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免疫グロブリンのアフィニティー成熟とは


骨髄から末梢血にでてきたB細胞が,

抗体産生細胞に分化して抗体を分泌するようになると,

そのV領域遺伝子にはしばしば突然変異が起こる。

これをB細胞の体細胞超変異という。

普通の細胞では,体細胞変異は極稀にしか起こらないが,

Bcellは変異の頻度が極めて高く,1万倍にも及ぶ。

この機構によって抗原との結合力が強くなったものが選択されて,

次第に抗体産生の中心になってくる。

動物を同じ抗原で繰り返し免疫すると,

当初産生された抗体のうちでも抗原との結合力が強い抗体が

次第に優勢になってくる現象が知られており,

このことを免疫グロブリンのアフィニティ成熟(Affinity maturation)と呼んでいる。





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