2012年11月07日
健康障害の原因物質
職業癌
1. 膀胱がんのリスクが高いため禁止となっている物質
・ベンジジンおよびその塩
・β-ナフチルアミンおよびその塩
2. 肺、胸膜の中皮腫のリスクが高いため特別管理物質となっているもの
・アスベスト(石綿;アモサイト・クリソサイト)
3. 肝臓がんのリスクが高いため特別管理物質となっているもの
・塩化ビニル(特に肝血管肉腫を発症しやすい)
4. 骨髄腫のリスクが高いため特別管理物質となっているもの
・ベンゼン
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健康障害の原因物質
1. クロム(特に6価クロムが毒性が高い)
6価クロムは粘膜腐食性があり、皮膚や粘膜に接触すると潰瘍を生じ、
鼻中隔穿孔やアレルギー生の湿疹性皮膚炎などを引き起こす。
また、クロムを扱う事業従事者は肺癌の発生率が一般の20倍ほど高いことも知られている。
2. ヒ素(5価のヒ素よりも3価のヒ素のほうが毒性が高い)
ヒ素の中毒症状は、消化管障害の他に筋肉障害、脱毛、黒色色素沈着(黒皮症)などがある。
重症の場合は多発性神経炎となる。また皮膚癌や肺癌の発生率も高まる。
1955年には致死量のヒ素が粉ミルクに混入してしまい130名の死者がでた事件が起きている。
3. 鉛
鉛中毒時に最も一般的に観察される慢性中毒症状は貧血である。
鉛は赤血球の寿命を短縮させるとともにヘムの合成系を阻害するためである。
(δ-アミノレブリン酸脱水素酵素;ALADの阻害)
4. 水銀
水銀はアマルガム、電池、温度計、蛍光灯など幅広く使用されており
その使用量は全世界で年間1万トンともいわれている
我が国では水俣病の原因物質:メチル水銀が環境汚染・健康障害を引き起こしたことは有名である。
現在では、魚介類からのメチル水銀の摂取が知られているが問題が起こる摂取量ではない。
無機イオン型水銀(Hg2+)は、急性中毒として腎障害を発症する。
メチル水銀の慢性中毒は神経障害・中枢神経障害であり歩行失調や聴力低下・視野狭窄などがある。
また、メチル水銀は容易に胎盤を通過するため、胎児には母体よりも強く中枢神経障害が現れることもある。
1. 膀胱がんのリスクが高いため禁止となっている物質
・ベンジジンおよびその塩
・β-ナフチルアミンおよびその塩
2. 肺、胸膜の中皮腫のリスクが高いため特別管理物質となっているもの
・アスベスト(石綿;アモサイト・クリソサイト)
3. 肝臓がんのリスクが高いため特別管理物質となっているもの
・塩化ビニル(特に肝血管肉腫を発症しやすい)
4. 骨髄腫のリスクが高いため特別管理物質となっているもの
・ベンゼン
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健康障害の原因物質
1. クロム(特に6価クロムが毒性が高い)
6価クロムは粘膜腐食性があり、皮膚や粘膜に接触すると潰瘍を生じ、
鼻中隔穿孔やアレルギー生の湿疹性皮膚炎などを引き起こす。
また、クロムを扱う事業従事者は肺癌の発生率が一般の20倍ほど高いことも知られている。
2. ヒ素(5価のヒ素よりも3価のヒ素のほうが毒性が高い)
ヒ素の中毒症状は、消化管障害の他に筋肉障害、脱毛、黒色色素沈着(黒皮症)などがある。
重症の場合は多発性神経炎となる。また皮膚癌や肺癌の発生率も高まる。
1955年には致死量のヒ素が粉ミルクに混入してしまい130名の死者がでた事件が起きている。
3. 鉛
鉛中毒時に最も一般的に観察される慢性中毒症状は貧血である。
鉛は赤血球の寿命を短縮させるとともにヘムの合成系を阻害するためである。
(δ-アミノレブリン酸脱水素酵素;ALADの阻害)
4. 水銀
水銀はアマルガム、電池、温度計、蛍光灯など幅広く使用されており
その使用量は全世界で年間1万トンともいわれている
我が国では水俣病の原因物質:メチル水銀が環境汚染・健康障害を引き起こしたことは有名である。
現在では、魚介類からのメチル水銀の摂取が知られているが問題が起こる摂取量ではない。
無機イオン型水銀(Hg2+)は、急性中毒として腎障害を発症する。
メチル水銀の慢性中毒は神経障害・中枢神経障害であり歩行失調や聴力低下・視野狭窄などがある。
また、メチル水銀は容易に胎盤を通過するため、胎児には母体よりも強く中枢神経障害が現れることもある。
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