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LAP(leucine aminopeptidase)とは

ロイシンアミノペプチダーゼ;LAP

「ペプチダーゼ」というようにペプチドを加水分解する酵素であるが

ペプチダーゼには内側から加水分解するタイプの"エンドペプチダーゼ"と

外側(末端)から加水分解するタイプの"エキソペプチダーゼ"とがある。

ロイシンアミノペプチダーゼは「アミノペプチダーゼ」であるので

N末端から1〜2個のアミノ酸を切り取っていくタイプのエキソペプチダーゼである。

つまり,LAPはペプチドのN末にロイシンがあるものに特異性が高いペプチダーゼであり

現在では基質特異性のことなる3種類のLAPがあることが知られている。

その3つは
1) 細胞質由来のLAP(別名 C-LAPまたはtrueLAP→※特にロイシンに特異性が高いため)
2) ミクロソーム由来のAA(アリルアミダーゼ)(別名 clinical LAP)
3) 胎盤由来のCAP(シスチニルアミノペプチダーゼ)(別名 PLAP)

ここで臨床的に重要なのはアリルアミダーゼAAである。
なぜなら,AAはγ-GTと同様に胆汁分泌側の膜に活性がある膜酵素であり
胆汁うっ滞,アルコール性肝障害,薬剤性肝障害で高くなる。
従って臨床では,通常この酵素をLAP活性として測定している。

(臨床的な)LAPの測定法は「L-ロイシル-4-ニトロアニリド」を基質として
AAとCAPと反応し,遊離してくる4-ニトロアニリンの黄色を直接測定する方法が用いられている。

生理的変動要因は妊娠である。
CAPは胎盤由来であるため,妊娠の20週以降漸増していき
100〜500U/Lを超えるまで上昇することもある。

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