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大腸菌(または肺炎桿菌)にマクロライド?!

まず、基礎知識として、

大腸菌(Escherichia coli)は、
グラム陰性の桿菌で通性嫌気性菌に属し、
環境中に存在するバクテリアの主要な種の一つである。
この菌は腸内細菌でもあり、温血動物(鳥類、哺乳類)の消化管内、特に大腸に生息する。

では、エリスロマイシンを始めとするマクロライド系の抗生物質の特徴は・・・

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この系統の抗生物質は、医薬品としては、主にマイコプラズマ症の特効薬として重
要な意味を持つ。構造的には14員環、15員環、16員環のマクロライドがあり、主として細
菌の70Sリボソームの50Sサブユニットに結合し、ペプチド転移反応を抑制することにより
タンパク合成を阻害し、その結果、細菌の分裂及び増殖を阻害する(静菌作用)。抗菌スペク
トルは、グラム陽性の球菌・桿菌、マイコプラズマ、リケッチア及びクラミジア(オウム病
病原体等)までに及ぶが、グラム陰性菌に対してはカンピロバクター等以外には原則として
無効
である。
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ちなみに、
尿路感染症(膀胱炎etc)の起炎菌の多くは尿道から進入してきた大腸菌なので
もし尿路感染症の第一選択薬にマクロライド(ジスロマックなど)を使っているお医者さんがいたら
ヤブ医者の恐れありなので注意しましょうw

※同様にクレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)も、グラム陰性の桿菌(日本では肺炎桿菌とも呼ばれる)ですが、
しばしば尿路感染症や呼吸器感染症を引き起こします。
従って、起炎菌がクレブシエラの場合もマクロライドは無効ですのでご注意ください。


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