英日翻訳のスタイルガイドで「コロンは全角」と指定されている場合は、QA Checker の禁止文字に半角コロン (:) を指定します。ただ、禁止文字に半角コロンを指定すると、ハイパーリンクに設定されている URL などの https:// もエラーになってしまいます。この false positive のエラーが長年の懸念事項でした。
除外の設定があるので、[文字列に基づく除外] に、URL を表す正規表現を指定してみる。(実は、この正規表現の指定にも少し苦労したのですが、それは Trados とは関係ないので、ここでは省略します。一応、この時点で、正規表現に間違いがないことは確認しました。)
[文字列に基づく除外] を設定しても、https:// は相変わらずエラーになる。Trados の画面上に [ヘルプ] ボタンがあったので、とりあえず、ヘルプを参照する。
日本語のヘルプが表示されたので、該当の説明を読むが、よくわからない。ヘルプを読むかぎり、やはり、[文字列に基づく除外] に URL を表す式を指定すれば、除外されそうな気がする。
それならばと、英語のヘルプを見ようと思ったが、ヘルプの表示言語をすぐには切り替えられない。言語の設定では English が選択されているのに、画面上は日本語が表示されている状態。
いったん言語の設定を日本語に切り替えると、ヘルプのトップページに戻される。そこで、表示言語を英語に切り替え、改めて目次をたどって、先ほどのページを表示する。(多言語対応のヘルプとしては、最悪の UX ですね、、)
英語のヘルプをよくよく読んでみて、もしかしたらこの除外は [原文のままの分節や空白の分節がないかチェックする] と [原文と訳文が同一] のチェックにしか適用されないのではないかと思い付く。
禁止文字のチェックにこの除外設定が適用されるかどうかを確かめようと思って、いつも自分で実験用に使っているサンプル プロジェクトを開く。
QA Checker の設定を開いてみると、読み取り専用だと怒られる。
ここで、先日クラウド機能を調べようと思って、プロジェクトをクラウドにアップロードしたことを思い出す。仕方がないので、メッセージに従い、クラウドの設定画面を開いてみる。
クラウドの設定画面はすぐに開けたが、そこには [文字列に基づく除外] の設定が存在しない。細かく探せばどこかにあるのかもしれないが、ざっと見た感じなさそうなので、クラウドでの設定をあきらめる。
クラウドにアップロードしたプロジェクトをローカルに戻す方法はないかと思って、右クリックのメニューなどを見てみるがなさそう。
プロジェクトをローカルに戻す方法を調べようかと思ったけれど、今使っているバージョンは 2022 で、少し前に新しいバージョンの 2024 もリリースされているので、クラウド機能をせっかく調べるなら、2024 をインストールした方がいいんじゃないかという考えが頭をよぎる。
と、ここまできたところで、もう時間もなくなってしまったので、あきらめました。結局、半角コロンの false positive は解決していません。一応、[文字列に基づく除外] 設定のことは後で調べてみようと思いますが、私の予想があたっているとすれば「解決しない」ことがわかるだけなので、その後はどうしたらいいでしょう?? 除外はできないですかねぇ。
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