大陸生まれの万年青年

　今回の仕事は、宮崎市内で日曜日に一日のみであった。
飛行機で、との要請を、酔うからと断り、列車移動の許可を取る。
その為、土曜日に出かけ月曜日に帰宅の2泊３日の旅となった。
新幹線･さくらに138分間、小倉から大分まで特急･ソニックに81分間、
特急･にちりんに乗り換えて211分間で宮崎に到着。
乗り換え時間を含めて8時間程を、ただぼんやりと何も食わずに過ごしていると、
昔を思い出した。

　九州に初めて来たのは小学生の時の修学旅行だ。
行先は別府、温泉地獄と高崎山のサル見学。
行きは呉港から船、帰りは列車で関門トンネルを潜る。
面白そうだけど断った。船にはとても耐えられないと思ったからだ。
しかし先生に、大きな船で絶対に酔わない、と騙され参加。
ところが、往復ともひどい目にあった。それでも旅の事は覚えている。
それ以後、中学・高校とも修学旅行には参加していない。
仕事に就いてからも、この弱点は大きなハンディとなった。

　実は別府には新婚旅行でも行っている。
タクシーを半日借り切り、地獄めぐり高崎山のサルを楽しんだ。
当時はレンタカーみたいな便利な物は無かった様に思う。
第一、私はまだ車の免許を持っていなかった。

実は今日が43周年、お互い元気で、孫にまで恵まれ有難い事だ。

九州の思い出はたっぷりあるので、この続きは次回としたい。

　乗物に弱い私も、最近では電車内では本を読める様になった。
年を取ると鈍くなるのだろうか。
母も結構乗物酔いだったが、孫（私の娘）の結婚式で大阪から札幌往復の
飛行機は平気だった。孫の力かも…。

電車でも、振り子式列車は独特の揺れで、やはり苦手である。
もう少し年を取れば平気になるのかな？

　今回の宮崎行きは絶好の読書チャンスと、題名「戦争はどう記憶されるのか」を
図書館で借り持参。新幹線は二人掛けに、一人でゆったりと本に集中できた。
小倉より在来線「特急ソニック」に乗り換え、こちらも隣に客は無くゆったり。
ところが10分程で軽い吐き気を感じる。
すぐに本をしまい、袋を用意して車窓をぼんやり薄目で見るでもなく見ながら過ごす。
宮崎到着まで何とか我慢できたが、降りたとたん袋が役に立った。
何時もの事であるが、乗り物酔いは病気ではないので1時間も歩けば、ほぼ回復。
勿論食欲も。熱燗で一杯が常であるが、冷たい生ビールにする。
（５年ほど前に痛風で豪い目にあってからビールはなるだけ避けている）
久し振りのビールである、感謝と満足を覚えホテルへ戻る。

　借りた本は帰宅後すべて読み終えた。戦争を知らない若者にお薦めします。
出版社は柏書房、伊香俊哉著。

　仕事で土曜日から宮崎に向かう。
何時もの新築マンションでの機械式駐車場の取り扱い説明だ。
茨木駅を朝9時半頃にスタート、新大阪から新幹線で小倉に向かう。
昼頃に小倉より「特急にちりん」（写真上）で大分へ向かう、
この辺で少し乗り物酔いの気配。
小倉から宮崎への直通はないのだ。大分より「特急ソニック」（写真中）に乗り換え宮崎へ。
ここからは単線なので対向車待ちで何度か停車、3時間半かかり宮崎到着。
「ソニック」って何の意味ですか？と駅員に尋ねると、
「音速の様に速いと言う事です」と返事。
まさかと思って尋ねたのだが…。
日豊線はノンビリしているのが値打ちなのだからと納得。
途中、小雨混じりの曇り空であったが、別府湾の辺りでお日様に恵まれ、
海が望めたのは幸運だった。
小雨の中ホテルに着いたのが夕方6時過ぎ。
ビジネスホテルも通常なら一泊1万円ほどだが、2泊で3万5000円程取られる。
この時期、プロ野球球団のキャンプやサッカー等の練習でホテルは超満員。
歩いたお蔭で乗り物酔いは回復、ホテル前の繁華街、橘通りに出かける。
どの店も結構繁盛している、関西と比べると外人、特に中国人はチラホラ。
天井の高いアーケードは立派だ、お蔭で傘不要。人影少なくゆったりノンビリ散策。
無事到着を祝し一人でビールで乾杯、明日の仕事に備える。
昼抜きのすきっ腹での乾杯は格別の快感、明日への活力だ。

　暫くブログから離れていた。気が付くと20日ぶりだ。
やる気がなくなったのだ。
原因は列車での長旅で車酔いとなり、グッタリとして帰宅。
そこへ、最愛の孫が二人とも体調不良、私には孫は二人しかいない。
勿論何十人いても、孫の体調不良は堪えるだろうけど…。
やっと二人の元気な姿をスカイプで見られ体調が戻る。
体調が悪いと言っても、どこか痛い訳でもなく、食欲も適度にあり、晩酌もやっていた。
歳を取り精神的に軟弱となったのだろうか？
70年以上も人生をやったが、まだまだ修行が足りない様だ。
今日からボケ防止の上に修行だと思い、ブログの再開とする。

　エキスポシティーの書店（TSUTAYA BOOK STORE）に感動。
私にとってはワンフロア―では過去最大の広さだ。
30万冊を超える書籍と文具やＤＶＤも並んでいる。
一番気に入ったのは、スタバと合わせて２００席以上の、
ゆっくりと本を楽しめるスペースが併設されていること。
３度ほど利用したが快適である。
茨木市の図書館ではコーヒーは無論ガムを噛んでいても注意される。
但し土日は子供が走り回ったりで、少し騒がしい。
いざ本を購入し、料金を払うのはどこか・・と探すぐらい広い（老人特有の事かも？）
レジを見つけその広さにも感動、レジは１０台並んでいるのだ。
平日だったので客は私一人、レジのお姉さん（男性もいたかも…）が一斉にいらっしゃいませと
笑顔で迎えてくれ、圧倒される。美人揃いで対応は丁寧で申し分ない。
こんな事（空いた状態）で大丈夫？と心配になり、休日に出直し撮影したのが上の写真だ。
勿論レジにもそこそこ客が見られ、ひとまず安心。
往復すると１万歩の散歩コースが又増えた、有難い事だ。