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記事
緑の息吹 城郭に押し寄せる自然 [2018/09/28 21:50]
会津の若松城にて
美しさに圧倒されました。過酷な歴史と切り離しての話しですが・・・
人の造りし物と、歳月をかけて押し寄せる自然の力。たぶんその調和の具合に心ひかれるのでしょう。
圧倒されながら、美しさも感じる。
この感覚はどこから来るのでしょうか。
世界共通なのか、日本人独特なのか、私にはわかりません。ただ、命を謳歌する自然を、何となくそのまま受け入れる癖の如きものが、心の奥で作用しているような気がしてなりませ..
伊達氏のなごり(伊達市)梁川城 [2018/09/11 23:04]
つわものどもが夢の跡
政宗以前の伊達氏のなごりを求めて、福島県伊達市を訪問しました。
<梁川城跡>
■梁川城■やながわじょう
伊達氏の先祖は関東武士の伊佐氏。源頼朝の奥州征伐で功を立てて伊達郡を拝領し、地名の伊達を名乗るようになりました。今回訪問の梁川城ですが、正確な築城年はわかっていません。ただ掘調査の結果、伊達氏第3代または第4代当主の頃、既に拠点として使用されていたと推定されています。3代当主は伊達義広(1185年〜1256年)、4代当主は政依(まさ..
ほぼ無計画の旅路 福島のローカル線にて
[2018/09/11 22:46]
当ブログの管理者は、時間も予算も限られる会社員です。旅に出る前には、ある程度スケジュールや目的を決めておきます。ただ、いつもいつもという訳にはいきません。仕事に忙殺されて「なんとか休暇だけは確保した」なんて経験、皆さんも多いのではないでしょうか。
<8月下旬の福島>
車窓に広がるのどかな景色。この日は相当暑かったので、冷房の効いた車内は極楽に感じました。
とりあえず東北新幹線に乗り、米沢ほかいくつかの町を訪ねたあと頭に浮かんだのが、伊達氏のルーツでした。
..
福島城のなごり [2018/09/04 22:10]
つわものどもが夢の跡
福島県庁を訪ねました。伊達氏や上杉氏ゆかりの城跡です。
<福島城本丸跡の石柱>
これだけでもありがたいですね。かつてここに城があった。その目印になります。
■ 伊達氏ゆかりの城 ■
詳細は不確かながら歴史は古く、かつては大仏城、あるいは杉目城とも呼ばれていました。1413年に、伊達持宗(第11代当主)が鎌倉公方(足利持氏)に反乱を起こし、この地に立て籠ったという記録が残っています(大仏城合戦)。その後の伊達氏との関りだと、伊達晴宗(..
小峰城 戊辰150年の夏 [2018/08/31 21:12]
つわものどもが夢の跡
南北朝時代における名門家の築城から始まり、幕末の動乱においても重要な役割を担った城を訪ねました。
<小峰城>こみねじょう
盛岡城・若松城とともに「東北三名城」と賞される名城です。
■現地訪問■
最寄り駅は白河駅。新幹線が停車する新白河のお隣です。そこから徒歩圏内。
<ホームから撮影>
ホームから小峰城のシンボル・三重櫓が見えています。
<白河駅>
駅の出口は南側、城は逆方向の北側になります。「反対側かぁ」と一瞬思..
福島復興の城跡(白河小峰城)名城の石垣 [2018/08/22 22:08]
白河の小峰城にて
<小峰城の石垣>
2011年3月の東日本大震災により、城の正面に位置するこの付近の石垣は崩れ落ちました。画像は震災前のものではなく、本日の姿です。立入禁止の期間を経て、2015年4月に復興式が行われたそうです。
まだ新しさが漂いますが、これから適度に自然が押し寄せ、深味を増してゆくのでしょう。東北を旅した帰り道、訪問することができて良かったです。とても感慨深い石垣でした。
<日本100名城>
素晴らしい城郭。日本100名城に..
二本松城のなごり 伊達政宗も板垣退助も攻めた城 [2018/07/29 23:00]
つわものどもが夢の跡
今回の訪問は二本松城です。戦国武将好きなので、伊達輝宗・政宗父子と争った二本松氏の居城として訪問しました。しかし、そんな「中世のなごり」などは残っていません。江戸を通じて存続した二本松城は立派な近世城郭。日本100名城にも選ばれています。
<箕輪門>
二本松城のシンボル的な門です。
■ 室町時代中期の築城 ■
奥州探題を命じられた畠山氏がこの地に入り、畠山満泰が当主となった時に現在の場所に城が築かれたようです。畠山氏が二本松氏を名の..
二本松落城の日(7月29日)二本松少年隊の顕彰碑 [2018/07/29 06:49]
本日は二本松城が落城した日です。
<二本松少年隊顕彰碑>けんしょうひ
二本松藩のために戦った少年隊の雄姿です。背後の女性像は、出陣服を仕立てる母の姿です。
■ 二本松城 ■
二本松城というと、皆さんはどんなことを連想しますでしょうか?
伊達輝宗・政宗と争うことになった二本松氏の居城。江戸時代の近世城郭。そして日本100名城の一つ。それが私にとっての二本松城でした。そんな漠然としたイメージだけです。それだけに、実際に訪問し、目の当たりにした少年隊の..
在来線の旅 猪苗代城訪問追記 [2017/09/09 23:41]
(猪苗代城訪問の追記です)
訪問記はこちらです
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■ お城巡り ■
<猪苗代城跡>
中世においては猪苗代氏代々の居城。猪苗代氏が去っても、この場所は長らく城として機能し続けました。江戸期には会津若松城の支城という位置付け。その会津若松城が鶴ヶ城と呼ばれたのに対し、猪苗代城は亀ヶ城と呼ばれました。本城と支城、鶴と亀というコンビですね。
連続して配置された曲輪や石垣・土塁・空堀など、遺構がたくさんの山城です。特に尾根を削って作る堀切は見応..
猪苗代湖北岸の山城 猪苗代城 [2017/09/08 23:10]
つわものどもが夢の跡
猪苗代湖の北に位置する山城を訪問しました。
<堀切>
別名は亀ヶ城。中世から近代に至るまで、長きにわたって城とし機能した場所です。
■ 猪苗代氏400年 ■それ以上長い歴史の城跡
築城の詳細については不明ですが、鎌倉時代初期(頃?)から長らくこの地を治めた猪苗代氏の拠点です。場所は猪苗代湖の北岸。構造としては典型的、というかやや古典的な山城。山上の本丸から麓までの間に、一定の間隔をおいて平らな区画を設ける縄張りです。凄く凝っていると..
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