。なお、選択肢1のロイコトリエン受容体遮断は、プランルカストやモンテルカストなど、選択肢3のシクロオキシゲナーゼ-2阻害は、セレコキシブ、エトドラク、メロキシカムなどの作用機序である。


【問14】
正解 2
1 誤。ナイスタチンは、真菌細胞膜成分のエルゴステロールと結合し、細胞膜機能障害作用を示す。
2 正。フルシトシンは、真菌細胞内でフルオロウラシルとなり、さらにその活性体がチミジル酸合成酵素を阻害し、核酸合成を阻害する。
3 誤。ミカファンギンは、1,3-β-D-グルカンの合成を阻害し、真菌細胞壁の合成を阻害する。
4 誤。ミコナゾールは、ラノステロールのC-14脱メチル酵素(P450)を阻害し、エルゴステロールの合成を阻害する。
5 誤。テルビナフィンは、スクアレンエポキシダーゼを阻害し、エルゴステロールの合成を阻害する。


【問15】
正解 1
レトロゾールは、アロマターゼ阻害薬であり、アンドロゲンからエストロゲン生成を阻害し、閉経後乳がんに用いられる。なお、選択肢2のトポイソメラーゼU阻害はエトポシドなど、選択肢3のジヒドロ葉酸還元酵素阻害はメトトレキサート、選択肢4のアンドロゲン受容体遮断はクロルマジノン酢酸エステルなど、選択肢5のエストロゲン受容体遮断はタモキシフェンなどの作用機序である。

98回薬剤師国家試験(薬理-必須問題)

【問1】
インスリン受容体はどれに分類されるか。1つ選べ。
1 Gqタンパク質共役型受容体      2 Giタンパク質共役型受容体
3 イオンチャネル内蔵型受容体    4 酵素内蔵型受容体
5 核内受容体

■解答・解説はコチラ

【問2】
プロプラノロールは、気管支ぜん息患者において気管支狭窄をおこすことがある。この作用機序はどれか。1つ選べ。
1 ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断
2 アドレナリンα1受容体遮断
3 アドレナリンβ2受容体遮断
4 ヒスタミンH1受容体遮断
5 ロイコトリエン受容体遮断

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【問3】
コリンエステラーゼを可逆的に阻害するのはどれか。1つ選べ。
1 アトロピン          2 カルバコール
3 エドロホニウム        4 ブチルスコポラミン
5 プラリドキシム(PAM)

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【問4】
リドカインの局所麻酔作用発現にかかわる作用点はどれか。1つ選べ。
1 ヒスタミンH1受容体      2 セロトニン5-HT3受容体
3 電位依存性Na+チャネル    4 アデニル酸シクラーゼ
5 GABAB受容体

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【問5】
ムスカリン性アセチルコリン受容体遮断により、抗パーキンソン病作用を示すのはどれか。1つ選べ。
1 アマンタジン    2 トリヘキシフェニジル    3 セレギリン
4 エンタカポン    5 ブロモクリプチン

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【問6】
選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取込み阻害により抗うつ作用を示すのはどれか。1つ選べ。
1 パロキセチン    2 ミアンセリン     3 アモキサピン
4 トラゾドン     5 ミルナシプラン

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【問7】
ジゴキシンの強心作用の機序はどれか。1つ選べ。
1 アドレナリンβ1受容体刺激    2 Na+-K+-2Cl−共輸送系阻害
3 Na+,K+-ATPase阻害       4 ホスホジエステラーゼV阻害
5 アデニル酸シクラーゼ活性化

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【問8】
血管平滑筋のアドレナリンα1受容体の選択的遮断により、降圧作用を示すのはどれか。1つ選べ。
1 ベタキソロール    2 ロサルタン    3 フェントラミン
4 プラゾシン      5 クロニジン

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【問9】
急性膵炎の治療に用いられるタンパク質分解酵素阻害薬はどれか。1つ選べ。
1 プロパンテリン     2 ウルソデオキシコール酸
3 フロプロピオン     4 ニザチジン
5 ナファモスタット

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【問10】
ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体(PPAR)αを刺激するのはどれか。1つ選べ。
1 フルバスタチン      2 エゼチミブ    3 コレスチラミン
4 フェノフィブラート    5 コルヒチン

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【問11】
トラネキサム酸の止血作用の機序はどれか。1つ選べ。
1 トロンビン阻害    2 アンチトロンビンV阻害
3 組織因子阻害     4 第]a因子阻害
5 プラスミン阻害

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【問12】
シクロスポリンの免疫抑制作用の機序はどれか。1つ選べ。
1 カルシニューリンの阻害
2 ジヒドロ葉酸還元酵素の阻害
3 ピリミジン合成経路の阻害
4 プリン合成経路の阻害
5 インターロイキン-6(IL-6)受容体の遮断

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【問13】
セラトロダストの抗アレルギー作用の機序はどれか。1つ選べ。
1 ロイコトリエン受容体遮断
2 トロンボキサンA2受容体遮断
3 シクロオキシゲナーゼ-2阻害
4 5-リポキシゲナーゼ阻害
5 ホスホリパーゼA2阻害

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【問14】
核酸合成を阻害し、抗真菌作用を示すのはどれか。1つ選べ。
1 ナイスタチン    2 フルシトシン     3 ミカファンギン
4 ミコナゾール    5 テルビナフィン

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【問15】
閉経後乳がん治療薬レトロゾールの作用機序はどれか。1つ選べ。
1 アロマターゼ阻害
2 トポイソメラーゼU阻害
3 ジヒドロ葉酸還元酵素阻害
4 アンドロゲン受容体遮断
5 エストロゲン受容体遮断

■解答・解説はコチラ

相互プロドラッグとは

スルタミシリントシル酸塩水和物

既存のバカンピシリンやタランピシリンなどのような

アンピシリンの経口吸収性を改善することを目的とした単なるプロドラッグとは異なり、

アンピシリンとβ-ラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムをエステル結合したもので、

アンピシリンとスルバクタムの経口吸収性を相互に改善すると同時に、

生体内ではそれぞれの成分が遊離し、薬効上協力作用を発揮するという特長をもっている。

このようにスルタミシリントシル酸塩水和物は1 つの分子の中で2 つの成分が

相互にプロドラッグであるという意味で、ミューチュアルプロドラッグ(相互プロドラッグ)という。

【ゴロ】三類感染症の覚え方【語呂】

三類感染症は5つあります。

次のように覚えましょう。

「パチンコ、超サイテー!!」


1) パ・・・パラチフス

2) チ・・・腸チフス


(ン)

3) コ・・・コレラ

4) 超・・・腸管出血性大腸菌(O-157)

5) サイ・・・細菌性赤痢


(テー)

もっと覚えやすく

「パチン"コレラ"、超サイテー」

と覚えてしまっても良いと思います笑顔OK

【ゴロ】新生児マススクリーニングの覚え方【語呂】

新生児マススクリーニングの対象疾患は6つあります。

この6つは(後半は意味不明ですが)次のように呪文のように覚えましょう!


「クレヨンしんちゃん柄の

吹く笛ホモ!メープルシロップ!!」


1)クレ・・・クレチン症(=先天性の甲状腺機能低下症です)

2)柄・・・ガラクトース血症

3)吹く・・・腎過形成(先天性副腎過形成)

4)笛・・・フェニルケトン尿症

5)ホモ・・・ホモシスチン尿症

6)メープルシロップ・・・メープルシロップ尿症


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※アルカプトン尿症は入ってませんからね!!

精度管理法

患者検体を試料とする内部精度管理法
(→管理試薬を用いない、ってこと!)

デルタチェック法・・・前回、前々回との比較をする方法
二重測定法・・・2回検査を行うこと
ナンバープラス法
正常者平均値法・・・ナンバープラス法を改良ver.
(正常者平均値法はある程度の検体数をある検査室で用いられる病院内独自の限界値から超えるものをチェックする方法である)
項目間チェック法・・・(相関関係をもつ2つの検査値に矛盾がないかチェックする方法)

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管理血清を用いる内部精度管理法

・X(バー)-R管理法・・・(X(バー):平均値、R:日内変動=バラツキ)
※管理限界は±3SDなので注意
・X(バー)-Rs-R管理法(Rs:日差変動を意味する)
・累積和法・・・毎日の微小な一定方向へのずれを鋭敏に感知できる!
・双値法

「X(バー)-R管理法は試薬の劣化を評価できる」 

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外部精度管理法

・コントロールサーベイ法
・クロスチェック法

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Tonksの許容誤差限界の式

±[(正常範囲の1/4)/(正常中間値)] ×100

※正常範囲の1/4とは、±2SDの1/4なので1SDに相当する!

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許容誤差が最小のもの・・・塩化物やナトリウム
許容誤差が最大のもの・・・カリウム

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正確さのチェック法
・添加回収試験
・標準法との比較

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精密さのチェック法
・日差再現性
・同時再現性
・標準偏差
・変動係数(→測定の再現性=精密度となる)

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ROC曲線では感度、偽陽性率ともに1に近い検査法が理想的である 

ROC曲線からカットオフ値が得られる 

偽陽性率は(1−特異度)で表せる 

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±2SDに入る範囲は全体の95.4%
(偏差値70となるのは100人中5人くらい)

臨床検査技師国家試験に関する知識〜その2〜

[寄生虫]

ヒトが終宿主にも中間宿主にもなりえるもの
・施毛虫(せんもうちゅう)
・有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう)

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幼虫移行症を起こさないもの(=ヒトのみが固有宿主となる)
・無鉤条虫

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性感染症(STD)に含まれているもの
・赤痢アメーバ症
・ジアルジア症(ランブル鞭毛虫)
・疥癬(ヒゼンダニ)

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ツツガムシ病の原因は・・・・
→リケッチア(ツツガムシリケッチア)

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日本住血吸虫のポイント
・セルカリア(cercaria)が皮膚から侵入して感染する。
・中間宿主は淡水に生息する小型の巻貝であるミヤイリガイ

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赤痢アメーバについて
・37℃前後に保温された生鮮標本で鏡検すると運動が活発である 
・生鮮標本で捕食された赤血球がみられる 

日和見感染を起こしやすい寄生虫疾患
・糞線虫症
(・ニューモシスチス肺炎)

熱帯熱マラリア原虫のヒトへの感染は・・・
ハマダラカだけが媒介する!!

栄養体のみが感染する寄生虫は?
→膣トリコモナス!!(シストをつくらない)

糞線虫について
◯ 「新鮮便のなかにR型幼虫(ラブジチス型幼虫)が検出される。」
◯ 「ろ紙培養法が診断が役立つ(F型:フィラリア型幼虫=感染幼虫が検出)」
◯ 「自家感染が起こる」(特に免疫低下時)


[微生物]

髄膜炎菌 Neisseria meningitidis の同定に用いられる培地
→サイアーマーチン培地(Thayer-Martin 寒天培地)

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髄膜炎にかかったとき、髄液培養に必要なもの
・ヒツジ血液寒天培地
・チョコレート寒天培地
・サブロー寒天培地

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マイコプラズマは原核生物に分類される 
(※細菌してはマイコプラズマは最小のものである。)

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テイコプラニンの作用機序は?
細胞壁合成阻害である。グリコペプチド系の抗生物質に分類される。
(バンコマイシンと同系統の抗生物質)

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ディック毒素とは
溶血連鎖球菌 Streptococcus pyogenes が産生する毒素のこと

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輸入真菌症
・コクシジオイデス症
・ヒストプラスマ症 Histoplasma capsulatum
・パラコクシジオイデス症
・マルネッフェイ型ペニシリウム症

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レジオネラ属菌(Legionella pneumoniaなど)による感染症を疑った場合は・・・
→ヒメネス(Gimenez)染色を行う

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真菌の超基本的な染色法
・ラクトフェノールコットンブルー染色
Aspergillus fumigatus などに◎)

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SS寒天培地とは
→サルモネラ属や赤痢菌(Shigella属)を糞便検体から
分離するのに優れた選択分離培地である。
(※SS=サルモネラ・シゲラの頭文字)

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TSI寒天培地とは
Triple Sugar Iron培地のことで
乳糖、ショ糖、ブドウ糖の発酵性と臭化水素の産生性を指標とした
腸内細菌の鑑別用培地(確認培地)である。

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CIN寒天培地
C・・・セフスロジンという抗生物質
I・・・イルガサンという抗生物質
N・・・ノボビオシンという抗生物質
が添加された培地で、この培地に何か生えたらそれはエルシニアと
思っていいくらい選択制の優れたエルシニアの選択培地である。

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NAC培地
ナリジクス酸とセトリミドという抗生物質が入っており
緑膿菌の選択培地となる。

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バクテロイデスとは?
・腸内細菌の主要なメンバーである(ヒトの大便1gあたりに100億〜1000億ほど存在)
(※なお、腸内細菌の総数は100兆個以上である)
・グラム陰性桿菌で嫌気性である(腸内細菌は99%嫌気性)
・日和見感染を起こすことがある

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運動性の高い菌
・緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa (極単毛で活発に運動する)
・カンピロバクター・ジェジュニ(らせん状運動を行う)

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ウレアーゼ陽性(Urease Positive)
・ヘリコバクター・ピロリ
・スタフィロコッカス Staphylococcus
・クレブシエラ Klebsiella
・プロテウスProteus

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微好気性の細菌(酸素が3%〜15%の環境が◯)
・ヘリコバクター・ピロリ
・カンピロバクター属
・(ヒトにライム病を引き起こすスピロヘータである)Borrelia burgdorferi
→回帰熱(≒ライム病)の主な原因となり、ダニが保菌しており、ダニに咬まれれ感染・発症する!

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4℃でも発育できる細菌
・リステリア・モノサイトゲネス
→リステリア症の原因菌で、人畜共通感染症の1つである。

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(酵母様真菌←)クリプトコッカス症
ハトの糞が感染源となる人畜共通感染症。
※培養には時間がかかり、35℃、24時間の培養では、集落の形成はみられない
(72時間くらい必要である。)

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仮生菌糸を形成しない酵母
Candida glabrate
Cryptococcus neoformans

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伝染性紅斑の原因のとなるウイルスは?→パルボウイルス

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EBウイルスとは?
ヘルペスウイルス科のウイルスで、初感染では「伝染性単核球症」となり
再感染(日和見感染)では「バーキットリンパ腫」との関連がある。

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トキソイドワクチン
・破傷風トキソイド
・ジフテリアトキソイド
(トキソイドワクチンを知らないは「ハ・ジ!!(恥!!)」と覚えよう)

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尿路感染症の起炎菌として重要な菌
・大腸菌(Escherichia coli)が圧倒的No.1
Staphylococcus saprophiticus ←No.2とされる
Klebsiella sp.
Proteus sp.

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カタラーゼを持っていない細菌
・ストレプトコッカス属 (代表:Streptococcus pyogenes;化膿レンサ球菌
    ↓
    ↓(20年くらい前に独立したのが・・・)
    ↓
・エンテロコッカス属(腸球菌) (代表:Enterococcus faecalis

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・インフルエンザウイルスはRNAウイルスなのでチミンは含有していない!
(RNAなのでチミンの代わりにウラシル塩基が構成要素である)

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DNAウイルスで有名なもの
・ヒトB型肝炎ウイルス
・アデノウイルス
・パルボウイルス(伝染性紅斑の原因)
・ヘルペスウイルス科(単純ヘルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス)
・ヒトパピローマウイルス

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肺炎の主要な原因菌は?
Streptococcus pneumoniae肺炎球菌のこと!)



[病理]

同じ上皮組織からなる組合せ
・子宮内膜−胃粘膜

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ハバース管とは・・・
→(骨の構造で)栄養血管と無髄神経が通っている管のこと

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含気骨(がんきこつ)とは・・・
→重量を軽減するため空気が入っている骨のこと
例)上顎骨

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カルノア固定液の特徴
・ムチンの固定に適している
・DNAやRNAを検出できる

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グルタルアルデヒドの特徴
・組織形態の保存に適している

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ベルリンブルー染色
→鉄の染色法(主に溶血のヘモジデリン)

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酸性粘液多糖類
・カルボキシ基や硫酸基と色素の結合により染色される 
・トルイジン青染色では赤紫色に染まる 

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透過型電子顕微鏡試料作成法
・置換剤にはプロピレンオキサイド
・電子染色では酢酸ウランが核を染める 

PAS染色
→過ヨウ素酸シッフ反応を利用して、細胞内の多糖体(≒粘液)を染め上げる。

過活動膀胱OABの新治療薬『トビエース錠4mg,8mg』

新薬トビエース錠(成分名:フェソテロジンフマル酸塩)の基本的事項です。

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効能・効果
過活動膀胱(Overactive bladder:OAB)における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁

禁忌
・尿閉を有する患者
・眼圧が調節できない閉塞隅角緑内障の患者
・幽門、十二指腸又は腸管が閉塞している患者及び麻痺性イレウスのある患者
・胃アトニー又は腸アトニーのある患看
・重度の肝障害のある患看
・重症筋無力症の患者
・重篤な心疾患の患看

用法用量
通常、成人にはフェソテロジンフマル酸塩として4mgを1日1回経口投与する。
なお、症状に応じて1日1回8mgまで増量できる。


適用上の注意
本剤は徐放性製剤であるため.割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで,そのままかまずに眼用するよう指導すること。
(割ったり砕いたり、すりつぶしたりして服用すると、本剤の徐放性が失われ、血中濃度が上昇するおそれがある。)

特徴
デトルシトールの活性代謝物のプロドラックであり、膀胱に対する選択性の高い抗ムスカリン薬である。
過活動膀胱治療薬として.米国をはじめとする世界40ヵ国以上で承認されている(2012年5月現在)

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抗ムスカリン作用を作用機序とする過活動膀胱治療薬は
今までバップフォー、デトルシトール、ポラキス、ベシケア、ウリトス、ステーブラといった治療薬が
上市されており、
作用機序の異なるものとしはβ3アドレナリン受容体作動薬としてベタニスがありました。

今回発売されたトビエース錠はファイザー製薬のデトルシトールの
活性代謝産物のプロドラックということで、もちろんファイザー製薬からの発売である。

薬価は4mgが190.90円、8mgが286.40円となったので
4mgが190.90円=デトルシトールの4mg錠と同じ値段です!

M3の選択性が高まっているとのことなので唇の乾きや口渇といった副作用が
軽減されていると考えられます。
同じ薬価なら7年前の薬より、新薬使ってみたいですね笑顔

ただ、他の薬も同様ですが霧視・めまい・眠気といった副作用が発現することがあるので
自動車の運転等は注意が必要となります。

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※過活動膀胱(Overactive bladder:OAB)とは(ファイザー製薬のサイトより引用)

 過活動膀胱は、「尿意切迫感を必須症状とする症状症候群であり、通常は頻尿と夜間頻尿を伴うもの」と定義されています。日本では2005年8月に日本排尿機能学会から「過活動膀胱診療ガイドライン」が発行され、OABの疾患概念、診療方法等が泌尿器科専門医のみならず一般臨床医にも広く浸透しつつあります。
 2002年に日本排尿機能学会によって行われた国内の疫学調査では、40歳以上の日本人男女でのOABの有病率は12.4%と報告され、40歳以上のOAB患者数は810万人と推定されています。またOABの有病率は年齢とともに増加することが示され、年代別では70歳代が230万人以上と最も多いとされています。OABは日常生活の様々な活動を制限し、精神的、社会的にも影響を及ぼすことから、高齢者の生活の質(QOL)を大きく低下させる重大な問題として取り上げられるようになってきています。

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アトピー治療に生物学的製剤が登場?!

平成25年3月8日(金)

サノフィ株式会社がアトピー性皮膚炎における
IL-4Rα抗体のdupilumabに関して、POCデータを発表しました。

現在はステロイド治療あるいはプロトピック(タクロリムス)での治療がツートップですが
さてさて、これが3つめの柱となるか?!かなり、期待大です笑いキラキラ

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一第71回米国皮膚科学会の最新臨床試険セッションで第lb相データを発表一

フランス、パリおよびニューヨーク州タリータウンー2013年3月2日一

サノフィ(EURONEXT:SANおよびNYSE:SNY]とRegeneron Pharmaceuticals, lnc.(Nasdaq:REGN)は本日、皮下投与で開発中の、インターロイキン4受容体αサブユニット(IL-4R a)に対する高親和性完全ヒト抗体であるdupilumab(REGN668/SAR231893)に関する2件の第lb相試験の集積データが、マイアミで開催された第71回米国皮膚科学会(AAD]で発表されたことをお知らせします。

第lb相試験の主要評価項目は、dupilumabの安全性プロファイルを評価することでした。その他の探索的評価項目には、薬物動態、バイオマーカー、有効性などの評価が含まれました。有効性データからは、dupilumabを150 mgまたは300 mg、4週間にわたって週に1回皮下投与した場合、局所外用薬でコントロール不十分な中等度から重度までのアトピー性皮膚炎(AD)患者の徴侯および症状を有意に改善することが明らかになりました。

具体的には、dupilumabの投与を受けた患者では、体表面積(BSA)スコア、治験責任医師による包括的評価(lGA)スコア、および湿疹面積・重症度指数(MSI)において、ベースラインから4週目までにプラセボと比較して有意な改善が見られました[すべての指標および用量について、プラセボに対してpくO.05)。300mg用量群では、 BSAスコア、 IGAスコア、およびEASIスコアの有意な改善が8週目の時点まで維持されていました(プラセボに対してpくO.05).レスポンダー解析により、4週目の時点でEASlスコアが50%以上低下した患者の割合は、プラセボ群の18.8%に対し、150 mg用量群で54.5%、300mg用量群で71.4%であることが明らかになりました(p<0.05)。最も一般的な有害事象(AE)は、鼻咽頭炎(プラセボの12.5%に対して19.6%)、頭痛1プラセボの6.3%に対して11.8%)でした。

米国オレゴン州ポートランドのオレゴン健康科学大学臨床試験部長であり、本試験の治験責任医師を務めるエリヅク・シンプソン博士(准教授]は、「既存の治療法にもかかわらず、中等度から重度までのアトピー性皮膚炎の患者さんでは、かなりの割合で皮膚の炎症や頑固なかゆみなどが見られ、生活の質に大きな影響が生じています。新しい作用機序を備えたこの生物学的製剤に関する初期段階の結果は、このような患者さんの治療に当たる医師にとって心強く、さらなる臨床研究を実施する根拠となります」と述べています。

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詳しくはサノフィ株式会社を参照




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