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見上げると藤

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 家の前の公園に藤が数カ所咲いている。
梅雨が明け、猛暑の中に清々しさを感じる。
青々とした葉っぱに囲われ、よく探さねば気がつかぬ。
公園でよく遊んでいる子どもに「藤が咲いているよ」と声を掛けたが、
「ほんと…」とチラリと見ただけ。
私も若い頃は花に興味はなかった。
高校生の孫もそうだ。
歳をとり、歩く速度が衰えて足元に咲く花や頭上に咲く花に目がゆく。

 視野が広がったのだろう、まだまだ青年でいよう。

長居植物園

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 以前 仕事の合間に一周したことのある長居公園の一角に
ある長居植物園。
その中に、変わった形をした木に驚いた。
グニャグニャと曲がりくねり、それでも空に向かって伸びている。
苦労を重ねながら懸命に生きている様だ。
シダレエンジュと言うそうだ。
後ろに見えるノッポの木には、枝が無く ただひたすら天を目指している。
一つの事に懸命に打ち込み人生を過ごしている様な清々しさ。
天高く、手前のシダレエンジュの数倍の高さだ。
シダレエンジュの木は、低いが幅がある。
どちらの木が好きかと孫に手紙を送ろう。

長期出張のつづき

 内覧会で機械式駐車場の操作説明をするのが私の仕事だ。
奈良・大和高田市での今回の物件は、駐車台数163台もの設備、それを二人で対応する。来客は土日とも40件を超えた。一人20件をこなしたのである。
昔と違い、最近の装置は安全のため、前後左右にセンサーが設けられ、人が近づいたり覗いたりすると機械が停止。勿論装置内に猫が立ち入った場合も停止する。
操作ボックスを中心に左右は無論、奥にも立ち入り、センサーの働きを実演しながら
大きな声で説明せねばならない。
一件あたり10分前後かかる。すなわち20件では200分、2時間半ほどになる。
小学時代、合唱の本番では私とO君は口だけ動かし、声を出すなと言われた
音痴なのだ。今なら問題だろうが、お陰で腐されても、褒められてもあまり応えない。
そんなわけで歌う事はないし、家内と二人の時は会話も少ない、
コロナで仲間との集いもなし。
久し振りに前後左右に動き、立ったりしゃがんだり、時には息切れを感じながらマスク越しに大声を出した為、無性にビールが欲しくなった。
痛風発症後は控えていたビール、大好きなトンカツで一杯やった、最高だった。

 その後、ご機嫌で旅館に帰り、持参した本を読んだ。
アフリカ特派員の別府正一郎が書いた(株)集英社発行の
「アフリカ 人類の未来を握る大陸」。
南アフリカの家々には蛇口があるが、ひねっても水は出ない地域がある。
コロナで手洗いも出来ぬ悲しさが書かれている。
今日は贅沢したのだと感謝しつつ床に。

近所の桜2

DSC_2524.JPG 徒歩5分程のところに小学校がある。
一本の木に赤と白い花が見られる。
桜じゃないよ花桃だよと妻の声が…。
数年前、散歩中に見つけ毎年楽しみにしている。
校門のすぐ脇、外側にあるから傍まで近づき青空をバックに撮影出来た。
校門内にあれば近づいて見上げて撮ることはかなわぬ。
 私が小学生の頃は誰でも校門をくぐれたし、正門から裏門へ近道する者もいた。
玄関に鍵をかける事も少なく昼などは無錠、学校から帰ってみると友人が部屋で
遊んでいる事もあった。
 これぞゆとり社会だ。昨今は物質的には豊かに、進学率も上昇、でも精神的に追い詰められる事件が多い。生活が豊かになったと言われるが、物質的で心からの本当の豊かさは…と考えさせられる。

やっと書く気になった。

 やっと書く気になった。
2月末に孫の父親が事故で逝ってしまったのだ。
本当に突然の出来事、知らせを受けて妻と駆け付けた。
小学校卒業式が近づいていた孫は、大勢の会葬者を前に立派に挨拶。
最後は込み上げてくるのを堪えきれずに娘が引き継いだ。
葬式の段取り、通夜から通夜振舞いを経て葬儀、
焼場に向かうまで全てを娘は乗り切った。
わが娘ながら立派なものだ。
それに引き換え、私はなかなかブログを書く気にならなかった。
四十九日の法要を終え、最後の法話で「これからは通常の生活、前に向かって生きてください。いつまでも落ちこんでいては逝かれた人も喜びません」と言われた言葉が度々浮んで来るが…。
孫は父の居ない中学校の入学式を終え、一年生のスタートを切った。
10連休に遊びに来て、表向きは明るく振舞っているが、
「思い出すと手が震える事がある」とポツンと言った。
手が震えるほどの悲しみは経験したことがない、
80近い私より大きな経験をしたのだ。
「この経験が、人の悲しみが解る立派な人間にするよ」と偉そうな事を言ったが、
私も表向きは通常に戻らねば。
娘の血を引く孫だ、きっと乗り切るだろう。
明るい題材を見つけてブロブに載せよう。
孫のためにも、娘のためにも。

神は存在するのでしょうか

 母の13回忌が簡単に執り行われた事は前回述べた。
お坊さんが体調を崩されたのが理由である。
30年近く前、父が危ないと聞いたのは函館で1トン程の機械を2階に搬入中だった。
急いで飛行機で神戸に、すでに話せる状態ではなかったが臨終には間に合った。
斎場に遺体を移し、さてどうするべきかと思っていると。
係の方が「枕経はどうされますか」と聞いてくる。
枕経???何のことか知らぬ私は「どうぞよろしくお願いします」と頼んだ。
すると「これはそちらのお寺さんに頼むものです」と教えてくれた。
父は次男で若い頃に満州に飛び出し、そこで所帯を持った。
故に私は満州の奉天(今は中国の瀋陽)で生まれた。
日本に引き揚げた時、ただ一人残っていた父型の祖母も小学生時代に亡くなった。
そんなわけで身内の葬式にはほとんど縁がなかった。
家には仏壇は無く、墓参りの話はおろか、お寺に参った事がない。
考えた末一人残るお袋の住いに一番近い寺を、と電話帳で選んだ。
突然にも関わらず、すぐに駆け付けてくれたのが
今に至るまでお世話になっているお坊さんだ。
枕経を終え帰ろうとするお坊さんに「葬式の方もお願いします」と頼んだ。
一瞬驚かれたが気持ちよく葬儀の手はずを説明してくれた。
その後一人暮らしとなった母を、寺の行事の度に招いてくれた。
お布施もそんなに多くを包まなくて良いですよ、と一部返してくれたそうだ。
その母をも送ってくれた住職は、息子にその席を譲った。
晋山式を嬉しそうに終え、記念に立派な扇子を戴いた。
(普山式はシンサンシキと読み住職の交代式である。
この件でも無知な私に住職はあくまでも親切丁寧に対応)
その息子さんが突然 昨年末に逝かれたと聞いたのは、つい先日の事。
住職は体重が10キロも落ち入院とは・・・曲がった事は許さぬ気品漂う方だ。
酒もたばこもやらず信仰一途、私のような無知な者まで親切に導いてくれる。
何とか立ち直って頂き、元気なお姿を拝みたいものである。

ボケ防止再開


 ブログ更新を一ヶ月以上お休みした。
小学生の頃から作文は苦手だったし、文字を書くのも下手で、漢字は間違えていた。
近年は漢字や文字を書くことは、ワードがかなりカバーしてくれる。
しかし文章はそうは行かぬ。足りぬ頭で考えたり、想像せねばならぬ。
だからこそ、息子がボケ防止に勧めてくれたのだ。
歳を取ると意欲が衰える、何もする気がなくなると言われるが、
好きな囲碁やゲームは、パソコンでしっかりやっている。
新聞に掲載される脳トレ、間違い探しや、スリザーリンク等は
難易度の高いほど燃える。
歳のせいではなく、飽きっぽいだけだろうと思いながら今日まで来た。
老化の心配は無いと思っていたが、今読んでいる本に寿命の話しが出ている。
30代以下の死亡は1250人に1人、すなわち0.1%。
ところが40代が0.2%、50代が0.4%、60代で0.9%倍々と増える。
70代は2.2%で80代にはその3倍程で6.2%と急増。
当然ではあるが、歳とともに死亡率は増えるのだ。急速にボケに襲われると少々不安。
これからの人生を周りに迷惑かけぬ為、少しは頭を使おうと改めて思う。

無残なゴーヤーに感謝と追憶

DSC_0140.JPG⇦無残なゴーヤーDSC_0141.JPG
頑張るゴーヤーの実

 ベランダに植えたゴーヤー、今年の収穫は形は小さいが70本程。
良く出来たと自画自賛。
孫がチョキン・チョキンと切って喜び、それを見て私も楽しむ。
10月初めに十日程東京行きとなり、本日まで水さえ遣らず、ほったらかしで枯れ葉ばかりに。それが台風の影響で殆ど散ってしまった。
あまりにも哀れな姿なので綺麗に刈り取る。良く見ると小さな実が一つ頑張っていた。

 枯れ葉と言うより枯れ枝か…、乾燥させ土に戻してやる。
来春には、別に土の中に確保してある出し雑魚と混ぜ込み、
再度ゴーヤーの苗を植える予定。
枯れ葉にお礼、小さな実にも良く頑張ったとお礼、若い頃には考えられぬ事だ。
桜が満開でもさして感動せず、酒を喰らって麻雀や囲碁に勤しんだ、勿論仕事にも。
そんな事を思い出し、来年もよろしくと感謝、感謝。

とうとう半人前


 住んでいるマンションの通信環境は以前よりJ:COMだったが、
今回、各戸のテレビ端子までをJ:COMにてやってもらう事になり、
各戸の受信状況検査を行った。
ついでに携帯、Wi-Fiは無論、電気ガス、NHK受信料が安くなるとの説明があった。
説明員持参の個人スマホを使い、便利さ画面の綺麗さをアピール。
その画面に彼の子ども。もうすぐ2歳との事、うちの孫と同じだ。
聞くと、彼は我が息子と誕生日が二日違いの同い年。
そんな事で、永らくお世話になったガラ系をスマホに切り替える事にした。
3時間に渡る説明の後、契約書の作成で生年月日を訪ねられる。
「えッ、70過ぎてるんですか」「奥さんは」
どちらも70過ぎていると、お子様かお孫さんの承諾が無いと契約出来ませんとの事。
娘に電話を繋ぎ、事なきを得たのだが、複雑な気持ちとなる。
若く見られたのは喜びかも…、でも自分でこれからは契約出来ない事があるのだ。
未成年者以下の半人前ではないか…。
本日その工事が終了、使い慣れるまで暫く苦戦するだろう。
ボケ防止になればと頑張ります。

元気に感謝

 今年は元気のないブログでスタートしたと反省。
やる気もなくボーと一日を過ごしていると思われてはシャクなので、
今日は言い訳を一くさり。
筆無精と言うか、文章を書くのが昔から苦手なのだ。
小学生の頃、詩を作る授業で全員に笑われた事があった。勿論先生も…。
その頃からあだ名の数もトップクラス。笑われる事には慣れており、
今日まで無事生きてきた。
名文が目的ではない、ボケ防止の為と始めたブログだと自分で納得。
1月には2泊3日で福岡と熊本へ2度までも仕事で出向いた。
さらに今月は土日すべて仕事と、活動している。
体はいたって元気なのだ。感謝、感謝である。
次回はその活動を報告するつもりです。

 明日はお通夜だ、現役時代も何度も弔問に行った事があったが、退職後は久しぶり。
しかも故人は大阪で同時入社した仲間だ。歳は私より2歳若い、
安らかに成仏を願うばかりだ。
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プロフィール

ひろあき
最後の70代、1年1年を楽しみ生きる
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