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昔は「Trados さん、頑張って!」とお祈りしながら訳文生成していませんでしたか? 今も、たまにそんな気分になるときがあります。Trados って本当にわからないことばかりです。特に、日本語の情報は少ないですよね。いくら翻訳者とはいえ、日本語の情報が欲しいのです。Trados ユーザーの方々といろいろ情報交換できたらと思っています。




2018年01月19日

QuickInsert を設定するときに注意したいこと

Trados の QuickInsert を私はたまに使っています。翻訳会社から、「不明 UI には ◆◆◆ というマークを付けてください」などと依頼されることがよくありますが、そのような場合にとても便利です。

QuickInsert では、ショートカット キーを使って、「◆◆◆」のような特定の単語の入力したり、()や「」などの括弧で文字を囲んだりすることができます。 XML や HTML の場合は、特定のタグを入力したり、タグで文字を囲んだりすることもできます。

日本語⇒英語の翻訳で、入力モードが英数字のときに全角文字の「◆◆◆」を入力するのはちょっと面倒ですが、QuickInsert に登録しておけば、入力モードを変更することなく、ショートカット キーを使って簡単に入力できます。

もちろん QuickInsert 以外にも、便利な入力方法はいくつかあります。入力モードが全角になっていることが多い英語⇒日本語の翻訳のときは、IME の単語登録の方が便利かもしれません。日本語⇒英語の場合でも、AutoHotkey などを使えば簡単に入力ができます。でも、スクリプト書くのは面倒だし、よくわからないし、ということありますよね?? 私は「とにかく簡単に済ませたい!」というときに QuickInsert を使います。

が、QuickInsert を設定するときは、いくつか注意しなければならない点があります。今回は、そんな注意点を紹介したいと思います。Trados の動きを理解して慣れてしまえば大したことではないのですが、気付かないと少し悩むことになるかもしれません。(私は、かなり悩みました。)


1. QuickInsert はプロジェクト内の「ファイルの種類」ごとに設定する


QuickInsert の設定は、[プロジェクトの設定] -> [ファイルの種類] から、作業対象のファイルの種類を選択して設定します。つまり、パッケージを受け取って作業する場合は、プロジェクトごとに毎回設定する必要がありますし、さらにそのプロジェクトの中のファイルの種類ごとに設定する必要もあります。 たとえば、1 つのプロジェクトの中に Word ファイルと HTML ファイルの両方があり、どちらでも QuickInsert を使いたい場合は、両方の「ファイルの種類」で設定する必要があります。

また、「ファイルの種類」ではバージョンにも注意する必要があります。Word、Excel、PowerPoint などは拡張子が同じでもいくつかバージョンがあるので要注意です。正確な「ファイルの種類」を特定するには、ファイル ビューで、レイアウトを [ファイルの詳細のレイアウト] に変更します。[ファイルの種類の識別子] 列に識別子が表示されるので、その識別子を [プロジェクトの設定] -> [ファイルの種類] で探します。

4-1.png


2.「ファイルの種類」によっては QuickInsert を設定できない


さて、「ファイルの種類」を特定して、[プロジェクトの設定] で設定しようとすると、[QuickInsert] タブがない!ということがあります。

たとえば、以下のように 「PowerPoint 2007-2016」には [QuickInsert] タブがありません。このタブがない場合は QuickInsert を設定できません。残念ですが、ここであきらめます。

4-2.png

それにしても、なぜ PowerPoint 2016 でなくなってしまったんでしょう?? 私としては、とても残念です。「PowerPoint 2007-2013」には [QuickInsert] タブがあるので、こちらは QuickInsert を設定できます。(翻訳会社の皆さま、「PowerPoint 2007-2013」も PowerPoint 2016 に対応しているようなので、できればこちらの「ファイルの種類」を使ってもらえると、とっても助かります。)

3. [QuickInsert グループに表示] チェックボックスを選択する


[QuickInsert] タブが見つかったら、いよいよ QuickInsert の設定です。(ここからが、設定の本番です!)
設定自体は簡単です。表示されている項目を素直に選択していけば設定できます。

ここで注意するのは、[QuickInsert グループに表示] チェックボックスです。これを選択しておかないとエディタのツールバーに表示されず、ショートカット キーで挿入することができません。

4-3.png

[QuickInsert グループに表示] チェックボックスを選択すると、一覧の [ツールバー] のところにチェックマークが付きます。この一覧の [ツールバー] チェックボックスも一見編集できそうですが、ここは編集できません。見た目にだまされてはいけません!


4. 設定したら、エディタをいったん閉じて開き直す

設定が終わったら、エディタをいったん閉じて開き直します。開き直さないとツールバーに新しい QuickInsert の設定が反映されません。

この「エディタを開き直すと表示される」という動作に私はなかなか気付かず、ずいぶん悩みましたぁ。とにかく、設定を変更したら、いったんエディタを閉じて開き直してください。Trados 自体の再起動ではなく、エディタ ビューを開き直すだけで大丈夫です。


5. ショートカット キーは自分では選択できない


4-4.png

エディタを開き直すと、リボン上の [QuickInsert] に赤いマークが表示されています。マウス カーソルを合わせるとショートカット キーが表示されます。表示されたショートカット キーを押すと設定した文字列が入力されます。

このショートカット キーは、Ctrl+Shift+<数字> の組み合わせですが、組み合わせる数字は Trados が勝手に選びます。自分で選ぶことはできません。丸括弧()で囲むような QuickInsert を設定すると、キーボード上の「(」に該当する「8」が割り当てられることもありますが、そうでないときもあります。

そして、最後のポイントはこの数字です!


6. Ctrl+Shift+0 は機能しない!!!


上記のスクリーンショットのように、Ctrl+Shift+0 (数字のゼロ) が割り当てられてしまうと、なぜかショートカット キーが機能しないことがあります。ツールバーには正常に表示されていても、ゼロのショートカット キーは機能しないんです。

運悪く、Ctrl+Shift+0 が割り当てられてしまった場合は、それはそのままにして、同じ設定をもう 1 つ追加します。(同じ名前では登録できないので、名前だけ変えます。 上記 3. のスクリーンショット参照。)今度は別の数字が割り当てられるはずなので、新しく割り当てられたショートカット キーを使うようにします。


これで、QuickInsert の設定は完了です。こうして注意点を並べると、まったく Quick でないような気もしてきましたが、慣れればきっと(たぶん)大丈夫です。

そして、本当にこれで最後ですが、もう 1 つだけ注意点があります。QuickInsert は、最初に書いたように「プロジェクトの設定」なので、本来はパッケージ内で設定されているものです。パッケージを受け取った後、せっかく自分で設定しても、「ファイルが追加になったので追加のパッケージを送ります」などと言われて追加のパッケージを開くと、設定は上書きされ、なくなってしまいます。

マーキングをするように依頼するなら、パッケージに QuickInsert の設定もしてきて欲しいなぁ、と思いますが、なかなか設定してきてくれる翻訳会社はありません。ただ、HTML や XML で特殊なタグを使うときは、きちんと設定してきてくれることが多いように思います。

以上です。面倒な入力作業はできるだけ簡単に済ませたいですね




2018年01月06日

■プラグイン■ フィルタで繰り返しを除外する

私は、[レビュー] タブ -> [表示フィルタ] の機能をよく使っています。Trados Studio 2017 から「高度な表示フィルタ」も追加されて、どんなにかすばらしくなっているかと期待したのですが。

私が欲しい機能はなかったぁ

翻訳作業が終わってチェックするときなど、繰り返しが多いファイルでは、とにかく新出の分節を 1 回だけ表示して欲しいと思うことがあります。繰り返しでない通常の分節は普通に表示され、繰り返しの分節は 2 回目以降は表示されない、という状態が理想的なんですが、標準の機能ではこれができません。

これを実現してくれるのが、プラグインの Community Advanced Display Filter です。
(注記:このプラグインは、「高度な表示フィルタ」の拡張機能であり、2017 からしか使えません。)

標準機能の「高度な表示フィルタ」の機能は以下のようになっています。

3-1.png

  • すべて:繰り返しの分節をすべて表示する。繰り返しでない通常の分節は表示されない。
  • 初出:繰り返しの分節の中で、初出の分節を表示する。あくまで、繰り返しの分節の「初出」であり、通常の分節は表示されない。
  • 初出を除く:「初出」の逆。これも、通常の分節は表示されない

「通常の分節は表示せず、繰り返しの分節だけ表示」されても、意味がないというか、ちょっと困ります。そこで Community Advanced Display Filter を追加すると、以下のようなフィルタが表示されます。

3-2.png

「Unique Occurrences」というオプションが増えています!!
これが、まさに私が欲しかった機能で、すべての分節を 1 回だけ表示してくれます。

3-3.png

1 行目の「フォルダ」は、繰り返しではないので、標準機能のフィルタでは非表示になってしまいますが、「Unique Occurrences」では表示されます。 7 行目の「フォルダを開きます」も同様です。

ちなみに、「繰り返し」かどうかは Trados が勝手に判断しているようで、エディタ上に表示されるステータスでフィルタがかかるわけでありません。訳し分けなどをしているときは注意が必要です。

たとえば、以下の 4 行目から 6 行目は、同じ原文に対して異なる訳文を入力しています。
5 行目は、メモリの訳文を挿入してから、変更を加えています。
6 行目は、メモリの訳文を使用せず、新規入力しています。なので、ステータスの表示では繰り返しにはなっていません。

それでも、フィルタの結果は変わらず、4 行目だけが表示されます。
「訳文が違ったら表示する」というオプションがあれば、もっと嬉しいんだけどなぁ。

3-4.png

とは言え、「Unique Occurrences」は便利そうです。このプラグインでは他にもいくつか機能が追加されています。ぱっと目に付くのは「Reverse Filter」です。おそらく、条件を反転して適用してくれると思うのですが、複数の条件を指定しているときなど、and ? それとも or ? と考えるとちょっと複雑そうです。また、後日、詳しく検証してみたいと思います。






2018年01月04日

パッケージを受け取ったら、ココの設定を変えます

パッケージにはいろいろな設定が含まれており、翻訳者側で細かな設定をする必要がないのでとても便利です。

ただ、翻訳者には嬉しくない設定になっているところがいくつかあります。今回は、そんな設定を 3 つ紹介します。翻訳メモリの設定が 2 つと、用語集の設定が 1 つです。用語集の設定は、Trados Studio 2017 からの新機能です。

なお、今回のサンプルはすべて日本語⇒英語を前提としています。また、設定はすべて [プロジェクトの設定] から行います。

1. 100% 一致が見つかった場合でもあいまい一致を検索する

まずは、メモリの設定の [検索] です。

メモリの設定の [検索] → [100% 一致が見つかった場合でもあいまい一致を検索する]

このチェックボックスは Trados のデフォルトでは選択されていませんが、選択した方が断然便利です!

2-01.png


この設定がオンになっていない場合、100% マッチの訳文が 1 つ見つかるとそこで検索が終了します。他に 99% マッチの訳文があってもそれは翻訳結果に表示されません。見つかった 100% マッチの訳文が信用できるかわからないし、他にも訳文があるなら見たいですよね。

特に、作業途中で、自分の入力した訳文が 100% マッチになってしまうと、メモリ内にもともと他の訳文が入っていても気付かないことになります。これは、かなり致命的です。


2. メモリのペナルティ


もう 1 つのメモリの設定は [ペナルティ] です。

メモリの設定の [ペナルティ]
→ [自動ローカリゼーションによるペナルティ]
→ [テキスト置換によるペナルティ]

この 2 つのペナルティを 0 から変更します。

2-6.png

なぜか、この 2 つのペナルティだけデフォルトが 0 なんです。

この 2 つのペナルティが何かというと、自動置換で数字やテキストが変更されたときにマッチ率を差し引くかどうかの設定です。「自動ローカリゼーション」が数字や日付などの置換で、「テキスト置換」は変数や頭文字の置換です。


ペナルティ 0 の場合
2-1.png

ペナルティ 1 の場合
2-2b.png

「バージョン 1」を先に訳していて、「バージョン 2」が出てくると、数字が自動的に置換されますが、ペナルティが「0」の場合は、何も表示されないので置換されたのかどうかよくわかりません。ペナルティを「1」にしておくと、マッチ率の下に青色のマーキングが表示され、自動置換が行われたことがわかります (どこが置換されたのかはわかりません ) 。

Trados Studio 2015 では、「バージョン 1」と「バージョン 2」は、ペナルティが「0」の場合 100% マッチになってしまいますが、Trados Studio 2017 では 100% マッチにはならないようです。(100% マッチにならないことに私は最近気付きました!! 翻訳者にとってはちょっと嬉しいかも。この辺りのカウントの詳細については、また後日、検証してみたいと思います。)

ちなみに、「自動ローカリゼーション」ではなく、「テキスト置換」の場合は、下のように、矢印が循環しているようなマークが表示されます。

2-3.png

さて、ペナルティを変更するとマッチ率が変わるので、翻訳料金に影響してきます。特に、「100% は作業対象外です」と言われている場合は要注意です (本当に対象外でいいの??と疑問には思いますが、そう言われれば仕方ありません)。ペナルティを変更する前に、作業対象外の分節がロックされているか、もしくは一括翻訳がされて 100% マッチの分節に訳文が入っているかを確認します。

パッケージを受け取った後で翻訳者がこのペナルティを変更しても、既に一括翻訳されている 100% マッチやコンテキスト マッチの分節が変わることはありません。この設定は、あくまで、今後、エディタで分節を開いたときにどうのように動作するかの設定です。最近のパッケージでは、作業対象外の箇所がロックされている場合も多いかと思います。ロックされていれば、もちろんその分節が変わることはないので、ペナルティの設定は自分のやりやすいように変更して大丈夫です。

事前にロックされていない、一括翻訳もされていない、でも 100% マッチは作業対象外、という場合はペナルティを変更しない方がいいでしょう。(そんなひどい状態のときは、そもそも作業を始める前にコーディネーターさんに相談した方がいいです。)

3. 用語の重複を許可する


最後の設定は、用語集の設定です。これは、Trados Studio 2017 からの新機能です。

用語ベースの [検索設定] → [用語の重複を許可する]

2-4.png

これは、用語認識の動作の設定です。この設定をオンにすると、同じ単語が、長い用語と短い用語で登録してある場合に、両方とも用語認識で認識されるようになります。たとえば、用語集に「ファイル ウィンドウ」と「ファイル」という 2 つの用語が登録されていた場合、この設定がオフだと、「ファイル ウィンドウ」という長い用語しか認識されません。この設定をオンにしておくと、ちゃんと 2 つの用語が認識されます。

[用語の重複を許可する] が選択されていないと、長い用語しか表示されません。
2-5-1.png

[用語の重複を許可する] が選択されていると、短い用語も表示されます。
2-5-2.png

この機能のおかげで、用語集の見落としがかなり防げると思います。私は、この機能だけでも、2017 にアップグレードして良かったなぁ と思っています。

今回は、以上です。最後に 1 つ注意点があります。ここで紹介した設定は、すべて「プロジェクトの設定」 なので、パッケージ内に設定されているものです。つまり、「ファイルが追加になったので新しいパッケージを送ります」などと言われて追加のパッケージを開くと、すべての設定が上書きされてしまいます。ですので、追加のパッケージを開いた後は、設定をし直します。本当は、パッケージを作るときに設定してきてくれるととても助かるのだけど(なかなか翻訳会社にそこまでは言えないですよね)。