2018年06月16日
中山道を歩く(赤坂〜垂井宿)
大垣駅を30分程北上すると中山道にぶつかる。
西に30分程行くと杭瀬川、それを越えてすぐに赤坂港跡との表示、エッ〜港。
海軍さんの街、呉市育ちの私には内陸に港は驚き。
江戸時代、近くの山で採れる石灰や米を、旧杭瀬川を下り桑名に運んでいたそうな。
暫く行くと廃線跡、単線ではあるが未だレールは残っており、
踏切番の小屋の前には遮断機を昇降するハンドルまで。
地元の人によると、貨物列車が走っていたそうな。
勿論、煙を吐き走る蒸気機関車が走っていたのだろう。
当地の産物の石灰を明治から昭和に掛けては汽車で運んでいたのだ。
呉線は今でも単線、煤煙が窓から入って来たのを覚えている。
汽笛が聞こえそう…懐かしい思いで先を急ぐ。
中山道から少しそれた昼飯(ひるい)大塚古墳に立ち寄る。
最近整備された様で綺麗な前方後円墳が拝める。
登ってみると、前方に削られた山みえる。
石灰石を掘っているのだろう、右側には石灰工場が、ここへ来るまでに数軒在った。
現在はトラック輸送なのだろう、歴史を感じます。
帰り際に元気な男性よりミカンを戴く。
84歳だそうだが歩きは早い、若い頃に岩登りに失敗し膝の皿を割ったと話されるが元気、元気。
道中に声を掛けられたり、お土産をもらったり、旅は楽しいものです。
他にも神社、一里塚、いわれのある泉、井戸、枡形の街道などあったが今回はこのくらいで…。
元気なればこそと感謝、感謝。
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