介護の専門性とは？

利用者さんがおっしゃる。
「貯めておけよ。お金も大事だけど、人も貯めておけよ。人を貯めておくと、年取った時に寂しくないぞ。そういう人になれよ。」
とおっしゃってくれた。
良い言葉である。

いつもヘルパーが来る意味がないとおっしゃる利用者さん。本人は、自分で出来ていると思っているが、床にお通じがついていることもあり、便臭がすることも。
どうやって信頼関係を育もうかと考えながらサービスにあたった。
ようやく手応えが出てきた。
本人「昔は、醤油を借りにいったりした。」
私「隣によく借りにいきましたね。」
本人「借りたはいいけど返したためしがない。お互い様だったからな。」
私「お節介やきの人もいましたね。」
本人「お見合いさせて、結婚させてな。」
私「今はお節介な人いないですね。」
本人「でもお節介な人は必要だよ。」
私「私も○○さんが必要でないと思っても来ちゃうんですよね。また来てもいいですか？」
本人「来ていいよ。待っているから。」
まさか「待っている。」なんて言ってくれるとは。
なんとなく手応えを感じました。

利用者さんが、クーラーの掃除をお願いして、窓を開けて掃除するから、「寒い。」と利用者さんが言ったら、業者の人が、「こっちの方がもっと寒いよ。」と言われてしまった。とのこと。
もっと言いようがあるのにね。と笑っておっしゃっていた。
それが本当ならば、「こっちの方がもっと寒いよ。」ではなくて、もっと言いようがあるのに。と思った。

今日より明日がより良い1日になりますように。
それには、1日1日を大事にしていこう。

コロナ禍でも変わらないことは、平時から繋がっている方との交流である。
コロナ禍だから何かをしようとしてもなかなか大変である。
平時に何をしているかで、緊急事態になった時に問われるような気がする。
準備する。予防する。その視点は平時から考えていかないといけないと感じる。

本格的な冬になってきました。
筋肉も硬くなります。
体を動かす前のストレッチがより大事な季節になりますね。

利用者さんから「あんたはちゃんと俺の言わんことを捉えてくれる。なかなかそんな人はいない。あんたは、きっと苦労してきたんだろうな。」とおっしゃってくれる。
利用者さんから何かを見透かされているような気がした。
私に色々と声をかけてくれる方から学ばせて頂いている。

人の言葉も大事だが、どういう行動するかがもっと大事。

利用者さんとの会話
利用者さん「今日はクリスマスか。ケーキとチキンが食いたい。売っているかな。」
私「売っていると思いますよ。買って来ましょうか？」
利用者さん「今日はそれを食べるか？子供みたいだな。」
私「そういえば、サンタさん免疫持っているから大丈夫みたいですね。」
利用者さん「子供の夢は壊しちゃいかんな。さすがサンタさんだな。」
ほんわかした会話でした。

いつも良くしてくれる自転車置き場のおじさんが、今月いっぱいで辞める。もう80だからと。
雨が降った時には、サドルを拭いてくれる。
「おはようございます。」「頑張って行ってきてよ。」「気を付けて行って来て。」と声をかけてくれる。
会っても5分くらい。
でも、なんかあんたとは長いから辞めることを伝えておくと。
短い時間だけれども、1週間に3回会って挨拶や仕草だけでも何かを感じることがある。