アフィリエイト広告を利用しています

暁の宇品

 久し振りのお勧め本です。
広島を舞台とした題名は「暁の宇品」
著者は堀川恵子

380ページ程を、ほぼ1日で読み切りました。
それほど感動する内容です。
内容は、宇品港より兵員や物資を送り出す様子。
原爆投下後の処置を見事に行なった話。
主に以上2点だが指導者が立派、今の政治家に読ませたい。

本の紹介

 今 読よむと面白い本を紹介します。
勉誠出版「日中戦争の正体(中共・ソ連・ドイツにだまされた)」著者:鈴木 荘一
ウクライナにロシアが攻め込んでいる現在、是非読んで見て下さい。
日本も同じような事をやったのだ…。
勿論政府に反対意見を持つ者もいたが流れは止められず。
処刑されもした。
この経験のもと、ロシアを考える政治家が必要だ。
アメリカもベトナムで第2次大戦では、日本に投下したより多くの爆弾を…。
その前には、イギリスが各地に植民地を…。
国も人も強くなり、方向を誤ると多大な弊害が現れる。

憲法9条

 今年は憲法改正の論議が少しは本格化しそうだ。
如何にしてこの憲法が出来上がったのかを知っておくことは意味があると思う。
その為に、読んでほしい1冊だと思う本を紹介します。
題名は「敗北を抱きしめて」著者はジョン・ダワー
上下巻合わせて900ページ程、忙しい方は下巻だけでもぜひ。
進駐した米国軍主導で出来上がった9条の様がよく解ります。
29ページに天皇裕仁がマッカーサー面会前には緊張のあまり震えていたと
書かれている。
日本人ならとても書けぬ事をシャーシャーと書いている、外人ならではの視点が新鮮。
私は上下巻を一気に読み、お陰でブログ投稿が久し振りとなりました。

ビックリ図書館

DSC_2397.JPGDSC_2398.JPG
DSC_2399.JPGDSC_2400.JPG
DSC_2401.JPG 仕事で二泊三日、和歌山市へ。宿は南海電車の和歌山市駅の傍に取った。
コロナを考え外食を避けビールと夕食を求め、駅に向かい、立派な図書館を見つける。入り口を入ってビックリ、広いのだ。立派な植木がありホテルのロビー並み。受付の女性に尋ねると、昨年6月完成との事。
2階から4階まであり、屋上には人工芝が敷かれ、読書用のテーブルが置かれている。さすが寒いので誰もいない、気候が良くなれば最高の環境だろう。
屋上に上る階段手前は幼児用の本が階段状に並べられ、土足禁止になっている。
各階を結ぶ階段は広く、木で作られているのも気に入った。勿論エレベーターもエスカレーターも完備。
ゆったりした通路には立派な書棚、その奥には50人程入れそうな自習室。
とにかく広く、特別にコロナ対策を施さなくとも良さそうだ。

年間100冊を目標とする私には羨ましい限りだ。

おすすめ本

 コロナで図書館が閉館だった頃は、桜をはじめ、次々と花が咲き散歩に最高だった。
7月中頃より暑さが増し、逆に本を読む時間が増え、月に10冊のペースだ。
そんな中で関心を持ったのが「中国残留日本兵の記録」。著者は古川 万太郎、岩波書店より出版。
中国生まれの私は、母より引揚げの話しをほんの少しだけ聞いた。
母はこの件について話すのはあまり好まなかった。父は一度も話したことはなかった。
そんな中で進駐してきたロシア兵、蒋介石軍、八路軍について一番汚く怖いのがロシア兵だと聞いた。
いずれの兵も時計や貴金属をねだりに来る。半分恐喝に近い時もあったようだ。
その中に、一人辞書をねだった兵はインテリ風で紳士的だった。
いずれの兵か知らぬが、中国軍だったと聞いたのは覚えている。
この本を読んで、八路軍だったのかもと思う。
日本人を丁重に扱い、生活の保障までした様子が書かれている。
敗戦が近づくと、いち早く逃げたのが関東軍将校だった事も書かれている。
終戦75年を迎えたこの時期、一度読んでみられたら。
念のために述べるが、八路軍すなわち共産党が、他軍に比べ人道的だと思わないでほしい。国家建設に必要な人材として遇したのだと私は思う。

おすすめ本



 「原爆と朝鮮戦争を生き延びた孤児」 吾郷修司作 (株)新日本出版社
150ページ程で写真も多く、一日で読める、今年一番の感動。
私も大陸からの引き上げ家族だが、両親の苦労のお陰で普通の人生を送り、
悔いなしとキッパリとは言えぬが感謝、感謝の年金生活。
主人公は題名通り凄惨な人生を歩むにもくじけず、見事な生きざま。
こだわりの無い性格が国を越えた人々に支えられ、物乞いを含む多くの職業をこなす。
韓国人の家族・友人に対する絆の強さにも改めて感じる。
(反面この強さが日本人に違和感を与えるのだろう)
あとがきに「自分の歩んできた人生に悔いはない」と言い切る点もすごい。
1,800円と少々高価だが値打ちはある。

DSC_1660.JPG 紅葉見学の時期に桜の話し。
立命館大学茨木キャンパスに青空バックに桜。
見事とは言うほどではないが、清々しく感じた。
あのドロドロとした「桜を見る会」の反動だろうか。
一国の総理が芸人の並びに駆け足なんと情けない…。
ちょうど城山三郎の「粗にして野だが卑ではない」を読み終えたところだったので感情が高ぶったのか。
今こそ皆さんにもこの本をお勧めしたいです

せきめん


 「国家と石綿」 (株)現代書館 著者は毎日新聞記者を経たルポライター永尾俊彦。
石綿をセキメンと読むとは知らなかった、勿論イシワタでも良いらしい、
横文字ではアスベスト。

 大阪の泉南地区がこの石綿の一大生産地とは…。
戦前から防衛産業を支え戦後も高度成長を縁の下より支えた。
その挙句大勢の被害者を生んだ。
被害者の多くが虐げられた人々が多く国家より見放されたとの内容だ。
被害者の病状、生活状態等が懇切丁寧に書かれ本当に嫌になる程である。
特に私と同年配、昭和17年前後生まれが多く、その人生の惨めさに堪えるのである。

 その地は、私が繊維機械メーカーに勤めていたころ(昭和40〜50年)
何度か仕事で訪れたが、こんな悲惨な地域とは気付かなかった。
科学が進歩し日々便利な生活を送れる陰に格差社会が生まれる。
そんな事を考えると、健康な我が身を有難く思い、
少々の不足は我慢我慢と思える本である。

あたらしい憲法のはなし

 続いてもう一冊、本の紹介。
あたらしい憲法のはなし
(有)三陸書房 著者は宮沢 俊義(1899年3月長野市生まれ)

 憲法談義が盛り上がってきた。今読むにふさわしい本である。
憲法の文字から受けるむつかしさはなく、優しく書かれている。
しかも著者は1899年生まれだ。今の憲法が出来たときは40代後半だ。
初心に帰れと言うではないか、憲法ができた時にかかれた本だ。
題名が示す通り、正にあたらいしい憲法と言える時代。
文中にある「日本人は腹いっぱい食べるのも楽でない。」の時代に書かれたものです。

 敗戦当時に連合国に押し付けられた憲法だとの声を聴くことがあるが、
「憲法改正案(明治憲法からの)が成立することを心から祈っています。貴族院において」と書かれているのを読むと、そうでもないのかな・・とも思う。

 たしかに時代が変われば憲法も時代に合わなくなるところも出てくるかもしれぬ。
でも一度この本を読んでも害はないと思う。
平和を望むのは万国共通だろう。そのための方法論で色々見解が異なる、当然だ。
一人でも多くの人が憲法に関心を持つことを祈る。

 戦後引き揚げた当時、「買い物に出かけとき、どこかにジャガイモでも落ちてないかしらと思った」と母が語ったことを思い出しながら、平和に暮らせる事に感謝、感謝。

貨幣の「新」世界史

 久しぶりに本を紹介したい。
貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで
(株)早川書房 著者はカビール・セガール。

 サブタイトルに示されているように、価値のシンボルである貨幣を、
歴史から贈与経済など、多岐にわたり書かれている。
特に心にかかわることには興味を引いた。最後まで興味を失う事なく読み終えた。
ベン・ゾマは言う「豊かな人は、いま持っているものに満足できる」。名言だ。

実は今、町内会で日本赤十字の募金集めの役を仰せつかっている。
そのお陰でお金に興味が持てたのかも知れぬ。
いや逆だろうか。私も募金することにした、この本の影響を受けたのだろう。

お寺や神社での賽銭を供えたり(寄付と言うと罰が当たるかも)
ラッキーな事があると、幸せのおすそ分けと言った気持ちで、
ビッグイシュー(ホームレスが売っている雑誌)を買ったり。
赤い羽根募金をした事もある。
東北地震の際には小遣いひと月分の寄付もした。
しかし普段はまずない、寄付の心はどこかに忘れられている。
 
貨幣の本であるが金儲けの本ではないようである。
    >>次へ
プロフィール

ひろあき
最後の70代、1年1年を楽しみ生きる
リンク集
<< 2024年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
最新記事