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最も多い性感染症〜性器クラミジア感染症〜

クラミジアは直径0.2〜1.5μmのグラム陰性球菌状の微生物で
リケッチアと同じく偏性細胞寄生体である。DNAとRNAもの両方をもつ。
クラミジアにはトラコーマクラミジア、肺炎クラミジア、オウム病クラミジアがあるが
ここでは性感染症(STD)の原因となるChlamydia trachomatisを紹介する。

トラコ一マ・クラミジア(Chlamydia trachomatis)

ヒトを宿主にし、主に眼と泌尿生殖器の粘膜に感染する。トラコーマといえば、かつては眼疾患であった。急性結膜炎で始まり慢性に移行し、結膜の肥厚・混濁が生じ、角膜混濁・角膜潰瘍を合併して視力障害または失明をきたすが、現在わが国では典型的症例はほとんどみられない。またC。trachomatisに感染した母親から産道感染し、生後3カ月の間に肺炎を起こす。

先行して約50%に封入体結膜炎がみられるというが、多くは白然治癒し、瘢痕を残さない。近年、C.trachomatisは、これまでの眼疾患の病原体としてよりも、封入体結膜炎、鼠径リンパ肉芽腫、非リン菌性尿道炎、精巣上体炎、子宮頸管炎、卵管炎などの性感染症(sexually transmitted disease;STD)の病因の一つとして頻度が高く、非リン菌性尿道炎(non-gonococcal uretelitis;NGU)の50%以上はC.trachomatisが原因といわれ、最も頻度の高い性感染症である。特に都市部での増加が著しい。

なお、トラコーマ・クラミジアによる性器クラミジア感染症は、クラミジア肺炎とともに「感染症法」では5類感染症、定点把握の疾患となっている。


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