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2018年04月22日
Trados の正規表現は .NET です
Trados では、検索、フィルタ、QA Checker など、正規表現を使うことがよくあります。私は、どなたかが書いてくれたものを拝借することが多いのですが、最近になってようやくヘルプを調べて、.NET だということを知りました。

.NET なんですね。Perl でも、Java でもないですよ。ましてや、秀丸なんかでも当然ありません。
ちなみに、参照先として記載されている「正規表現」のリンクをクリックしても、.NET の説明のページにジャンプできるわけではありません。リンク先は、http://www.regular-expressions.info/reference.html で、正規表現全般を説明するページです。確かに、少し下にスクロールすると .NET 構文へのリンクもあるにはありますが、、、
私は、.NET 構文のリファレンスとして以下のページを使っています。
正規表現言語 - クイック リファレンス
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/standard/base-types/regular-expression-language-quick-reference
これは、マイクロソフトの日本語ページです。マニュアル翻訳者として見るとツッコミどころ満載のページではありますが、タイトルのとおり、「クイック リファレンス」としては役立ちます。
正規表現が初めてという方は、このページを見ても何がなんだかよくわからないと思います。ただ、正規表現を一応理解したうえで、「あの表現、どうやって書くんだっけ?」と調べる用途には使えます。
私は、.NET 構文だとわかったところで、正規表現をすらすらと書けるわけではないのですが、まあなんとか頑張りたいと思います。
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.NET なんですね。Perl でも、Java でもないですよ。ましてや、秀丸なんかでも当然ありません。
ちなみに、参照先として記載されている「正規表現」のリンクをクリックしても、.NET の説明のページにジャンプできるわけではありません。リンク先は、http://www.regular-expressions.info/reference.html で、正規表現全般を説明するページです。確かに、少し下にスクロールすると .NET 構文へのリンクもあるにはありますが、、、
私は、.NET 構文のリファレンスとして以下のページを使っています。
正規表現言語 - クイック リファレンス
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/standard/base-types/regular-expression-language-quick-reference
これは、マイクロソフトの日本語ページです。マニュアル翻訳者として見るとツッコミどころ満載のページではありますが、タイトルのとおり、「クイック リファレンス」としては役立ちます。
正規表現が初めてという方は、このページを見ても何がなんだかよくわからないと思います。ただ、正規表現を一応理解したうえで、「あの表現、どうやって書くんだっけ?」と調べる用途には使えます。
私は、.NET 構文だとわかったところで、正規表現をすらすらと書けるわけではないのですが、まあなんとか頑張りたいと思います。
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2018年04月19日
意外と使える「印刷プレビュー」
Trados で作業する場合、私は、翻訳後のチェック作業として、なんとか Trados のエディタ以外で訳文を表示して読み返すようにしています。よく使うのは、訳文生成やプレビューの機能ですが、これらの機能は、ファイルの種類やバージョン、その他よくわからないエラーなどの都合で、使えないことがよくあります。
で、最近になって存在を知ったのが「印刷プレビュー」です。これは、エディタの画面を印刷するときのイメージをブラウザーでプレビューするという機能です。「印刷プレビュー」という名前ではありますが、意外といろいろな機能が揃っていて便利です! エディタの画面の印刷イメージなので、レイアウトの再現性はほとんどありませんが、「Trados のエディタ以外で訳文を表示する」という目的は果たせます。
以下の方法で表示できます。
メニュー選択:[ファイル] -> [印刷 & 表示] -> [印刷プレビュー]
ショートカットキー:Ctrl+P

たとえば、こんな感じで表示されます。
原文の Word 文書

ブラウザーに表示された「印刷プレビュー」

どうですか?? 意外ときれいに表示されると思いませんか?
Word の場合は、文字のサイズや色、書式設定 (下線と太字は ○、斜体は ×) などがある程度再現されます。
さらに、右上端の [オプション] を開くと、以下のような設定ができます。

[訳文の出所の表示]
このチェックを外すと、カラーキーで設定されている色が表示されなくなります。より原文に近い表示になるので、マッチ率が関係ないときはチェックを外します。チェックを外してもロックされている分節はグレー背景のままです。
[テキストのみ表示] と [タグの表示]
タグを表示するかどうかの設定です。一部の書式設定タグは、書式としては再現されませんが、[タグの表示] を選択すればタグとして表示されるので、それで確認することもできます。
[カラーキー]
マッチ率によってカラーリングされます。ここにはリストされていませんが、100% マッチもコンテキストマッチと同じ緑色で表示されます。また、100% マッチやコンテキストマッチでも、編集を加えた分節は、インタラクティブ翻訳 (?) として黒色で表示されます。
なんだか、とても「印刷プレビュー」とは思えない充実ぶりです。
・速い − 訳文生成などはしないので、とにかくすぐに表示されます。
・ファイルの種類を選ばない − エラーなどで訳文生成できないファイルでも表示されます。
・分節ごとではなく、パラグラフごとに表示される − これは、訳文をチェックする段階ではかなり重要です。エディタでは分節ごとに枠線が入るので、どうしても分節単位で訳文を読んでしまいますが、枠線がなくなるだけで、なんとなく全体を通して読めるようになります。
・表、図など、レイアウトはほとんど再現されない − 表は再現されません。PowerPoint などの場合は、ちょっと厳しいかもしれないです。
・毎回、新しく表示され、カーソルが先頭に戻る − エディタでどこを編集していたかにかかわらず、プレビューは必ずカーソルが先頭にある状態で表示されます。大きい文書のときは該当箇所を探すのにひと手間かかります。
・変更履歴は履歴付きで表示される − 履歴付きの状態で表示されます。変更後のテキストだけを表示することはできません。
以上です。最近まで、私はこんな機能があることを知らず
、、 見つけたときはちょっとびっくりしました。Trados では、訳文生成やプレビューができない!ということがよくあるので、そんなときの最終手段として「印刷プレビュー」は役立ちそうです。
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で、最近になって存在を知ったのが「印刷プレビュー」です。これは、エディタの画面を印刷するときのイメージをブラウザーでプレビューするという機能です。「印刷プレビュー」という名前ではありますが、意外といろいろな機能が揃っていて便利です! エディタの画面の印刷イメージなので、レイアウトの再現性はほとんどありませんが、「Trados のエディタ以外で訳文を表示する」という目的は果たせます。
以下の方法で表示できます。
メニュー選択:[ファイル] -> [印刷 & 表示] -> [印刷プレビュー]
ショートカットキー:Ctrl+P

たとえば、こんな感じで表示されます。
原文の Word 文書
ブラウザーに表示された「印刷プレビュー」

どうですか?? 意外ときれいに表示されると思いませんか?
Word の場合は、文字のサイズや色、書式設定 (下線と太字は ○、斜体は ×) などがある程度再現されます。
さらに、右上端の [オプション] を開くと、以下のような設定ができます。

[訳文の出所の表示]
このチェックを外すと、カラーキーで設定されている色が表示されなくなります。より原文に近い表示になるので、マッチ率が関係ないときはチェックを外します。チェックを外してもロックされている分節はグレー背景のままです。
[テキストのみ表示] と [タグの表示]
タグを表示するかどうかの設定です。一部の書式設定タグは、書式としては再現されませんが、[タグの表示] を選択すればタグとして表示されるので、それで確認することもできます。
[カラーキー]
マッチ率によってカラーリングされます。ここにはリストされていませんが、100% マッチもコンテキストマッチと同じ緑色で表示されます。また、100% マッチやコンテキストマッチでも、編集を加えた分節は、インタラクティブ翻訳 (?) として黒色で表示されます。
なんだか、とても「印刷プレビュー」とは思えない充実ぶりです。
メリット
・速い − 訳文生成などはしないので、とにかくすぐに表示されます。
・ファイルの種類を選ばない − エラーなどで訳文生成できないファイルでも表示されます。
・分節ごとではなく、パラグラフごとに表示される − これは、訳文をチェックする段階ではかなり重要です。エディタでは分節ごとに枠線が入るので、どうしても分節単位で訳文を読んでしまいますが、枠線がなくなるだけで、なんとなく全体を通して読めるようになります。
デメリット
・表、図など、レイアウトはほとんど再現されない − 表は再現されません。PowerPoint などの場合は、ちょっと厳しいかもしれないです。
・毎回、新しく表示され、カーソルが先頭に戻る − エディタでどこを編集していたかにかかわらず、プレビューは必ずカーソルが先頭にある状態で表示されます。大きい文書のときは該当箇所を探すのにひと手間かかります。
・変更履歴は履歴付きで表示される − 履歴付きの状態で表示されます。変更後のテキストだけを表示することはできません。
以上です。最近まで、私はこんな機能があることを知らず

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2018年04月01日
Trados のエディタが落ちる!
最近、Trados のエディタがよく落ちます。
何やら、いつのまにかエディタの画面がなくなっていることがたびたびあり、困ったなぁと思っていました。
で、ようやく、1 つの傾向に気づきました。
エディタがよく落ちるのは、office 文書のときです。特に、PowerPoint が最悪な気がします。Word のときも落ちる気がしますが、PowerPoint よりはいいかもしれないです。Excel はあまり落ちない気がします。
Trados のプレビュー機能には、Trados 内のプレビュー画面に訳文を表示する方法と、Word や PowerPoint など原文のプログラムを使って完全に別画面で訳文を表示する方法の 2 種類があります。
Trados 内でプレビュー画面を表示しているとエディタ全体の動きが不安定になるような感じがするので、私は、もっぱら、別画面でプレビューしています。
原文のプログラムを使って別画面で訳文をプレビューする手順は、以下のとおり。
マウス操作なら、[ファイル] > [印刷 & 表示] > [表示方法] > [訳文の XXX]
キーボード操作なら、Ctrl+Shit+P
この方法で表示された PowerPoint などの画面を、右上端の [x] をクリックして閉じると、Trados のエディタがエラーで落ちてしまうのです。
表示されるエラーは、Trados でよくあるこんな感じです。

訳文を入力して、Ctrl+Shit+P でプレビューして、さてさてもう一度エディタに戻ろうと思うと、エディタがない!
ということになります。
対処方法は、以下に気を付ける以外、今のところ思いつきません。
1. エディタ上で保存してから、プレビューする。
2. プレビューの画面を手動で閉じない。
実は、プレビューで表示された画面は自ら手動で閉じる必要はありません。前の画面を開いたまま、再度 Ctrl+Shit+P を押すと、自動で前のプレビューを閉じて新しいプレビューを表示してくれます。(起動しなおしているようなので、時間はかかります。)
最近、プレビューの前に保存する癖がついてきましたが、うっかりすることもたまにあり、泣きたくなります。
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何やら、いつのまにかエディタの画面がなくなっていることがたびたびあり、困ったなぁと思っていました。
で、ようやく、1 つの傾向に気づきました。
外部プログラムで表示したプレビューの画面を手動で閉じると Trados のエディタが落ちる!
エディタがよく落ちるのは、office 文書のときです。特に、PowerPoint が最悪な気がします。Word のときも落ちる気がしますが、PowerPoint よりはいいかもしれないです。Excel はあまり落ちない気がします。
Trados のプレビュー機能には、Trados 内のプレビュー画面に訳文を表示する方法と、Word や PowerPoint など原文のプログラムを使って完全に別画面で訳文を表示する方法の 2 種類があります。
Trados 内でプレビュー画面を表示しているとエディタ全体の動きが不安定になるような感じがするので、私は、もっぱら、別画面でプレビューしています。
原文のプログラムを使って別画面で訳文をプレビューする手順は、以下のとおり。
マウス操作なら、[ファイル] > [印刷 & 表示] > [表示方法] > [訳文の XXX]
キーボード操作なら、Ctrl+Shit+P
この方法で表示された PowerPoint などの画面を、右上端の [x] をクリックして閉じると、Trados のエディタがエラーで落ちてしまうのです。
表示されるエラーは、Trados でよくあるこんな感じです。

訳文を入力して、Ctrl+Shit+P でプレビューして、さてさてもう一度エディタに戻ろうと思うと、エディタがない!

対処方法は、以下に気を付ける以外、今のところ思いつきません。
1. エディタ上で保存してから、プレビューする。
2. プレビューの画面を手動で閉じない。
実は、プレビューで表示された画面は自ら手動で閉じる必要はありません。前の画面を開いたまま、再度 Ctrl+Shit+P を押すと、自動で前のプレビューを閉じて新しいプレビューを表示してくれます。(起動しなおしているようなので、時間はかかります。)
最近、プレビューの前に保存する癖がついてきましたが、うっかりすることもたまにあり、泣きたくなります。
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