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5つの世界戦を振り返って(井上尚弥&八重樫東)

ゴールデンウィークを挟んで5つの世界戦が行われた。
その世界戦を振り返ってみる。

いまだ内山選手のショックがいえないが、まずは井上尚弥選手のスーパーフライ級での2度目の防衛戦から。
相手選手が予想以上に目がよくタフであったためKO決着とはならなかったが存分に強さを見せつけた。
また最終ラウンドはダメージや逆転の可能性が望める状態にないことを考慮すれば、明らかにストップすべきだったと思う。
このレフェリーでリング禍が起きないことを願う。

解説でも散々ふれていたように途中で右こぶしを痛めたのかもしれない。
(夜のスポーツ番組で右手だけではなく左手も痛めていたと打ち明けていた)
ただちょっと強引に行き過ぎたかな、肩に力が入りすぎているのではという印象を受けた。

途中相手のパンチを被弾したのは倒すためにわざと相手に攻めさせたのではないかなと思えた。
自分が攻めてばっかりいては倒すのが難しいと感じたのではないか。
相手にただ手を出させるだけではなくあえて被弾することで隙を見せ、相手が攻め込ませることでKOのチャンスをうかがっていたように感じた。
勝手な憶測だが。

あと採点を聞いて一人116−111とつけていたジャッジがいたのにも驚いた。
最終ラウンドダウンを奪っているのでそれまでの採点は106−103もしくは106−104という僅差だったことになる。
あらためてボクシングの難しさを感じた。



八重樫選手は若いころとボクシングのスタイルがだいぶん変わったように思う。
ジャブを起点としてスピードに乗った出入りの激しいボクシングをしていたような記憶がある。
最近は激しい打ち合いを演じ我慢比べのボクシングという印象。

スマートなボクシングが主流だが八重樫選手のようなボクシングは最近珍しい。
魂をぶつかり合いを見ているようで心が熱くなる。
体だけには気をつけて頑張ってほしい。

相手選手の試合後の「ノーダメージだ。明日にでも再戦したいぐらい」という弁は負け惜しみにしか聞こえない。
確かに接戦だったとは思うが試合を見る限り相当なダメージを受けているのは明らかだ。

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プロフィール

アレアッチャ
高校生になる息子を抱えるシングルファーザーです。生活してゆく上で一人親ならではの悩みや工夫等を含め日々感じたことを発信したいと思います。
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