2016年12月18日
引き込まれて‥
図書館で自分好みに捕らわれぬ為、新しく入荷したコーナーから本を選んでいる。
今回紹介する本は、その方針が有ればこそ手にした最たるものだ。
習字はもとより、書とは殆ど縁がない私が選んだ「二重言語国家・日本 国家論」である。
650ページを超える分厚い本で有るが、表紙に題名が記されていない、表裏とも無地だ。
著者は石川九楊、聞いた事がない、誰…。
いかにこの筋に無知であるか分かるであろう。
きっと途中で眠くなり、嫌になり、投げ出すだろうと読み始めた。
ところが妻にからかわれるほど夢中で読み切った。
書と歴史から見た解説で、私には難解な内容だ。
それでも九楊さんの書きっぷりに引き付けられた。
はっきりとした物言いが、私の苦手な内容を解りやすくさせたと思う。
P398の 天皇家の二重言語性 の項で「敬宮 愛子」の書についてを以下に抜粋。
「敬」と「愛」が、どうもどころか相当まずい。活字よりまずい。冗談ではないのです。
歴史的に厳密にやっているようでも、実際には相当壊れてきている…。
おそらく宮内庁の中では能書の人が書いているはずです。かたちを守り、わざわざ毛筆で書いています。形式は残っているけど、実際書く内容たるや、こんなところまで落ちているということです。
どうです。相手が誰であろうとはっきりと自分の意見を述べています。
残念なことに、書に関して無知な私には説明を読んだ後でも「敬」「愛」のまずさが
ピンときませんが…。
それでも最後まで読み誰かに紹介したい思いになりました。
今回紹介する本は、その方針が有ればこそ手にした最たるものだ。
習字はもとより、書とは殆ど縁がない私が選んだ「二重言語国家・日本 国家論」である。
650ページを超える分厚い本で有るが、表紙に題名が記されていない、表裏とも無地だ。
著者は石川九楊、聞いた事がない、誰…。
いかにこの筋に無知であるか分かるであろう。
きっと途中で眠くなり、嫌になり、投げ出すだろうと読み始めた。
ところが妻にからかわれるほど夢中で読み切った。
書と歴史から見た解説で、私には難解な内容だ。
それでも九楊さんの書きっぷりに引き付けられた。
はっきりとした物言いが、私の苦手な内容を解りやすくさせたと思う。
P398の 天皇家の二重言語性 の項で「敬宮 愛子」の書についてを以下に抜粋。
「敬」と「愛」が、どうもどころか相当まずい。活字よりまずい。冗談ではないのです。
歴史的に厳密にやっているようでも、実際には相当壊れてきている…。
おそらく宮内庁の中では能書の人が書いているはずです。かたちを守り、わざわざ毛筆で書いています。形式は残っているけど、実際書く内容たるや、こんなところまで落ちているということです。
どうです。相手が誰であろうとはっきりと自分の意見を述べています。
残念なことに、書に関して無知な私には説明を読んだ後でも「敬」「愛」のまずさが
ピンときませんが…。
それでも最後まで読み誰かに紹介したい思いになりました。
この記事へのコメント