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最後の帰還兵(小野田少尉ではありません)

 誰も責任を取らぬ腑抜け状態の現代にお薦めの本。
「日本国最後の帰還兵 深谷義治とその家族」(株)集英社 著者深谷敏雄
主人公の深谷義治は中国大陸で諜報謀略工作に従事。
中国人と夫婦となり、戦後も任務続行の為、上海に潜伏。
1958年に31才で中国公安に逮捕される。
その後は凄い拷問に耐え、63才で日中平和友好条約締結により特赦。
3人の子供も貧困のどん底、長男も逮捕されるなど、
これ以上の苦労は無い家族を描いている。
そんな境遇でも家族の絆は揺るがず、掲載されている
明るい一家団欒の写真がまぶしい。
中国人の血を引いている為か、お互いに家族を思いやる強さを感じる。
人生にくたびれた方や、イジメで落込んでいる人は読んでみると良いだろう。
これ程のイジメはないという位の過酷さを生き延びた家族全員の根性に感動した。
それでも寝たきりではあるが99才(2014年)を迎えている。
軍人魂がそうさせるのか、家族の強い絆がなせる技か、いやこれが大きな理由だろう。
著者の敏雄氏は主人公の次男である。日本語で立派に小説を書いている。
読書の秋がすぐそこ、本を読みボケ退治としたい。

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ひろあき
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