2019年09月08日
パッケージが「正常に」開かない
※※※※※ 追記 2019/12/26 ※※※※※※※※※※※※※※※※※
ここで取り上げた問題は、2017 でも解決されました。
SDL Trados Studio 2017 SR1 CU18 (Build 14.1.10018.54792) に更新すれば、問題が発生しなくなると思います。私は、問題が発生していたパッケージを 2 つ試してみましたが、2 つとも無事に開くことができました。
かなり困っていたので、解決してホントに良かったです。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
前回の記事では、久々に Trados の便利さを実感したお話をしましたが、今回は、久々にかなり苦戦したお話です。やはり、Trados を甘くみてはいけません (^_^;)
問題は、以下です。コミュニティにちゃんと載っていました。
Translation Productivity > SDL Trados Studio
Studio2017をアップデート後、返却パッケージが開けない
2017 に最新の CU (Cumulative Updates) を適用すると、以下のようなエラーが発生してパッケージをうまく開けなくなるという問題です。でも、私の場合、自分の問題がこれに該当するとはなかなか気付けませんでした。CU を適用したのは少し前でしたし、発生する現象もいろいろで、ここにたどり着くまでにずいぶん時間がかかりました。
普通のパッケージも開けない
上記のコミュニティの書き込みでは「返却パッケージ」となっていましたが、私が開けなかったのは、翻訳会社さんからもらったパッケージです。つまりこの問題は、返却パッケージだけでなく、翻訳開始時にもらう普通のパッケージでも発生するらしいです。
パッケージ自体は開くこともある
さらに、まったく「開けない」というわけでもありません。現象はいろいろです。パッケージを開く処理が途中で終わってしまってプロジェクトが作られないときもあれば、プロジェクトは作られるけれどメモリなど一部のファイルがなくなっているときもあります。
私の最初のケースは、プロジェクトは作られたけれどメモリのファイルがなくなっている、という状態でした。メモリの設定ミスはたまにあるので、翻訳会社さんに「メモリがないんですけど〜」というメールを、そっちのミスじゃないの?という雰囲気で送ってしまいました (すみません)。その後、翻訳会社さんから「こちらでは正常に開けますが〜」という強気な返信が来てしまい、あれ、ちょっといつもと違う?と少しだけ感じました。でも、上記の問題との関係はまったく思い付きませんでした。
その後もいくつかのパッケージが失敗したので、今度は、別の翻訳会社さんのコーディネーターさんに相談してみました。そして返ってきた答えが「おそらく、CU のアップデートが原因だろう」というものでした。そう言われてみて、初めて上記のコミュニティに掲載されていた問題と同じかも、と思いました。
バージョン 2015 で開けた!
上記のコミュニティで確認したところ、2017 の場合の解決方法としては、CU を下げてアップデート前の状態に戻すしかなさそうでした。相談した翻訳会社さんからのアドバイスも同じでした。でも、CU を下げるにはアンインストールして再インストールする必要があり、それはとても面倒だし、そこまでしてもし解決しなかったら嫌だなあなどと考えてしまい、なかなか決断がつきませんでした。
で、CU を下げてアップデート前の状態に戻せばいいんだったら、2015 でもいいんじゃないかと思ってやってみたら、これが正解でした! パッケージを開いてプロジェクトが作成されるところまでを 2015 でやって、その後は、2017 に戻って、作成されたプロジェクトを開いて作業ができます。
いやぁ、2015 を残しておいて良かったです。でも、これも何かあったら使えなくなってしまいます。というのも、2015 はライセンスの問題で、いったんアクティブでなくなったら、再アクティブ化することはできないはずなので。やはり、2017 の CU を下げておく必要はありそうです。そして、最終的な解決方法は 2019 へのアップグレードなんですが、これこそなかなか決断がつきそうにありません。
上記のコミュティティの書き込みでは、2017 でこの問題を修正してもらえるよう、ユーザーの賛同を求めています。まだ、2017 を使っているという方、ぜひぜひ投稿をお願いします。
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ここで取り上げた問題は、2017 でも解決されました。
SDL Trados Studio 2017 SR1 CU18 (Build 14.1.10018.54792) に更新すれば、問題が発生しなくなると思います。私は、問題が発生していたパッケージを 2 つ試してみましたが、2 つとも無事に開くことができました。
かなり困っていたので、解決してホントに良かったです。
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前回の記事では、久々に Trados の便利さを実感したお話をしましたが、今回は、久々にかなり苦戦したお話です。やはり、Trados を甘くみてはいけません (^_^;)
問題は、以下です。コミュニティにちゃんと載っていました。
Translation Productivity > SDL Trados Studio
Studio2017をアップデート後、返却パッケージが開けない
2017 に最新の CU (Cumulative Updates) を適用すると、以下のようなエラーが発生してパッケージをうまく開けなくなるという問題です。でも、私の場合、自分の問題がこれに該当するとはなかなか気付けませんでした。CU を適用したのは少し前でしたし、発生する現象もいろいろで、ここにたどり着くまでにずいぶん時間がかかりました。
普通のパッケージも開けない
上記のコミュニティの書き込みでは「返却パッケージ」となっていましたが、私が開けなかったのは、翻訳会社さんからもらったパッケージです。つまりこの問題は、返却パッケージだけでなく、翻訳開始時にもらう普通のパッケージでも発生するらしいです。
パッケージ自体は開くこともある
さらに、まったく「開けない」というわけでもありません。現象はいろいろです。パッケージを開く処理が途中で終わってしまってプロジェクトが作られないときもあれば、プロジェクトは作られるけれどメモリなど一部のファイルがなくなっているときもあります。
私の最初のケースは、プロジェクトは作られたけれどメモリのファイルがなくなっている、という状態でした。メモリの設定ミスはたまにあるので、翻訳会社さんに「メモリがないんですけど〜」というメールを、そっちのミスじゃないの?という雰囲気で送ってしまいました (すみません)。その後、翻訳会社さんから「こちらでは正常に開けますが〜」という強気な返信が来てしまい、あれ、ちょっといつもと違う?と少しだけ感じました。でも、上記の問題との関係はまったく思い付きませんでした。
その後もいくつかのパッケージが失敗したので、今度は、別の翻訳会社さんのコーディネーターさんに相談してみました。そして返ってきた答えが「おそらく、CU のアップデートが原因だろう」というものでした。そう言われてみて、初めて上記のコミュニティに掲載されていた問題と同じかも、と思いました。
バージョン 2015 で開けた!
上記のコミュニティで確認したところ、2017 の場合の解決方法としては、CU を下げてアップデート前の状態に戻すしかなさそうでした。相談した翻訳会社さんからのアドバイスも同じでした。でも、CU を下げるにはアンインストールして再インストールする必要があり、それはとても面倒だし、そこまでしてもし解決しなかったら嫌だなあなどと考えてしまい、なかなか決断がつきませんでした。
で、CU を下げてアップデート前の状態に戻せばいいんだったら、2015 でもいいんじゃないかと思ってやってみたら、これが正解でした! パッケージを開いてプロジェクトが作成されるところまでを 2015 でやって、その後は、2017 に戻って、作成されたプロジェクトを開いて作業ができます。
いやぁ、2015 を残しておいて良かったです。でも、これも何かあったら使えなくなってしまいます。というのも、2015 はライセンスの問題で、いったんアクティブでなくなったら、再アクティブ化することはできないはずなので。やはり、2017 の CU を下げておく必要はありそうです。そして、最終的な解決方法は 2019 へのアップグレードなんですが、これこそなかなか決断がつきそうにありません。
上記のコミュティティの書き込みでは、2017 でこの問題を修正してもらえるよう、ユーザーの賛同を求めています。まだ、2017 を使っているという方、ぜひぜひ投稿をお願いします。
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